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浮気を繰り返した裏切り者の王子は王族を追放されました。
しおりを挟む私はこの国の聖女カトリーヌ・クリフです。聖女に決まると同時に皇太子の婚約者になりました。
それはこの国の習わしで、国王と聖女がペアでいるのが、一番手っ取り早いからかな。
お互いに好きと言うわけではなかった、かもしれない。
だけど、時間をかけてゆっくりと愛情を育てていくんだと思ってた。
私は聖女の仕事で大忙しだったから、それとなく周りの人達が教えてくれた。
皇太子が3回目の浮気をしてる事を。
「 ミハエル3回目ってなに?もう無理。」
「 無理やり誘われたんだよ。飛びかかってきたから。僕が愛してるのは君だけだから。」
涙ながらにミハエルは私にすがり付いた。
「 1回目も2回目も同じ事言ってましたよね。
もう我慢の限界ですから、王様に報告します。」
王様は皇太子の父親なのに、私の味方をしてくれるかなーって思ったけど。
「 待って、待ってください。待ってくださいお願いします。話し合おう。ね、ね、落ち着いて、ね、ね、ね、お願い。」
( 落ち着くのはミハエル、あなただよ。)
全ての証拠を揃えて王様に提出した。
「 聖女様、申し訳ありません。3度の浮気とは、情け無い。あなたを傷付けた事を、馬鹿息子の親として謝ります。ごめんなさい。」
王様はミハエルの皇太子の地位を剥奪した。
ミハエルの弟のリチャードが皇太子となった。
リチャードはよその国へ行って政略結婚する運命だと思って生きてきた。
だから、どこへ行っても生きていけるように一生懸命に勉強してきた。
この国で暮らしていけるとは思ってなかった上に、まさかの皇太子になったリチャード。
「 前から聖女様の事が好きでした。僕と結婚してくれませんか?」
リチャードは私を、まぶしいものを見るように目を細めて見る。
リチャードにプロポーズされて、凄い嬉しかった。
周りの人達みんなから祝福されて、私は幸せになれる気がします。
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