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Training:ウィリウス3 ♡
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ウィリウス調教回後編です。前中編同様、あかんなと思ったら逃げてください。
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快楽の余韻に浸りながら、ゆっくり上体を離す。ウィリウスはまだ陶然とした様子で宙を見ていた。時折びくっと体が跳ねる。精液以外に潮でも噴いていたのか、改めて眺めた彼の体はべっとりと濡れていた。もう1回、とねだりたくなるのを堪えて、まずは辞書を確認する。
一度の性交で何度も達したらしいウィリウスのステータスは、半分以上がこちらの支配下にあると示していた。この調子なら案外早く屈服させることができるだろう。他へ意識を向けていても、彼が拘束を解こうと暴れることはなかった。
「…………なぁ」
「ん? 何、喉乾いた?」
静かに声をかけられて、ウィリウスの方を向く。彼はどこかぼんやりと、迷うような表情でこちらを見上げていた。
「いや……、シシーはどこに行ったんだ」
強い萌葱色の瞳が、まっすぐこちらを見ている。シシー、とは、きっとこの体の名前なのだろう。言外にお前は誰だと言われて、自分でも、どう答えるべきか少し迷ってしまった。
「俺、シシーじゃないのかな?」
「俺が聞いてんだよ……。表情も話し方も一人称も違うし、俺はお前が誰か知らない」
「そっかあ」
じ、っと見上げてくる彼は、ある程度の冷静さを取り戻して落ち着いている。その彼をして、自分は『シシー』ではないらしい。でははて、自分の名前は何だったかと聞かれると、首を傾げてしまう。ステータスを確認しても、そこには『体の名前』しか明記されていない。
ここが、自分のやっていたゲームと同じ世界観で、BL版の初期拠点だということは分かる。今、自分の下でぐったりしている男が最初に選べるプレイアブルキャラクターの1人だということも。ただ、では初期奴隷である自分はと言われると……どうだろう、そこまで深い設定はないモブだったという覚えしかない。量産型のノーマルキャラだし、名前やら容姿も好きに決められた。
今ここにいる体はもちろん、リアルに生きている感覚が分かるからして今まで生きてきたのだろうが、昨日何をしていたのかは全く思い出せない。そもそも、ここで目覚めるまでどこで生きていたのかも。
「んー……思い出せない。ウィリウスが決めて良いよ」
「はぁ? じゃあうちのシシーどこやったんだよ。せっかく実家から連れてきた奴隷なのに」
「それも分かんないなー。俺が乗っ取っちゃったかも」
両手片足を拘束されたままで呆れた顔をするウィリウスはなかなか豪胆だと思う。ベッドサイドからタオルを取り出して軽く汚れを拭いながら、悪戯で胸板を揉んでみる。投げやりに身をよじるのと同時に、挿れたままの中がきゅうと締まった。
「ん、ぁ……、まぁ親父にあてがわれた奴だから思い入れ無いけどよ……」
「あ、そうなの?」
ゲームでは早々にお役御免になる低級奴隷なので全然考えていなかった……子供の頃からの主従でとか言われなくて良かったよ。ぼうっと目を細めて、それからウィリウスはぽつりと呟く。
「じゃあ、『シン』とかで良いんじゃねぇの。シシーと似てて簡単な名前で」
「お、良いね。じゃあシンって呼んで」
「ん……、ぁ、おい……デカくすんな、っんあ」
「かわい。胸感じる? もう1回しよう」
まだ繋がっているから、触ると腰や中が動いているのも分かる。動かす手に合わせてはふ、と息が漏れるのも欲をそそった。少し経ってまた固さの戻った陰茎を中で感じたのか、ウィリウスの眉根がぎゅっと寄る。
「も、しんどいから……ぁ、あっん、前弄んな、出る……ッ」
ゆるく芯を持ち始めた彼のものを触ってやれば、上がり切った感度が下がらないのかすぐに震えて薄い精液を吐き出した。しつこく先端を撫でてみる。蕩け切った甘い声をあげながら、またぷしゃりと潮を吹いた。ガクガク腰が揺れて、中が締め付けられる。ゲームで見られなかった新規スチルとボイスが一気に差し出された気分だ。
