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第26話 決着『黒龍』戦
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「グルルルルルルルルるるるるぅぅぅ」と唸り声が聞こえてくる。
犬や狼が唸り声を鳴らす意味は、警告や威嚇────だけではない。
遊びや興奮。
ならば、それと同じ行為と言うならば───
このドラゴンは戦いを楽しもうとしているのだろう。
狭い通路。 それは黒龍の体よりも狭まかった。
本来は入れない場所でありながら、黒龍は通路は破壊する事で、セリカたちに向かい合っている。
ほぼ、首から先の頭部でしか自由に動かせまい。 ある意味では滑稽に映りかねぬ光景ではあるが────
その迫力は、対峙した者にしか───
その恐怖は、対峙した者にしか───
しかし─── 冒険者は、未知への恐怖心を克服する。
黒龍から発せられた龍の咆哮。 それが戦いの合図《ゴング》となる。
「私が行きます」と叫んで突きを放つのは、前衛職であるセリカ。
「吶喊!」と杭のような武器。 それによる刺突が放たれる。
だが、黒龍は、物言わぬ置物でもなければ、動かぬ置物でもない。
咆哮で開かれた顎は、そのままに───息吹《ブレス》を放った。
セリカは───「計算通り!」と速度を落とさない。
彼女は知っていた。
(既に溜められていた魔力。 肺腑に集中していた。ならば、初手は息吹による範囲攻撃。ならば、私の役割は───)
「───その息吹を切り進み、一撃を与える!」
例え、ドラゴンを相手も一撃必殺を狙う全霊を込めた一撃。 それは彼女の宣言通りに、龍の息吹を切り裂き、その片目に突き刺さった。
「ぐがぁぁぁがぁぁぁぁぁぁ!」と黒龍は、まるで人間のように痛みに悶える。
「これはおまけ! 新魔法を使わせてもらいます!」
セリカのスキル『魔物食い』が発動されてる。
再現されたミノタウロスの力は──── 光の粒子で作られた大斧《バトルアックス》。
魔力で再現された武器。それらと同様に重さがないのだろう。
セリカは腕を振るだけで、巨大な大斧《バトルアックス》で黒龍《ブラックドラゴン》の首を叩いた。
「一撃で断つつもりでしたが……流石に無理ですか」
ギロリと黒龍の目が鋭き輝く。 魔法の大斧を消して、離脱を急ぐセリカであったが、間に合わない。
首を跳ね上げ、セリカを天井に叩きつけた。
さらに、彼女の体を粗食しようと、口を開いた。しかし、それを邪魔する物があった。
「そう簡単にやらせないよ────『茨の鎖』」
魔法名をそのままに、魔法の茨でできた鎖が黒龍《ブラックドラゴン》の首に巻き付いていた。
動きを阻害された怒り。
狙いがセリカから、魔法使いであるナインマンに移った。
「ひぇ、おっかないね。前衛の真似事はできないから、よろしく、シロウ!」
「あぁ、承知しているさ!」と前衛がいなくなった代わりにシロウが前に飛び出した。
前進しながら、『火魔法《ファイア》』と魔法で弾幕を張って行く。
狙いは、残っている片目。 さすがに目蓋《まぶた》と閉じて、顔面の防御を固める黒龍だったが────
「がら空きですよ? あなたの弱点ってココでしょ?」
それはセリカの声。 彼女の黒龍の一撃を受け、床を転がっていた。
かなり低い位置。 そこからならば狙えるはずだ。
ドラゴンの弱点であるはずの『逆鱗』
ドラゴンの喉元にある1枚だけ逆に生えた鱗。 それを狙って、セリカは武器を突き上げる。
「ギャあああああああっっづづつっっ!」
ドラゴンとは思えない断末魔。
セリカは、確信的な手応えを感じた。 しかし、その反面では仕止めきれていないことも分かっていた。
黒龍は、首を降ると彼女を押し潰すために頭を叩き付けた。
「セリカ!」と前進しているシロウであったが、まだ間合いが遠い。
そのシロウに向かって黒龍は何かを吐き出した。
「ぺっ!」と吐き出された塊を、シロウは唾かと誤認識したが、すぐに正体に気づいた。
「息吹《ブレス》! それも高圧縮された物だと!」
すぐさま、避けれないと判断。 手にした斧槍《ハルバード》で切り払う。
しかし、黒龍は高い頭脳を有していた。戦闘で駆け引きや罠ができるほどの高い頭脳を!
