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二つ目 失った物 手に入れた物
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~~~~~~~~~
小さな部屋から漏れ出している泣き声
ずっと感じていた違和感があったはずだった
まるで母が居ないのが当たり前になっていく日々
そんな自分が嫌でいつも部屋の中で母の写真を見てまた会いたい会って話したいでもそんな資格は私には無い
私は、そう思いながら毎日を過ごす
それが当たり前になる
ずっと開けていないプレゼント
母がいなくなってしまった原因
父は最後の贈り物になってしまったけどウィナが一生懸命選んだプレゼントだから受け取りなさいと言った
叔母はプレゼントを見ると泣いてしまうけど開けて私に大切にして欲しいという
私はこのプレゼントを開けたくなかった
開けてしまったらまた何かを失う気がして
慣れてきたこの日常
慣れたくなかった現実
けれど、慣れても受け入れられない
だから開けれない
他の人からは悲しいプレゼントに見えたこの箱
父や叔母からは優しく悲しい現実を写す様に見えたこの箱
けれど私からはこの箱はパンドラの箱のように思えた
開けてしまえば
開けてしまったらきっと私は……
「いつまで逃げているのウェンディー」
頭の中に木霊するこの言葉
大好きな母の声で頭の中に木霊する言葉
「お母さんはウェンディーの性で居なくなってしまったのよ?」
嫌だ嫌だいやだイヤだ!
「だからねウェンディーは地獄に落ちないと」
いつの間にか聴こえるようになっていた
まるで呪いのように付き纏うこの言葉
母はこんなこと言わない
だけどいつの間にか纏わり付き私を苦しめる霊
幻と分かっていても
見えてしまった母の赤にまみれ殺気を向けてくる母の姿
いつから見えるようになったのかも聴こえるようになったのかもわからない
でもその幻は決まってこう言うんだ
『全部全部お前の性だ』
その言葉は私に呪いを募らせていく
コレは私に与えられた罰
だから私は
パンドラの箱を……
開けてしまった
中にはいてったのは
私の大好き’’だった’’
ピーターパンのお話だった
そうして私は2つのものを失い1つの大きな物を手に入れた
失った1つは
ひとつは怒り
もうひとつは憧れ
手に入れたものは
大きな大きな小さな体を蝕むには十分過ぎるぐらい大きな呪いだった
~~~~~~~~~~~~~
まだ月は顔をださない
小さな部屋から漏れ出している泣き声
ずっと感じていた違和感があったはずだった
まるで母が居ないのが当たり前になっていく日々
そんな自分が嫌でいつも部屋の中で母の写真を見てまた会いたい会って話したいでもそんな資格は私には無い
私は、そう思いながら毎日を過ごす
それが当たり前になる
ずっと開けていないプレゼント
母がいなくなってしまった原因
父は最後の贈り物になってしまったけどウィナが一生懸命選んだプレゼントだから受け取りなさいと言った
叔母はプレゼントを見ると泣いてしまうけど開けて私に大切にして欲しいという
私はこのプレゼントを開けたくなかった
開けてしまったらまた何かを失う気がして
慣れてきたこの日常
慣れたくなかった現実
けれど、慣れても受け入れられない
だから開けれない
他の人からは悲しいプレゼントに見えたこの箱
父や叔母からは優しく悲しい現実を写す様に見えたこの箱
けれど私からはこの箱はパンドラの箱のように思えた
開けてしまえば
開けてしまったらきっと私は……
「いつまで逃げているのウェンディー」
頭の中に木霊するこの言葉
大好きな母の声で頭の中に木霊する言葉
「お母さんはウェンディーの性で居なくなってしまったのよ?」
嫌だ嫌だいやだイヤだ!
「だからねウェンディーは地獄に落ちないと」
いつの間にか聴こえるようになっていた
まるで呪いのように付き纏うこの言葉
母はこんなこと言わない
だけどいつの間にか纏わり付き私を苦しめる霊
幻と分かっていても
見えてしまった母の赤にまみれ殺気を向けてくる母の姿
いつから見えるようになったのかも聴こえるようになったのかもわからない
でもその幻は決まってこう言うんだ
『全部全部お前の性だ』
その言葉は私に呪いを募らせていく
コレは私に与えられた罰
だから私は
パンドラの箱を……
開けてしまった
中にはいてったのは
私の大好き’’だった’’
ピーターパンのお話だった
そうして私は2つのものを失い1つの大きな物を手に入れた
失った1つは
ひとつは怒り
もうひとつは憧れ
手に入れたものは
大きな大きな小さな体を蝕むには十分過ぎるぐらい大きな呪いだった
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まだ月は顔をださない
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