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旅の果て
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とある屋敷の庭にあるロッキングチェアに身を預け、静かに目を閉じている老人がいた。
髪の毛と髭の全てが真っ白に染められている様子から、かなりの高齢であろうと推測される。
規則正しい呼吸を繰り返すその姿は、どうやらうたた寝をしているようだ。
春の陽気に晒されて気持ちよさそうな顔に、時折口元が笑みで形作られるていることからもよほどいい夢を見ているのだろう。
そんな老人の元へお盆を手にした年老いた女性が近付いて来た。
椅子の近くにあるテーブルにお盆の上からカップとポットを並べて終えると椅子に腰かけ、ロッキングチェアで眠る老人が目覚めるのを静かに待っている。
穏やかな時間が流れ、眠りから目覚めた老人がテーブルにいた老女に気付く。
「……あぁ、なんだ。いたのか。起こしてくれればいいのに」
「よく眠っておいででしたから。お茶を淹れましょうか」
手慣れた様子でお茶が淹れられ、二人分がテーブルの上にすぐに用意された。
それに手を伸ばして口に運ぶと、お茶の香りと春の空気が二人の間を漂う。
「それでどんな夢を見てらしたんです?」
「ん?…うん、昔のことをな」
「昔…もしかして旅をしていたころですか?」
「そう…あの頃の自分を夢に見たら随分と懐かしくて、つい目覚めるのが惜しくなってしまったよ」
遠くを見るような目をする老人の脳裏には、若かりし頃の光景が蘇っていた。
自由気ままな冒険者として世界を見て回り、多くの友との出会いと別れも経験した。
国を揺るがす重大な事件にも巻き込まれたし、他愛もない小さな騒動に追われたこともまたいい思い出となっている。
荒事を退けているうちに名が売れると争いごとに遭遇する機会も増え、その内に何度かの戦火を潜り抜けて貴族の地位を手にしてからは領地の運営に四苦八苦して今の暮らしに繋がっていく。
一緒に旅をしていた少女と恋に落ち、結婚をして子をもうけ、孫にも恵まれた。
家督を子に譲ってからは片田舎で隠居の身と決め込み、こうして愛する妻と一緒にゆったりとお茶を楽しめる。
これ以上望むべくない、平穏な幸せを手に出来たと胸を張って言えるだろう。
チラリと目の前に座る妻へと目がいく。
「どうかなさいました?」
それに気付いて小首を傾げるその姿は、歳をとっても昔と変わらないものを感じさせる。
「ん…いや、私も歳をとったが君は変わらないな」
「まあ、どうしたんです?そんなことを言うなんて」
照れた様に頬に手を添えてそう言う彼女は、歳をとって尚愛嬌のある仕草が妙に似合っていた。
「この大陸を自由に旅をしてた頃は楽しかった」
「そうですね。初めは二人きりの旅でしたが、その内仲間も増えていって」
「移動手段も段々と大袈裟になっていったな」
「ふふふっ本当に。船を使うようになった時は本当に驚きましたよ。…でも、そんな仲間たちも旅を終えてそれぞれの道を歩んでいって。中にはもう会えない人も…」
「うん…生きている以上、避けえないとはいえ、こたえる物があったなぁ」
しみじみとした空気になった二人だったが、それを振り払うように一際明るい声が上がる。
「そうそう。アイリーンさんからお手紙が来てましたよ。またソーマルガで新しい遺跡が見つかって、発掘隊の指揮を執るんですって」
「ははは、あの人もまだまだ若いな。随分前に年齢を理由に伯爵位を息子に譲ったはずだろうに、遺跡の発掘に関わったらまた息子に小言を言われるんじゃないか?」
「発掘隊にお孫さんが混じってるそうですよ。アイリーンさんはお孫さんに大層甘いですからね。きっと一緒に遺跡の調査をしたかったんでしょうね」
遠く離れた友の近況を口にすると、自然と笑顔が咲いていく。
共通の友人の話題というのはやはり盛り上がるものだ。
