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第19話 招待状
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はー……はー……と荒い呼吸を繰り返す私たち。
アステルの仲裁でなんとか喧嘩をやめた。
それにしても、エルフの男といっても中々力がある。
「子犬といえど、流石は獣だな……まさか僕が本気を出す羽目になるとは」
「二人とも大丈夫? 服がボロボロだ」
心配そうなアステルとは正反対に、ヴァイスはくっくっと以前として笑みを浮かべていた。
「面白い女だな。姉さんとは正反対だ」
「そりゃどうも」
どーせ私にはお淑やかさの欠片もありませんよ!
「僕は君のような女、嫌いじゃないよ」
思わず顔を引きつらせる私。何だこいつ? 女なら誰でも良いのか?
すると、なぜかアステルが面白くなさそうな顔で唇を尖らせていた。
「ヴァイスさんもういいでしょう、あまりステラをからかわないでください」
「からかってないさ、割と本気で口説いてるつもりだったんだけどな」
「ま、顔は良いですね顔は」
他は最悪だけども。
「ええ!? 」
なぜか驚くアステルと嬉しそうなヴァイス。
「……ステラってああいう男の人が好きなの? 」
「へ? 」
いや何でもない! と首を振るアステル。
変なアステル。
「……ふむ、青春の予感」
ヴァイスが小さく呟いたのを私は聞き逃さなかった。
一体どういう意味……?
そして彼はこう続ける。
「そういえばアステルはどんな女性が好きなのかい? お前もそろそろ婚約の相手を見つけなければいけないからね」
そうか、アステルも十八歳。一応王族なんだしそういうことも決めなきゃね。
サポートすると言ったものの、王族のそういう事情は良く分からないな……。
「ええ!? どういう女性!? 」
「そう焦らなくても良いじゃないか。ざっくりとした情報で構わないからさ」
「うぅん……」
そしてなぜか私をちらりと見る彼。ごめん、流石の私もここは助けられないよ……。
「えっと……元気で」
「ふむ」
「強くて」
「ふむふむ」
「料理が上手で」
意外とアステルの好みのタイプって家庭的なんだな……。
「引っ張ってくれる人ですかね」
「そんな女性中々いなそうね……頑張って探しましょう! 私も手助けします」
あれ、何か二人がぽかんとした目で私を見ているのだけど……。
変なこと言ったかしら……?
そして、笑いをこらえるように口元を抑えたヴァイスが一枚の封筒を差し出した。
「これ、君の兄の誕生パーティの招待状だそうだ。行ってみても良いんじゃないか? 」
アステルの兄の誕生パーティ!?
それは行くしかあるまい。今ここで兄弟仲を良くしていれば、死の運命を回避できるかもしれない。
「……兄さんに会うのか」
「行きましょうアステル! もしかしたらアステルの理想ぴったりな女性と出会えるかもしれませんし!! 」
その私の言葉に、ヴァイスがついに噴き出した。
あれ? 私そんな面白いこと言ったかな……?
アステルの仲裁でなんとか喧嘩をやめた。
それにしても、エルフの男といっても中々力がある。
「子犬といえど、流石は獣だな……まさか僕が本気を出す羽目になるとは」
「二人とも大丈夫? 服がボロボロだ」
心配そうなアステルとは正反対に、ヴァイスはくっくっと以前として笑みを浮かべていた。
「面白い女だな。姉さんとは正反対だ」
「そりゃどうも」
どーせ私にはお淑やかさの欠片もありませんよ!
「僕は君のような女、嫌いじゃないよ」
思わず顔を引きつらせる私。何だこいつ? 女なら誰でも良いのか?
すると、なぜかアステルが面白くなさそうな顔で唇を尖らせていた。
「ヴァイスさんもういいでしょう、あまりステラをからかわないでください」
「からかってないさ、割と本気で口説いてるつもりだったんだけどな」
「ま、顔は良いですね顔は」
他は最悪だけども。
「ええ!? 」
なぜか驚くアステルと嬉しそうなヴァイス。
「……ステラってああいう男の人が好きなの? 」
「へ? 」
いや何でもない! と首を振るアステル。
変なアステル。
「……ふむ、青春の予感」
ヴァイスが小さく呟いたのを私は聞き逃さなかった。
一体どういう意味……?
そして彼はこう続ける。
「そういえばアステルはどんな女性が好きなのかい? お前もそろそろ婚約の相手を見つけなければいけないからね」
そうか、アステルも十八歳。一応王族なんだしそういうことも決めなきゃね。
サポートすると言ったものの、王族のそういう事情は良く分からないな……。
「ええ!? どういう女性!? 」
「そう焦らなくても良いじゃないか。ざっくりとした情報で構わないからさ」
「うぅん……」
そしてなぜか私をちらりと見る彼。ごめん、流石の私もここは助けられないよ……。
「えっと……元気で」
「ふむ」
「強くて」
「ふむふむ」
「料理が上手で」
意外とアステルの好みのタイプって家庭的なんだな……。
「引っ張ってくれる人ですかね」
「そんな女性中々いなそうね……頑張って探しましょう! 私も手助けします」
あれ、何か二人がぽかんとした目で私を見ているのだけど……。
変なこと言ったかしら……?
そして、笑いをこらえるように口元を抑えたヴァイスが一枚の封筒を差し出した。
「これ、君の兄の誕生パーティの招待状だそうだ。行ってみても良いんじゃないか? 」
アステルの兄の誕生パーティ!?
それは行くしかあるまい。今ここで兄弟仲を良くしていれば、死の運命を回避できるかもしれない。
「……兄さんに会うのか」
「行きましょうアステル! もしかしたらアステルの理想ぴったりな女性と出会えるかもしれませんし!! 」
その私の言葉に、ヴァイスがついに噴き出した。
あれ? 私そんな面白いこと言ったかな……?
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