なんで俺の周りはイケメン高身長が多いんだ！！！！

13.

……どうすればいいんだろ。
！困った時は白黒さんだ！

ﾌﾟﾙﾙ
「どうしました？」
「…生徒会室に来たら1人にされたんですがどうすればいいですか？」
「……今すぐ迎えに行きます。どこの生徒会室ですか？」
そういえばビルの前に看板があったな……なんて書いてあったっけ……教育……教育棟だ！
「教育棟です。」

「分かりました。15分ほどお待ちください。」
学校内を移動するだけで15分……すご笑笑


白兎目線

虹仁様を1人にするなんて……紫央は仕事増やして虹さんには気をつけてもらおう。
寮から教育棟が遠い！はやく虹仁様のところに行かなければ。

よしここを曲がったら……



ｺﾝｺﾝ
「虹仁さん入ってもよろしいでしょうか？」
「……」
反応がない。

「虹仁さん？」
「……」
何かあったか？

「失礼します。」

……危ないな。

なんで土谷家の方はどこでも寝るのだろう。しかも、自分の外見に全く自覚がない。……護衛がいなければゲイ6バイ3ノーマル1の学校に通うのは危険すぎる。

「虹仁さん。起きてください。」
「……ｽｰｽｰ」
「虹仁さん？」
「ｽｰｽｰ」

仕方ない。
すみません虹仁様。(お姫様抱っこで隣の仮眠室に運んでいます。)

勝手に触れるのは不敬だが仕方ない。いくら虹仁様が小さ……細くてもソファーから落ちない保証などない。

さて、せっかくここに来たんだからあいつに仕事させるか。

電話帳から【獅子尾瑠偉】を探し、電話をかける。

「あんだよ。」
「仕事をしてもらおうと思ってな。」
「は？俺入院中なんだけど。」
「何を言ってる。もう退院してるだろ。お前の部屋に誰か入ってるんだ。何か盗まれても知らんぞ。」

俺を騙そうなんて無茶だな。

「……何すりゃーいんだよ」
「ネズミを見つけて処分して報告。簡単だろ？」
「1人で？」
「お前の猫共を使ったらどうだ？」
「……ﾁｯ」
「3日だ。3日で見つけろ。」
「クソ野郎」
「日頃の行いだな。」
ﾌﾞｰﾌﾞｰﾌﾞｰ

あ～ゲームがしたい。…あの人に癒されたい。

……あったこともない男の事を考えると気持ちが楽になるのは好感を持っているからなのだろうか。