なんで俺の周りはイケメン高身長が多いんだ！！！！

19.

「は？」
「俺もお母さんいない！」
「……」
「それに小学生の頃いじめられてたしね」
「……なんでそんなこと教えるんだ？」
「？ライが話してくれたから。」
「それでも重い話だろーが……ライ？」

「そう？大丈夫だよ。死んじゃったからっていなくなったわけじゃないしね。ライはあだ名」

「……変なやつ。」

おっ笑顔イケメンですね。
……俺の周り高身長でイケメン多くない？……俺のブスな顔が余計目立つじゃないか！！

まぁどーでもいいんだけど♡

「今度一緒に出かけよ！合わせたい人がいるから！」
絶対仲良くなるな！

「……分かった」

ｶﾞﾁｬ
「虹仁一人で何喋ってる……獅子尾？なんでここにいるの？」
「……俺は黒崎に呼び出されたんだよ」
「あっそ。そんなことより虹仁これあげる。」

……ここでquestion！チェーンがついてて、真ん中に紫の三日月がキラキラぶら下がってます。なんでしょう。



A，ネックレス

なんで？
「それつけてれば変なのに話しかけられなくなるから付けて」
それはいいな。付けとこ。

「……虹仁これもやる。」

デデン！
小さいふたつのキラキラした青いアクセサリーで、星型の物ってなーんだ。


A，ピアス

「俺、ピアス開けてない」
「ネクタイにでもつけとけ」
「……分かった。」
そこまでしてつける理由あるのかな？


ｶﾞﾁｬ
「……失礼しまし「待った！」はい。」

「お久しぶりです！」
「…お久しぶりでございます。」
「……ライ。いいよ。」
「は？」
「用事あるんでしょ？」

そう。入ってすぐ出ようとした人は、黒白さんだったのだ。

「……あー、頼まれてた事後処理まで終わったぞ。」
「そうか。次のは携帯に送って置いた。それと、報告書を書くまでこの部屋から外出禁止。」

なんか聞いたことあるフレーズだな笑

「なんの報告書」
「前回のと前々回の分」
「分かった。」

「……終わりました？」
「…はい。」

「俺の事嫌いになりました？」
「違います！」
「ならいいです！」
理由も気になるけど本人には言い辛いだろうしな……

「……理由は後でお話します。ところでそのネックレスとピアスは？」
「あ、トシくんとライにもらったんです。」
「……私のも貰って頂けませんか？」
「……時計？」
「はい。」
「……かっこいい」
つけるつける！
……でも全部1人でつけられない

「「「つけないの？」か」ですか」
「1人でつけられません」
いやん。恥ずかしい(/// ^///)



「「「「……」」」」
説明しよう。
左手に白黒さん
前にトシくん
後ろにライ

え？後ろ前逆じゃないかって？
……トシくんにハグ、ライにバックハグされてます。
その方が付けやすいらしい。

「「「出来た」」」
「ありがと～」

……でもさ、チャラチャラしすぎじゃありません？
そりゃね？イケメン高身長のあなた達なら似合いますよ？でもね俺は違うんですよ。
……言ってて悲しくなってきた