「アイリーンさんも家督を譲ったし、マクシムも引退はしたが孫の教育に力を入れてるらしい。シペアは枢機卿になったらしいけど、早く引退したいと手紙で愚痴っていたよ」
「シペアは相変わらずですね」
「全くだ。……だが、やはり時の流れを感じると、つい思い出に耽りたくなる。これも年寄りの性かな」
「いいじゃありませんか。楽しかったころを思い出すのは悪い事ではないでしょう」
「そうだろうか?……いや、それもそうか」
一陣の風が吹き、それきり二人の会話が止む。
沈黙の降りるこの間は決して二人にとって嫌なものではなく、長年連れ添った二人だからこそ感じる繋がりが静けさを暖かなものへと変えていく。
不意に、今この時にこそ言うべきかと思った男性が口を開く。
「…君に出会えて私は幸せだったよ」
「私もです。兄が死んで、あなただけが私の家族になりました。ずっと一緒にいたいと昔から願っていましたから」
「そうか…。パーラ、愛しているよ」
「まあ…ふふ、ええ。私もですよ、愛していますアンディ」
長い旅の果てに辿り着いた穏やかな時間。
決して平たんな人生だと言えないが、それでも手にした物は多く、一瞬一瞬が幸せだった。
唐突に始まった新しい人生、少年は自らの数奇な運命と激動の時代を歩み、愛する人と出会った。
多くの出会いと別れの旅の果て、今この時こそがアンディという物語の終着点。
隣にいる大切な人と共に歩く、それこそが人生の本当の歩き方なのかもしれない。
まだ残された時間は長く、そしてそれをどう過ごすかは彼ら次第だ。
~fin~
「と言う夢を見たんだが、どう思う?」
ベッドの横にはいつもの様子でパーラが立っている。
寝坊した俺を起こしに来たのだが、ついさっきまで見ていた夢を律儀に全部聞いてくれていた。
「いいから早く起きて。ギルドに行くよ。……ま、まあ私がアンディと結婚するのは別におかしくないけど…」
「え?何だって?」
「何でもない!」
「お、おう…?」
力強く返って来た声に訝るが、その顔が赤いのはなぜなのだろうか?
人生という名の旅はまだまだ続く……。
髪の毛と髭の全てが真っ白に染められている様子から、かなりの高齢であろうと推測される。
規則正しい呼吸を繰り返すその姿は、どうやらうたた寝をしているようだ。
春の陽気に晒されて気持ちよさそうな顔に、時折口元が笑みで形作られるていることからもよほどいい夢を見ているのだろう。
そんな老人の元へお盆を手にした年老いた女性が近付いて来た。
椅子の近くにあるテーブルにお盆の上からカップとポットを並べて終えると椅子に腰かけ、ロッキングチェアで眠る老人が目覚めるのを静かに待っている。
穏やかな時間が流れ、眠りから目覚めた老人がテーブルにいた老女に気付く。
「……あぁ、なんだ。いたのか。起こしてくれればいいのに」
「よく眠っておいででしたから。お茶を淹れましょうか」
手慣れた様子でお茶が淹れられ、二人分がテーブルの上にすぐに用意された。
それに手を伸ばして口に運ぶと、お茶の香りと春の空気が二人の間を漂う。
「それでどんな夢を見てらしたんです?」
「ん?…うん、昔のことをな」
「昔…もしかして旅をしていたころですか?」
「そう…あの頃の自分を夢に見たら随分と懐かしくて、つい目覚めるのが惜しくなってしまったよ」
遠くを見るような目をする老人の脳裏には、若かりし頃の光景が蘇っていた。
自由気ままな冒険者として世界を見て回り、多くの友との出会いと別れも経験した。
国を揺るがす重大な事件にも巻き込まれたし、他愛もない小さな騒動に追われたこともまたいい思い出となっている。
荒事を退けているうちに名が売れると争いごとに遭遇する機会も増え、その内に何度かの戦火を潜り抜けて貴族の地位を手にしてからは領地の運営に四苦八苦して今の暮らしに繋がっていく。
一緒に旅をしていた少女と恋に落ち、結婚をして子をもうけ、孫にも恵まれた。
家督を子に譲ってからは片田舎で隠居の身と決め込み、こうして愛する妻と一緒にゆったりとお茶を楽しめる。
