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婚約破棄したら国が滅ぶなんて聞いて無いんですけど。僕はどうしたらいいのか分からない。
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僕はスチュアート・ボルジア。
この国の皇太子として生まれた。
父親である国王にもしもの事があったら、僕が国王になる事になる。
国王なんて名ばかりで楽な仕事だと思うかもしれないけど、僕の話を聞いて欲しい。
僕には子供の頃からずっと家庭教師が付きっきりで自由時間なんてほとんど無い。
マナーや姿勢にはじまり、一般的な教養や外国語にダンスや話術などなど国王に求められるものは多い。
信じてくれ無いかもしれないけれども、僕の自由時間は2日に1時間だけだった。
子供の頃から今までずっとそうだった。
自分の好きな事に使える時間が2日で1時間だけの生活を子供の頃からずっと続けて僕は17才になった。
僕には婚約者もいた。
ガーベラ・スペードだった。
彼女はこの国の聖女だ。聖女になったその日から僕の婚約者になった。
聖女が皇太子と結婚するのは、この国のしきたりだ。
僕には自由がなかった。何もかもがんじがらめの中に生きているみたいだった。
そんな時に僕は彼女に出会えた。
ひと目見ただけで僕は彼女に恋をした。
フローラ・ドリーという名の娘だった。
フローラははかなげで優しく美しかった。
彼女は僕の婚約者になれるような由緒正しい貴族の令嬢ではない。
彼女は貧しい農民の生まれだった。
僕は彼女と出来るだけ一緒にいたいと思った。
身の周りの世話をしてもらうメイドでさえ厳しい身元調査があり、無理だと言われた。
城の庭園を管理するガーデナーに頼み込んで、見習いの見習いとして雇ってもらった。もちろんお給料は僕が出す。
いつでも僕の目の届くところに居てもらった。
そんな時彼女が言った。
「私は聖女の力を持っています。でもいつもガーベラに私の手がらを横取りされているのよ。私は貧しい生まれだから我慢するしかないから。」
心から愛しい彼女に言われて僕は怒り狂った。
どうしたらいいのか、わからないけれども悩み苦しんでいた時にチャンスが来た。
なんと僕の父親が亡くなって、僕が国王になったのだ。
さっそく僕はガーベラをクビにしてフローラを聖女にして妻にした。
ガーベラは、
「 私が居なくなれば、この国は滅亡することでしょう。想像もつかない災いがもたらされるでしょう。今まで一生懸命に休みなく働いて来た私を追い出すなんて。この国は聖女である私の魔力で守られているのに。」
と、僕に猛抗議して来た。
( あー、もううるさい、うるさい)
「 お前は僕を脅した上に呪いをかけたのか?今すぐに城を出て行け。そして2度と私
の前に現れるな!」
僕は怒鳴って彼女を国外へと追放した。
「 やった。やってやった。」
僕は自由を噛みしめて喜びに震えた。
フローラと幸せに暮らすのだ。
ところが、すぐに魔獣が侵入した。
報告によると山は噴火し、水はニガヨモギの味になり、土地は燃えた。
フローラが祈りを捧げても何も変わらない。
「 フローラ頑張って。」
僕は応援したが、フローラは自分には無理だと言った。聖女の力など無いそうだ。
「ど、ど、ど、どうしよう。
どうしたらいいのかわからないよー。」
僕はガーベラを血眼になって探して謝った。
この国は滅亡の危機だ。
国民達もほとんど逃げてしまった。
聖女がいなければ国を平和に治める事なと出来ない事を僕は知った。
全ては遅い。遅過ぎた。
全て僕の責任だ。
僕はガーベラに許してもらえるように毎日手紙を書いている。
あー、どうしよう。どうしたらいいかわからない。
もう全て遅いのだろうか。
ガーベラごめんなさい。
この国の皇太子として生まれた。
父親である国王にもしもの事があったら、僕が国王になる事になる。
国王なんて名ばかりで楽な仕事だと思うかもしれないけど、僕の話を聞いて欲しい。
僕には子供の頃からずっと家庭教師が付きっきりで自由時間なんてほとんど無い。
マナーや姿勢にはじまり、一般的な教養や外国語にダンスや話術などなど国王に求められるものは多い。
信じてくれ無いかもしれないけれども、僕の自由時間は2日に1時間だけだった。
子供の頃から今までずっとそうだった。
自分の好きな事に使える時間が2日で1時間だけの生活を子供の頃からずっと続けて僕は17才になった。
僕には婚約者もいた。
ガーベラ・スペードだった。
彼女はこの国の聖女だ。聖女になったその日から僕の婚約者になった。
聖女が皇太子と結婚するのは、この国のしきたりだ。
僕には自由がなかった。何もかもがんじがらめの中に生きているみたいだった。
そんな時に僕は彼女に出会えた。
ひと目見ただけで僕は彼女に恋をした。
フローラ・ドリーという名の娘だった。
フローラははかなげで優しく美しかった。
彼女は僕の婚約者になれるような由緒正しい貴族の令嬢ではない。
彼女は貧しい農民の生まれだった。
僕は彼女と出来るだけ一緒にいたいと思った。
身の周りの世話をしてもらうメイドでさえ厳しい身元調査があり、無理だと言われた。
城の庭園を管理するガーデナーに頼み込んで、見習いの見習いとして雇ってもらった。もちろんお給料は僕が出す。
いつでも僕の目の届くところに居てもらった。
そんな時彼女が言った。
「私は聖女の力を持っています。でもいつもガーベラに私の手がらを横取りされているのよ。私は貧しい生まれだから我慢するしかないから。」
心から愛しい彼女に言われて僕は怒り狂った。
どうしたらいいのか、わからないけれども悩み苦しんでいた時にチャンスが来た。
なんと僕の父親が亡くなって、僕が国王になったのだ。
さっそく僕はガーベラをクビにしてフローラを聖女にして妻にした。
ガーベラは、
「 私が居なくなれば、この国は滅亡することでしょう。想像もつかない災いがもたらされるでしょう。今まで一生懸命に休みなく働いて来た私を追い出すなんて。この国は聖女である私の魔力で守られているのに。」
と、僕に猛抗議して来た。
( あー、もううるさい、うるさい)
「 お前は僕を脅した上に呪いをかけたのか?今すぐに城を出て行け。そして2度と私
の前に現れるな!」
僕は怒鳴って彼女を国外へと追放した。
「 やった。やってやった。」
僕は自由を噛みしめて喜びに震えた。
フローラと幸せに暮らすのだ。
ところが、すぐに魔獣が侵入した。
報告によると山は噴火し、水はニガヨモギの味になり、土地は燃えた。
フローラが祈りを捧げても何も変わらない。
「 フローラ頑張って。」
僕は応援したが、フローラは自分には無理だと言った。聖女の力など無いそうだ。
「ど、ど、ど、どうしよう。
どうしたらいいのかわからないよー。」
僕はガーベラを血眼になって探して謝った。
この国は滅亡の危機だ。
国民達もほとんど逃げてしまった。
聖女がいなければ国を平和に治める事なと出来ない事を僕は知った。
全ては遅い。遅過ぎた。
全て僕の責任だ。
僕はガーベラに許してもらえるように毎日手紙を書いている。
あー、どうしよう。どうしたらいいかわからない。
もう全て遅いのだろうか。
ガーベラごめんなさい。
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