「あぁああああ……あー、ああーーぁ、漏れる、っぅゔーーーー……っは、くるし、っいく……!」
「えっろ……いっぱいイくとこ見せてよ」
「っひぃ……は、ヤんなら、早くしろよぉ……!」
ぐいと腰が押し付けられる。えっろいなぁ、と思いながら、自分でも我慢の限界だったのでゆっくり腰を動かした。すぐに粘着質な音がし始める。
「あっ、あっ……そこ、腹側のとこ気持ちぃ……」
「意外と乗り気なんだ? もうちょっと嫌われるかと思ってた」
うっとりした甘い喘ぎ。もう少し抵抗されるかなと思っていたので、嬉しいけれど少々怖い気がする。まあ、順調に計画が進んでいるのは良いことだ。
眉根は寄っているけれど、蕩けた顔で見上げてくるウィリウス。喋る余裕がないのか何も言わずに腕を動かした。じゃら、と手錠が鳴る。お前のせいだろ、と言われている気がした。
「あは、それは分かってるけど。えっちも乗り気だしさ……キスしていい?」
「ふぁ、あぅ……、ん」
これは洗脳だろうか。それとも懐柔? 改竄? 名称はどうでも良い。ただ、ずっと嫌な思いをされないなら良いか、と投げやりに思った。べ、と出された舌を食む。熱くて柔い。2回目だからか興奮はそこまで強くなく、ゆるゆると肉壁を擦り続ける。ちゅ、ちゅ、と小さくリップ音が響いているのもあいまって、どことなく空気まで甘かった。
「あー……ウィリウスかわいい。すき」
自由な方の足が、懐くみたいに背中へ回ってくるのがいじましい。そのまま彼の調子に合わせて、頂へ昇る。強烈な快とは違って接合部から溶ける気分だった。拘束なんて全部外して愛したくなるのを、ぐっと堪えて首元を吸うだけに留める。
「ふぁ、ンっ、い、く。んむぅ……ぅ、う」
「は、……俺も」
絶頂の瞬間痙攣するように跳ねたウィリウスは、そのまま目を閉じて気絶してしまった。法悦がおさまって、ゆっくりと繋がりを解く。
後始末しなきゃな、と思いながらベッドの空いたスペースに横になった。おざなりにタオルで2人の体を拭く。体はだるかったけれど、ウィリウスの服従度合いは随分上がった。明日には隷属の鎖を外しても平気かもしれない。
楽しみだな、と思った。
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快楽の余韻に浸りながら、ゆっくり上体を離す。ウィリウスはまだ陶然とした様子で宙を見ていた。時折びくっと体が跳ねる。精液以外に潮でも噴いていたのか、改めて眺めた彼の体はべっとりと濡れていた。もう1回、とねだりたくなるのを堪えて、まずは辞書を確認する。
一度の性交で何度も達したらしいウィリウスのステータスは、半分以上がこちらの支配下にあると示していた。この調子なら案外早く屈服させることができるだろう。他へ意識を向けていても、彼が拘束を解こうと暴れることはなかった。
「…………なぁ」
「ん? 何、喉乾いた?」
静かに声をかけられて、ウィリウスの方を向く。彼はどこかぼんやりと、迷うような表情でこちらを見上げていた。
「いや……、シシーはどこに行ったんだ」
強い萌葱色の瞳が、まっすぐこちらを見ている。シシー、とは、きっとこの体の名前なのだろう。言外にお前は誰だと言われて、自分でも、どう答えるべきか少し迷ってしまった。
「俺、シシーじゃないのかな?」
「俺が聞いてんだよ……。表情も話し方も一人称も違うし、俺はお前が誰か知らない」
「そっかあ」
じ、っと見上げてくる彼は、ある程度の冷静さを取り戻して落ち着いている。その彼をして、自分は『シシー』ではないらしい。でははて、自分の名前は何だったかと聞かれると、首を傾げてしまう。ステータスを確認しても、そこには『体の名前』しか明記されていない。
ここが、自分のやっていたゲームと同じ世界観で、BL版の初期拠点だということは分かる。今、自分の下でぐったりしている男が最初に選べるプレイアブルキャラクターの1人だということも。ただ、では初期奴隷である自分はと言われると……どうだろう、そこまで深い設定はないモブだったという覚えしかない。量産型のノーマルキャラだし、名前やら容姿も好きに決められた。
