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イレギュラー
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ネオグライドは24時間、365日、絶えずずっとどこかのチームが対戦している。もし複数のチームが集まらなかった場合は、参加チームのレベルに合わせたbotが投入され、AIがパラメータを調整してbotの身体能力や武器特性を決定する。botの中にはパラメータの調整不具合で異常値になっていることがあるらしい。そういうバグを持ったbotを倒したときのドロップアイテムはかなりのレアアイテムになるそうだ。
酒場でデカい態度を取っている新入りのフロランが気に入らなかった上位ランカーのエドメが噛みつき、お互いに対戦を希望した。双方のチームが対戦希望を出してエントリーしたので、すぐにそれは承認されることになった。
フロラン「次のゲームがオレたちの出番だな。いくぞ、お前ら」そういうと控室へ転送する。準備する時間は3分。エドメが率いるThe Living Corpseも出番が近くなったので控室へ転送した。転送される控室はチーム単位で別室となっている。作戦を練ったりアイテムを交換したり、武器のメンテナンスやスコープの照準調整が行われる。プレイヤーたちの最終調整だ。
3分が経ち、フロラン率いるUNIT-8とエドメ率いるThe Living Corpseが対角の位置のスタートラインに並び、いつでも飛び出せるように構えた。300m離れた対角線上にふたつのチームが向き合った状態で待機する。他のチームは2組ほど参加しているようだ。さらにbotが4体投入されている。
フィールドはたくさんのルービックキューブが床に突き刺さった『キューブダンジョン』が選ばれた。ネオグライドのAIがランダムにフィールドを決定しているといわれているが、参加したチームの総合点と生成したbotの状態を加味してフィールドが算出されていることは誰の目にも明らかだった。
キューブダンジョンが現れると酒場の大型モニターでネオグライドを観戦している客のほうからどよめきが起こり、驚きのあまり声を上げた「なんだ!このフィールド!スゲーぞ、おい」観戦している客が他の客に声をかけて大型モニターの前にどんどん人だかりができて熱気を帯びている。興奮した客たちは戦いを早く観たがっているようだ。
スタートの合図と同時に一斉に各チームのプレイヤーがフィールドの中央めがけてローラーブレードで走り出す。ブレードの後ろからジェットを噴射させ、加速する。体感速度は50km~60km。敵を目で捕捉するだけでも難しい、ショットガンでもなかなか弾は当たらず、結局、至近距離のハンドガンのほうが有利だとさえいわれることがある。
botの4体は赤、黄、緑、青にボディカラーがペイントされていて胸のあたりに01、02、03、04の番号が振られている。長方形の長細い頭がレトロ感、溢れていた。
フロランが仲間との通信をライブに切り替えた。「botが近くにいるぞ。まず、そいつらから距離を取れ。それぞれ持っている武器が異なっているのを見るとAIによってパラメータ調整されたときに身体能力に差が生まれ、武器特性が変わったようだ。どんな動きをするかわからねぇ。一旦、様子を見る。他のチームとの戦いをよく見とけ」フロランが仲間へ置かれた状況を伝えた。
キューブの物陰に隠れ、敵が近づけば後退しながら銃を撃って予防線を張る。この男の動きは、とても初参戦とは思えないほど機敏だった。予防線を強引に突破してきた敵は100m後ろからうつ伏せで狙撃を狙っているセシルが撃ち抜く。強引な予防線の突破は直線的な動きになりやすい、そういう奴は近くにいるオレしか見えていない。オレの武器が小回りと狭い場所向きのサブマシンガンだから相手はオレに接近するときに警戒心を強める、「バカな奴はすぐにこの手に引っかかりやがるぜ!」予防線を突破してきた相手の前に飛び出してサブマシンガンを撃ちながら倒れ込む。敵の動きが一瞬止まり、棒立ち状態になった。ズドンと敵の心臓付近に風穴が開いた。1人、敵のプレイヤーが消えた。
至近距離から中距離までカバーできるフロランと狙撃のみのセシルのコンビと残りのふたりピムとノエルが同じような武器編成でコンビを組んでいた。4人が同じ位置にかたまればヤラれるときは早い、包囲網ができればそこを突破するのは容易ではない、じゃあ単独行動しているように見せればいいじゃないかという結論に至った。狙撃は相方をずっとスコープで追いかけているだけの簡単なお仕事だった。フロランとピムが自陣側に張ってくれている予防線のおかげで狙撃手のところまで敵は辿りつけない。これが世界大戦で培われたリアルな戦術である。
巨大なキューブの物陰で複数人が撃ち合っている音がする。プレイヤーたちがどんどん減って、やがて銃の音が鳴りやんだ。エドメが通信で仲間に伝える「おいおい、botが別参加の2組をヤッつけたぞ。どうなってんだ?」仲間のパオットが言う「いくらなんでもbotが強すぎるぜ!これパラメータ異常だろ!チクショ」そう言いながらキューブからキューブへ移動して『黄色02』のbotの背後にまわり込みショットガンをお見舞いする「喰らえ!」散弾銃の弾が辺りに飛び散り『黄色02』のbotにいくつかの小さな鉄球が命中した。鉄球がbotのボディをかすめて赤い火花を散らしてどこかへ飛んでいった。