「なにっ!」とシロウは驚く。 斧槍の先端が息吹に接触した瞬間に────爆発。
息吹は本来の姿を思い出したかのように炎の渦となり、シロウを飲み込んだ。
「────」と大きな声を上げている。
しかし、その声は炎の幕で遮断。 そもそも音の正体は空気の震動であり、その空気は炎の中では燃料となり、音を伝える事ができなくなくるのだ。
シロウは氷魔法で全身を防御して無事のようだ。
しかし、1人無傷なナインマンには伝わらなかった。
「大丈夫か、シロウ! 今、水魔法を────」
意識がシロウに集中した瞬間、黒龍を捕縛していた彼の魔法が乱れる。
「なっ! 狙いは私だったのか!」
邪魔者がいなくなった黒龍は顎を開き、ナインマンを丸のみにするため迫って────
「────動きが止まった?」
ナインマンを飲み込む直前に黒龍は動きを止めた────否。 動きを抑え込まれたというべきだ。
何が起きたのか? 見れば、黒龍の首元にセリカがいた。
ただの彼女ではない。 『魔物食い』のスキルから、巨大リザードマンの力を発動。
巨大化した彼女は、黒龍《ブラックドラゴン》の首に全身を巻き付かせて、締め上げていたのだ。
彼女の全身から血か零れ落ちている。 鋼鉄よりも硬いとされるドラゴンの鱗。
それが彼女の剛腕によって変形している。 セリカが力を込めれば込めるほどに、彼女の体に突き刺さっているのだ。
「────これは少し残念ですね。 人類で初めてドラゴンを絞め落とした人間になれるチャンスでしたが、これでは無理そうです。最後は頼みましたよ────シロウ!」
「あぁ! 引き受けたぜ!」
龍の息吹によって、全身が焼かれていたはずのシロウ。
しかし、今──── その炎は彼の腕に集められていた。
「ふん、料理人が火加減を間違えて。火傷なんでしたら笑われるからな。これを返させてもらう──── 『火魔法《ファイア》』!」
拳に巻き付いた息吹を殴りつけるように──── 火魔法を黒龍の喉に叩き込んだ。
「やれやれ、どんなにドラゴンの内部が……肺腑が耐火性に優れていても、肺の空気が燃やし尽くされたら、生きてはいけないだろう」
その言葉の通り、シロウの言葉の通りだった。
黒龍は暴れるだけ暴れ、ダンジョンの通路を崩壊させ続けて、動きを止めた。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
「セリカ……あなた、どうして? それにこの方々は?」
聖女リアは信じられないという表情でセリカに話しかけてきた。
「あぁ、助けに来ました。この人たちは新しい仲間……魔法使いのナインマンさんは違いますけど」
「そう、私たちを恨んでいないのね……それは少し残念ね」
「冗談が言えるくらいには無事で良かったです」
「……そんなことより!」と2人の会話に入って来たのはエリスだった。
遭難中、精神が弱っていたはずの彼女であったが、今は興奮気味に向かって来る。
「あなたの戦い方、何ですの!? 私たちといた時と全然違いましてよ!」
「え? あれは『魔物喰い』のスキル効果でして────」とセリカは言葉を止めた。
昔の仲間たちが「────」と少し顔を引きつっていたからだ。
きっと彼女たちも後ろめたいのだろう。
勇者アーサーという求心力《カリスマ》によって、生まれる肯定感。 それがなくなり、自分たちの行為を振り返ったのかもしれない。
少なくとも、遭難の長い時間では、それを考えてるには十分すぎるほどの────
「────ごめんなさい」と最初に頭を下げたのは聖女リアだった。
「私たちは貴方を侮辱しました。 貴方の力を低く見た結果が、これです。許してくださいとは言えません。 それでも、心から頭を下げたいと私は思っています」
「え? いや、私も最初は怒っていましたが、今は気にしていませんよ」
「本当ですか! それなら、仲間に戻ってくれませんか!」
「────え? それは、あの……勇者とか」
「どうでも良いではありませんか、勇者の事なんて……」
「え?」とその発言には、驚いた。
あんなにも勇者アーサーに強い執着を見せていたリアが、ひどく冷たい言葉を勇者に向けて吐いたからだ。
それは、まるで洗脳が解けたかのようにも────
「い、いえ、私も新しい生活がありますので、仲間には戻れません」
「そうですか……それは残念です」と、いつものリアに戻り、悲しそうな笑みを浮かべていた。