これ以上望むべくない、平穏な幸せを手に出来たと胸を張って言えるだろう。
チラリと目の前に座る妻へと目がいく。
「どうかなさいました?」
それに気付いて小首を傾げるその姿は、歳をとっても昔と変わらないものを感じさせる。
「ん…いや、私も歳をとったが君は変わらないな」
「まあ、どうしたんです?そんなことを言うなんて」
照れた様に頬に手を添えてそう言う彼女は、歳をとって尚愛嬌のある仕草が妙に似合っていた。
「この大陸を自由に旅をしてた頃は楽しかった」
「そうですね。初めは二人きりの旅でしたが、その内仲間も増えていって」
「移動手段も段々と大袈裟になっていったな」
「ふふふっ本当に。船を使うようになった時は本当に驚きましたよ。…でも、そんな仲間たちも旅を終えてそれぞれの道を歩んでいって。中にはもう会えない人も…」
「うん…生きている以上、避けえないとはいえ、こたえる物があったなぁ」
しみじみとした空気になった二人だったが、それを振り払うように一際明るい声が上がる。
「そうそう。アイリーンさんからお手紙が来てましたよ。またソーマルガで新しい遺跡が見つかって、発掘隊の指揮を執るんですって」
「ははは、あの人もまだまだ若いな。随分前に年齢を理由に伯爵位を息子に譲ったはずだろうに、遺跡の発掘に関わったらまた息子に小言を言われるんじゃないか?」
「発掘隊にお孫さんが混じってるそうですよ。アイリーンさんはお孫さんに大層甘いですからね。きっと一緒に遺跡の調査をしたかったんでしょうね」
遠く離れた友の近況を口にすると、自然と笑顔が咲いていく。
共通の友人の話題というのはやはり盛り上がるものだ。
「アイリーンさんも家督を譲ったし、マクシムも引退はしたが孫の教育に力を入れてるらしい。シペアは枢機卿になったらしいけど、早く引退したいと手紙で愚痴っていたよ」
「シペアは相変わらずですね」
「全くだ。……だが、やはり時の流れを感じると、つい思い出に耽りたくなる。これも年寄りの性かな」
「いいじゃありませんか。楽しかったころを思い出すのは悪い事ではないでしょう」
「そうだろうか?……いや、それもそうか」
一陣の風が吹き、それきり二人の会話が止む。
沈黙の降りるこの間は決して二人にとって嫌なものではなく、長年連れ添った二人だからこそ感じる繋がりが静けさを暖かなものへと変えていく。
不意に、今この時にこそ言うべきかと思った男性が口を開く。
「…君に出会えて私は幸せだったよ」
「私もです。兄が死んで、あなただけが私の家族になりました。ずっと一緒にいたいと昔から願っていましたから」
「そうか…。パーラ、愛しているよ」
「まあ…ふふ、ええ。私もですよ、愛していますアンディ」
長い旅の果てに辿り着いた穏やかな時間。
決して平たんな人生だと言えないが、それでも手にした物は多く、一瞬一瞬が幸せだった。
唐突に始まった新しい人生、少年は自らの数奇な運命と激動の時代を歩み、愛する人と出会った。
多くの出会いと別れの旅の果て、今この時こそがアンディという物語の終着点。
隣にいる大切な人と共に歩く、それこそが人生の本当の歩き方なのかもしれない。
まだ残された時間は長く、そしてそれをどう過ごすかは彼ら次第だ。
~fin~
「と言う夢を見たんだが、どう思う?」
ベッドの横にはいつもの様子でパーラが立っている。
寝坊した俺を起こしに来たのだが、ついさっきまで見ていた夢を律儀に全部聞いてくれていた。
「いいから早く起きて。ギルドに行くよ。……ま、まあ私がアンディと結婚するのは別におかしくないけど…」
「え?何だって?」
「何でもない!」
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人生という名の旅はまだまだ続く……。
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