好きな子を寝取られそうになりました。

ヨシフ

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(最終回)告白

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「やめて!何をする気なの!?」
愛の声がする。
俺は走って愛を探す。すると、人気のない裏門に愛を襲おうとする九頭がいた。
「おい、何してる。」
「は?一緒に帰ろうとしただけ。なんか文句あんの?」
「お前彼女のこと阿久津って言ってたよな。」
「うるせぇ!犯罪者は黙ってろ!」
すると、九頭は俺の事を殴ってきた。
俺は今、隠れて録音している。
「愛、今のうちに逃げて!」
「あ、うん!」
「あ、おい!」
九頭は愛を追いかけようとした。
俺は、それを必死で手で止めた。
「てめぇ、犯罪者のくせによ!」
「俺を殴った時点でお前も犯罪者だぞ。」
「変な理論並べやがってよ!」
すると、生徒指導の先生と阿久津が来た。
「何やってるんだ!」
「あ、先生!この人、女の子をレイプしようとしました!」
阿久津が
「え?浮気!?」
先生は
「なんか証拠はあるんか?」
そして、俺は昨日スクショしたTwitterの画像を見せた。
録音も聞かせた。
そして、下着が入った九頭のカバンの画像も見せた。
「………」
九頭が絶句する。
「九頭くん、上泉くん、職員室に来なさい。」

職員室で、この事の詳細を話し、九頭には退学処分が命じられた。
次の日、この事がクラスに伝わって、冤罪が晴れた。
昼休み、冤罪をかけられてからいつもだった屋上でぼっち飯をしていると………
「ねぇ、繁くん………」
「愛?」
「うん。ごめんね、変な噂信じちゃって。」
「大丈夫だよ。俺の方こそごめんね。騒がせちゃって。」
「大丈夫だよ。私、繁くんに助けてもらったもん。」
「そっか。」
「繁くん………私ね、繁くんがかっこよかった。好きになっちゃったよ。」
「そっか。」
「付き合って欲しい。」
「うん。俺も好きだから。ありがとう。これからよろしくね。」
こうして、俺は彼女ができてしまった。

その後九頭は、どうやらTwitter垢は凍結にされ、学校も退学になった。 
俺は、高校を出て、大学を出て、好きだった剣道を教えたいと、体育の先生となって、活躍していく。
愛も、俺について行きたいと言い、教師になった。
結婚した事も話しちゃう?
とにかく幸せだ。
「繁くんの名前の意味って何?」
「それはね、綱がいつまでも繋がる。綱は世代とか幸せとか、繁は繋がる。世代がいつまでも続く、幸せがいつまでも続くって意味なんだ。」
「なーんだ!全然ダサくないよ!」
「ありがとう!」
この会話、九頭に聞かせてやりたいわw
END
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