それは、どこか不安感がある笑顔。 しかし、遭難が彼女の精神状態を乱しているのだろうと、セリカは気にしなかった。
その一方で気になったのは───
「こうやって竜種の鱗を取って行くスね。 参考になるス!」
「うむ、龍の構造を知り尽くしているようですな。できれば、その技術を教授していただけませんか?」
リューナとミカヅキは切り替えが早く、黒龍の解体をしているシロウの周りをウロウロしている事だった。
犬や狼が唸り声を鳴らす意味は、警告や威嚇────だけではない。
遊びや興奮。
ならば、それと同じ行為と言うならば───
このドラゴンは戦いを楽しもうとしているのだろう。
狭い通路。 それは黒龍の体よりも狭まかった。
本来は入れない場所でありながら、黒龍は通路は破壊する事で、セリカたちに向かい合っている。
ほぼ、首から先の頭部でしか自由に動かせまい。 ある意味では滑稽に映りかねぬ光景ではあるが────
その迫力は、対峙した者にしか───
その恐怖は、対峙した者にしか───
しかし─── 冒険者は、未知への恐怖心を克服する。
黒龍から発せられた龍の咆哮。 それが戦いの合図《ゴング》となる。
「私が行きます」と叫んで突きを放つのは、前衛職であるセリカ。
「吶喊!」と杭のような武器。 それによる刺突が放たれる。
だが、黒龍は、物言わぬ置物でもなければ、動かぬ置物でもない。
咆哮で開かれた顎は、そのままに───息吹《ブレス》を放った。
セリカは───「計算通り!」と速度を落とさない。
彼女は知っていた。
(既に溜められていた魔力。 肺腑に集中していた。ならば、初手は息吹による範囲攻撃。ならば、私の役割は───)
「───その息吹を切り進み、一撃を与える!」
例え、ドラゴンを相手も一撃必殺を狙う全霊を込めた一撃。 それは彼女の宣言通りに、龍の息吹を切り裂き、その片目に突き刺さった。
「ぐがぁぁぁがぁぁぁぁぁぁ!」と黒龍は、まるで人間のように痛みに悶える。
「これはおまけ! 新魔法を使わせてもらいます!」
セリカのスキル『魔物食い』が発動されてる。
再現されたミノタウロスの力は──── 光の粒子で作られた大斧《バトルアックス》。
魔力で再現された武器。それらと同様に重さがないのだろう。
セリカは腕を振るだけで、巨大な大斧《バトルアックス》で黒龍《ブラックドラゴン》の首を叩いた。
「一撃で断つつもりでしたが……流石に無理ですか」
ギロリと黒龍の目が鋭き輝く。 魔法の大斧を消して、離脱を急ぐセリカであったが、間に合わない。
首を跳ね上げ、セリカを天井に叩きつけた。
さらに、彼女の体を粗食しようと、口を開いた。しかし、それを邪魔する物があった。
「そう簡単にやらせないよ────『茨の鎖』」
魔法名をそのままに、魔法の茨でできた鎖が黒龍《ブラックドラゴン》の首に巻き付いていた。
動きを阻害された怒り。
狙いがセリカから、魔法使いであるナインマンに移った。
「ひぇ、おっかないね。前衛の真似事はできないから、よろしく、シロウ!」
「あぁ、承知しているさ!」と前衛がいなくなった代わりにシロウが前に飛び出した。
前進しながら、『火魔法《ファイア》』と魔法で弾幕を張って行く。
狙いは、残っている片目。 さすがに目蓋《まぶた》と閉じて、顔面の防御を固める黒龍だったが────
「がら空きですよ? あなたの弱点ってココでしょ?」
それはセリカの声。 彼女の黒龍の一撃を受け、床を転がっていた。
かなり低い位置。 そこからならば狙えるはずだ。
ドラゴンの弱点であるはずの『逆鱗』
ドラゴンの喉元にある1枚だけ逆に生えた鱗。 それを狙って、セリカは武器を突き上げる。
「ギャあああああああっっづづつっっ!」
ドラゴンとは思えない断末魔。
セリカは、確信的な手応えを感じた。 しかし、その反面では仕止めきれていないことも分かっていた。
黒龍は、首を降ると彼女を押し潰すために頭を叩き付けた。
「セリカ!」と前進しているシロウであったが、まだ間合いが遠い。
そのシロウに向かって黒龍は何かを吐き出した。
「ぺっ!」と吐き出された塊を、シロウは唾かと誤認識したが、すぐに正体に気づいた。
「息吹《ブレス》! それも高圧縮された物だと!」
すぐさま、避けれないと判断。 手にした斧槍《ハルバード》で切り払う。
しかし、黒龍は高い頭脳を有していた。戦闘で駆け引きや罠ができるほどの高い頭脳を!