今ここにいる体はもちろん、リアルに生きている感覚が分かるからして今まで生きてきたのだろうが、昨日何をしていたのかは全く思い出せない。そもそも、ここで目覚めるまでどこで生きていたのかも。
「んー……思い出せない。ウィリウスが決めて良いよ」
「はぁ? じゃあうちのシシーどこやったんだよ。せっかく実家から連れてきた奴隷なのに」
「それも分かんないなー。俺が乗っ取っちゃったかも」
両手片足を拘束されたままで呆れた顔をするウィリウスはなかなか豪胆だと思う。ベッドサイドからタオルを取り出して軽く汚れを拭いながら、悪戯で胸板を揉んでみる。投げやりに身をよじるのと同時に、挿れたままの中がきゅうと締まった。
「ん、ぁ……、まぁ親父にあてがわれた奴だから思い入れ無いけどよ……」
「あ、そうなの?」
ゲームでは早々にお役御免になる低級奴隷なので全然考えていなかった……子供の頃からの主従でとか言われなくて良かったよ。ぼうっと目を細めて、それからウィリウスはぽつりと呟く。
「じゃあ、『シン』とかで良いんじゃねぇの。シシーと似てて簡単な名前で」
「お、良いね。じゃあシンって呼んで」
「ん……、ぁ、おい……デカくすんな、っんあ」
「かわい。胸感じる? もう1回しよう」
まだ繋がっているから、触ると腰や中が動いているのも分かる。動かす手に合わせてはふ、と息が漏れるのも欲をそそった。少し経ってまた固さの戻った陰茎を中で感じたのか、ウィリウスの眉根がぎゅっと寄る。
「も、しんどいから……ぁ、あっん、前弄んな、出る……ッ」
ゆるく芯を持ち始めた彼のものを触ってやれば、上がり切った感度が下がらないのかすぐに震えて薄い精液を吐き出した。しつこく先端を撫でてみる。蕩け切った甘い声をあげながら、またぷしゃりと潮を吹いた。ガクガク腰が揺れて、中が締め付けられる。ゲームで見られなかった新規スチルとボイスが一気に差し出された気分だ。
「あぁああああ……あー、ああーーぁ、漏れる、っぅゔーーーー……っは、くるし、っいく……!」
「えっろ……いっぱいイくとこ見せてよ」
「っひぃ……は、ヤんなら、早くしろよぉ……!」
ぐいと腰が押し付けられる。えっろいなぁ、と思いながら、自分でも我慢の限界だったのでゆっくり腰を動かした。すぐに粘着質な音がし始める。
「あっ、あっ……そこ、腹側のとこ気持ちぃ……」
「意外と乗り気なんだ? もうちょっと嫌われるかと思ってた」
うっとりした甘い喘ぎ。もう少し抵抗されるかなと思っていたので、嬉しいけれど少々怖い気がする。まあ、順調に計画が進んでいるのは良いことだ。
眉根は寄っているけれど、蕩けた顔で見上げてくるウィリウス。喋る余裕がないのか何も言わずに腕を動かした。じゃら、と手錠が鳴る。お前のせいだろ、と言われている気がした。
「あは、それは分かってるけど。えっちも乗り気だしさ……キスしていい?」
「ふぁ、あぅ……、ん」
これは洗脳だろうか。それとも懐柔? 改竄? 名称はどうでも良い。ただ、ずっと嫌な思いをされないなら良いか、と投げやりに思った。べ、と出された舌を食む。熱くて柔い。2回目だからか興奮はそこまで強くなく、ゆるゆると肉壁を擦り続ける。ちゅ、ちゅ、と小さくリップ音が響いているのもあいまって、どことなく空気まで甘かった。
「あー……ウィリウスかわいい。すき」
自由な方の足が、懐くみたいに背中へ回ってくるのがいじましい。そのまま彼の調子に合わせて、頂へ昇る。強烈な快とは違って接合部から溶ける気分だった。拘束なんて全部外して愛したくなるのを、ぐっと堪えて首元を吸うだけに留める。
「ふぁ、ンっ、い、く。んむぅ……ぅ、う」
「は、……俺も」
絶頂の瞬間痙攣するように跳ねたウィリウスは、そのまま目を閉じて気絶してしまった。法悦がおさまって、ゆっくりと繋がりを解く。
後始末しなきゃな、と思いながらベッドの空いたスペースに横になった。おざなりにタオルで2人の体を拭く。体はだるかったけれど、ウィリウスの服従度合いは随分上がった。明日には隷属の鎖を外しても平気かもしれない。
楽しみだな、と思った。
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