好きな子を寝取られそうになりました。

主人公のあいさつ

学校でも、家の道場でも、ひたすら剣道に明け暮れていて、それ以外でも勉強に費やしてるから、まともに恋愛ができない。そんな俺に好きな子ができてしまった。

おっと、自己紹介しないとね、俺の名前は上泉繁綱しげつな、どこにでもいる………って訳じゃないな。剣豪の末裔なんだ。
俺はこの勝雪しょうせつ高校に来た………が、友達が圧倒的に少ない。陰キャといえば陰キャだが、1番の原因は転校だろう。
田舎から東京に引っ越してきて、友達作り1からやり直し。というか、幸いにもそこには1人、幼なじみの愛がいる。というか、その子が俺の好きな子なんだけど。
だが、問題があって、俺は田舎者だったから、東京の、しかも進学校でやってけるかと思ったら、まず入学式で方言が出てしまい、そのままいじめられるようになってしまった。本当に情けない。

ある日、俺のいじめっ子、九頭たけしは、どうやら俺の好きな子を狙ってるようだと知ってしまった………
(あいつお金持ちだからなぁ………)