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三話
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はる「そろそろ迎えが来るよ。」
桜は、知らない土地に行くということで、よそ行き用の服を着ていた。
「はる様。お迎えにあがりました。」
はる「よし。じゃあ行くか。」
「待ってください。」
迎えに来た化け猫が桜を見ながら言った。
「その方も連れて行く気ですか?」
はる「そのつもりだけど?」
「おやめになった方が良いですよ。この方は人間なのですから。妖に襲われたらどうするのです?」
はる「その時は、俺が守る。」
「あなた様より強い妖に襲われるやもしれませんよ?」
はる「大丈夫だ。桜は俺が必ず守る。」
迎えに来た化け猫は、ため息をつき言った。
「わかりました。そこまでおっしゃるなら、その方もお連れいたしましょう。」
はるは、迎えに来た化け猫が納得したのを見て、呪文を唱えた。
はる「猫又の次期長、はるが命ずる。我等を異世に導け!」
その言葉とともに辺りは眩しい光に包まれ、はる達を妖界へと導いた。
桜は、知らない土地に行くということで、よそ行き用の服を着ていた。
「はる様。お迎えにあがりました。」
はる「よし。じゃあ行くか。」
「待ってください。」
迎えに来た化け猫が桜を見ながら言った。
「その方も連れて行く気ですか?」
はる「そのつもりだけど?」
「おやめになった方が良いですよ。この方は人間なのですから。妖に襲われたらどうするのです?」
はる「その時は、俺が守る。」
「あなた様より強い妖に襲われるやもしれませんよ?」
はる「大丈夫だ。桜は俺が必ず守る。」
迎えに来た化け猫は、ため息をつき言った。
「わかりました。そこまでおっしゃるなら、その方もお連れいたしましょう。」
はるは、迎えに来た化け猫が納得したのを見て、呪文を唱えた。
はる「猫又の次期長、はるが命ずる。我等を異世に導け!」
その言葉とともに辺りは眩しい光に包まれ、はる達を妖界へと導いた。
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