「なにっ!」とシロウは驚く。 斧槍の先端が息吹に接触した瞬間に────爆発。
息吹は本来の姿を思い出したかのように炎の渦となり、シロウを飲み込んだ。
「────」と大きな声を上げている。
しかし、その声は炎の幕で遮断。 そもそも音の正体は空気の震動であり、その空気は炎の中では燃料となり、音を伝える事ができなくなくるのだ。
シロウは氷魔法で全身を防御して無事のようだ。
しかし、1人無傷なナインマンには伝わらなかった。
「大丈夫か、シロウ! 今、水魔法を────」
意識がシロウに集中した瞬間、黒龍を捕縛していた彼の魔法が乱れる。
「なっ! 狙いは私だったのか!」
邪魔者がいなくなった黒龍は顎を開き、ナインマンを丸のみにするため迫って────
「────動きが止まった?」
ナインマンを飲み込む直前に黒龍は動きを止めた────否。 動きを抑え込まれたというべきだ。
何が起きたのか? 見れば、黒龍の首元にセリカがいた。
ただの彼女ではない。 『魔物食い』のスキルから、巨大リザードマンの力を発動。
巨大化した彼女は、黒龍《ブラックドラゴン》の首に全身を巻き付かせて、締め上げていたのだ。
彼女の全身から血か零れ落ちている。 鋼鉄よりも硬いとされるドラゴンの鱗。
それが彼女の剛腕によって変形している。 セリカが力を込めれば込めるほどに、彼女の体に突き刺さっているのだ。
「────これは少し残念ですね。 人類で初めてドラゴンを絞め落とした人間になれるチャンスでしたが、これでは無理そうです。最後は頼みましたよ────シロウ!」
「あぁ! 引き受けたぜ!」
龍の息吹によって、全身が焼かれていたはずのシロウ。
しかし、今──── その炎は彼の腕に集められていた。
「ふん、料理人が火加減を間違えて。火傷なんでしたら笑われるからな。これを返させてもらう──── 『火魔法《ファイア》』!」
拳に巻き付いた息吹を殴りつけるように──── 火魔法を黒龍の喉に叩き込んだ。
「やれやれ、どんなにドラゴンの内部が……肺腑が耐火性に優れていても、肺の空気が燃やし尽くされたら、生きてはいけないだろう」
その言葉の通り、シロウの言葉の通りだった。
黒龍は暴れるだけ暴れ、ダンジョンの通路を崩壊させ続けて、動きを止めた。
・・・
・・・・・・
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「セリカ……あなた、どうして? それにこの方々は?」
聖女リアは信じられないという表情でセリカに話しかけてきた。
「あぁ、助けに来ました。この人たちは新しい仲間……魔法使いのナインマンさんは違いますけど」
「そう、私たちを恨んでいないのね……それは少し残念ね」
「冗談が言えるくらいには無事で良かったです」
「……そんなことより!」と2人の会話に入って来たのはエリスだった。
遭難中、精神が弱っていたはずの彼女であったが、今は興奮気味に向かって来る。
「あなたの戦い方、何ですの!? 私たちといた時と全然違いましてよ!」
「え? あれは『魔物喰い』のスキル効果でして────」とセリカは言葉を止めた。
昔の仲間たちが「────」と少し顔を引きつっていたからだ。
きっと彼女たちも後ろめたいのだろう。
勇者アーサーという求心力《カリスマ》によって、生まれる肯定感。 それがなくなり、自分たちの行為を振り返ったのかもしれない。
少なくとも、遭難の長い時間では、それを考えてるには十分すぎるほどの────
「────ごめんなさい」と最初に頭を下げたのは聖女リアだった。
「私たちは貴方を侮辱しました。 貴方の力を低く見た結果が、これです。許してくださいとは言えません。 それでも、心から頭を下げたいと私は思っています」
「え? いや、私も最初は怒っていましたが、今は気にしていませんよ」
「本当ですか! それなら、仲間に戻ってくれませんか!」
「────え? それは、あの……勇者とか」
「どうでも良いではありませんか、勇者の事なんて……」
「え?」とその発言には、驚いた。
あんなにも勇者アーサーに強い執着を見せていたリアが、ひどく冷たい言葉を勇者に向けて吐いたからだ。
それは、まるで洗脳が解けたかのようにも────
「い、いえ、私も新しい生活がありますので、仲間には戻れません」
「そうですか……それは残念です」と、いつものリアに戻り、悲しそうな笑みを浮かべていた。
それは、どこか不安感がある笑顔。 しかし、遭難が彼女の精神状態を乱しているのだろうと、セリカは気にしなかった。
その一方で気になったのは───
「こうやって竜種の鱗を取って行くスね。 参考になるス!」
「うむ、龍の構造を知り尽くしているようですな。できれば、その技術を教授していただけませんか?」
リューナとミカヅキは切り替えが早く、黒龍の解体をしているシロウの周りをウロウロしている事だった。
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