『黄色02』のbotにはまったく効いていないようだ。そのまま方向を変えて、こっちへ向かって来た。botは振り返りパオットを捕捉した。そして、手に持ったアサルトライフルでパオットを撃つ「クソが!」と叫びながら攻撃を避けられずに全身に弾を浴びたパオットが消えた。
キューブの物陰に隠れながら、エドメは冷や汗をかいている。
酒場でデカい態度を取っている新入りのフロランが気に入らなかった上位ランカーのエドメが噛みつき、お互いに対戦を希望した。双方のチームが対戦希望を出してエントリーしたので、すぐにそれは承認されることになった。
フロラン「次のゲームがオレたちの出番だな。いくぞ、お前ら」そういうと控室へ転送する。準備する時間は3分。エドメが率いるThe Living Corpseも出番が近くなったので控室へ転送した。転送される控室はチーム単位で別室となっている。作戦を練ったりアイテムを交換したり、武器のメンテナンスやスコープの照準調整が行われる。プレイヤーたちの最終調整だ。
3分が経ち、フロラン率いるUNIT-8とエドメ率いるThe Living Corpseが対角の位置のスタートラインに並び、いつでも飛び出せるように構えた。300m離れた対角線上にふたつのチームが向き合った状態で待機する。他のチームは2組ほど参加しているようだ。さらにbotが4体投入されている。
フィールドはたくさんのルービックキューブが床に突き刺さった『キューブダンジョン』が選ばれた。ネオグライドのAIがランダムにフィールドを決定しているといわれているが、参加したチームの総合点と生成したbotの状態を加味してフィールドが算出されていることは誰の目にも明らかだった。
キューブダンジョンが現れると酒場の大型モニターでネオグライドを観戦している客のほうからどよめきが起こり、驚きのあまり声を上げた「なんだ!このフィールド!スゲーぞ、おい」観戦している客が他の客に声をかけて大型モニターの前にどんどん人だかりができて熱気を帯びている。興奮した客たちは戦いを早く観たがっているようだ。
スタートの合図と同時に一斉に各チームのプレイヤーがフィールドの中央めがけてローラーブレードで走り出す。ブレードの後ろからジェットを噴射させ、加速する。体感速度は50km~60km。敵を目で捕捉するだけでも難しい、ショットガンでもなかなか弾は当たらず、結局、至近距離のハンドガンのほうが有利だとさえいわれることがある。
botの4体は赤、黄、緑、青にボディカラーがペイントされていて胸のあたりに01、02、03、04の番号が振られている。長方形の長細い頭がレトロ感、溢れていた。
フロランが仲間との通信をライブに切り替えた。「botが近くにいるぞ。まず、そいつらから距離を取れ。それぞれ持っている武器が異なっているのを見るとAIによってパラメータ調整されたときに身体能力に差が生まれ、武器特性が変わったようだ。どんな動きをするかわからねぇ。一旦、様子を見る。他のチームとの戦いをよく見とけ」フロランが仲間へ置かれた状況を伝えた。
キューブの物陰に隠れ、敵が近づけば後退しながら銃を撃って予防線を張る。この男の動きは、とても初参戦とは思えないほど機敏だった。予防線を強引に突破してきた敵は100m後ろからうつ伏せで狙撃を狙っているセシルが撃ち抜く。強引な予防線の突破は直線的な動きになりやすい、そういう奴は近くにいるオレしか見えていない。オレの武器が小回りと狭い場所向きのサブマシンガンだから相手はオレに接近するときに警戒心を強める、「バカな奴はすぐにこの手に引っかかりやがるぜ!」予防線を突破してきた相手の前に飛び出してサブマシンガンを撃ちながら倒れ込む。敵の動きが一瞬止まり、棒立ち状態になった。ズドンと敵の心臓付近に風穴が開いた。1人、敵のプレイヤーが消えた。
至近距離から中距離までカバーできるフロランと狙撃のみのセシルのコンビと残りのふたりピムとノエルが同じような武器編成でコンビを組んでいた。4人が同じ位置にかたまればヤラれるときは早い、包囲網ができればそこを突破するのは容易ではない、じゃあ単独行動しているように見せればいいじゃないかという結論に至った。狙撃は相方をずっとスコープで追いかけているだけの簡単なお仕事だった。フロランとピムが自陣側に張ってくれている予防線のおかげで狙撃手のところまで敵は辿りつけない。これが世界大戦で培われたリアルな戦術である。
巨大なキューブの物陰で複数人が撃ち合っている音がする。プレイヤーたちがどんどん減って、やがて銃の音が鳴りやんだ。エドメが通信で仲間に伝える「おいおい、botが別参加の2組をヤッつけたぞ。どうなってんだ?」仲間のパオットが言う「いくらなんでもbotが強すぎるぜ!これパラメータ異常だろ!チクショ」そう言いながらキューブからキューブへ移動して『黄色02』のbotの背後にまわり込みショットガンをお見舞いする「喰らえ!」散弾銃の弾が辺りに飛び散り『黄色02』のbotにいくつかの小さな鉄球が命中した。鉄球がbotのボディをかすめて赤い火花を散らしてどこかへ飛んでいった。
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