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1.① ここはどこなんでしょうか?
ーーここはどこ?私はだれ?
なんて、記憶喪失の人間しか言わないと思ってた。
でも。
それは間違いである。と15歳にして私は知ってしまった。
「え??ここ、どこ....?」
一言目は、まるで記憶喪失の人間みたいなそんな言葉。
けど。
私には、ちゃんと記憶がある。自分の年齢も、名前も、住所も、学校のことも。
ちゃんと覚えてる。だから、記憶喪失ではなさそうだ。
だけども、この場所はどこ?見慣れた通学路でもなければ、よく遊びに行く街でもなく、もちろん家でもない。
そもそも、今、私が居る場所には、ヨーロッパのお城を思わせる柱や大理石みたいな白い床がある。
家や学校の近くに遊園地でもあればそこだろうと思うかもしれない。でも、私の家からは1時間,学校からは30分くらいかけないと遊園地には行けない。
でも今日は、学校から帰ってから遊びに行った記憶はない。
しかも、私は床に座り込んでいた。
高校生が1人で、しかも遊園地で座り込んでいたらもっと騒ぎになってもおかしくないのに、辺りは静まりかえっている。
これは、おかしい。
そう、思った時。
「お目覚めですか?」
優しそうな、男性の声が聞こえてた。
ーーここはどこ?私はだれ?
なんて、記憶喪失の人間しか言わないと思ってた。
でも。
それは間違いである。と15歳にして私は知ってしまった。
「え??ここ、どこ....?」
一言目は、まるで記憶喪失の人間みたいなそんな言葉。
けど。
私には、ちゃんと記憶がある。自分の年齢も、名前も、住所も、学校のことも。
ちゃんと覚えてる。だから、記憶喪失ではなさそうだ。
だけども、この場所はどこ?見慣れた通学路でもなければ、よく遊びに行く街でもなく、もちろん家でもない。
そもそも、今、私が居る場所には、ヨーロッパのお城を思わせる柱や大理石みたいな白い床がある。
家や学校の近くに遊園地でもあればそこだろうと思うかもしれない。でも、私の家からは1時間,学校からは30分くらいかけないと遊園地には行けない。
でも今日は、学校から帰ってから遊びに行った記憶はない。
しかも、私は床に座り込んでいた。
高校生が1人で、しかも遊園地で座り込んでいたらもっと騒ぎになってもおかしくないのに、辺りは静まりかえっている。
これは、おかしい。
そう、思った時。
「お目覚めですか?」
優しそうな、男性の声が聞こえてた。
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