聖女の私は義妹に婚約者を奪われ屋敷を追い出されました。それは義妹の不幸の始まりです。

十条沙良

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聖女の私は義妹に婚約者を奪われ屋敷を追い出されました。それは義妹の不幸の始まりです。

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「 クリステン・バロン、今日をもってお前との婚約は破棄させてもらう。」

青空が澄み渡る美しい春のパーティの席で私、クリステン・バロンは婚約者のスチュアート王子に婚約破棄を言い渡されました。

本当ならスチュアート王子は、婚約者の私をエスコートするべきなのです。
しかし、スチュアート王子の隣には私の義妹カミーレがいます。

カミーレはスチュアート王子の腕にしがみつき、勝ち誇った表情で私の方を見ています。

スチュアート王子はカミーレと見つめ合ってから、
「 僕はカミーレを愛しているんだ。それにカミーレが本当の聖女だとわかっている。お前はカミーレの力を自分のものと偽った罪人だ。今すぐに城を出て行け!」
と、練習して来たみたいにスラスラと言いました。

私の方を右手で指差して、左手を腰に当ててポーズまで決めてます。
顔を真っ赤にして目をひん剥き、ツバを飛ばしているスチュアート王子。

金髪に青い瞳のスマートな美しい王子の姿は、そこにはありません。

「 わかりました。出て行きます。」
私は城を出ました。

「 やった。簡単にいったな。」
「 さすがですわ。」
2人は勝利に酔いしれています。

簡単に引き下がり過ぎと思われますでしょうか?
なぜなら、私は2人が愛人関係にあるのを知っていたからです。

いつも私を助けてくれる精霊達が、教えてくれていたからです。

( 急いで家に帰らなくちゃ。)
やらなくてはいけない事があります。

私は家に帰り聖女をクビになり、婚約破棄された事を伝えました。

父親は私を殴って言いました。
「 この役立たずめ!お前は邪魔なんだよ。この屋敷から出て行け。」

この人が本当の父親だろうかと、子供の頃からずっと思っていました。
そして父親の行動は私の予想通りです。

義母は、殴られた私を嬉しそうに見下しながら、
「 こうなると思ってました。さっさと出て行きなさいよ。」
と、言った。
私は義母に優しくされた事がありません。

私は家を出ました。

すぐに精霊達に頼んで、全てのいきさつを国民の目の前に映してもらいました。

私の後ろには国民の列が出来ました。

この国に魔獣が侵入したので山は噴火して、水はニガヨモギの味になりました。

私は国民の列を結界で守り、それぞれが行きたい所まで送り届けました。

隣国に到着すると、私達を待っていてくれた人達が暖かく迎えてくださいました。

聖女を追い出した罪でスチュアート王子と義妹カミーレは牢獄に繋がれだそうです。

私が復讐したと言いふらしてる人がいるみたいですけど、私は復讐なんてしていません。

全ては神さまの言う通りですから。

私は新しい場所で幸せになります。
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