真夜中の猫

神無月 花

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🐈4話

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ある日の真夜中。ノアがいつものように真夜中国に行くと、広場が何やら騒がしいのに気がついた。

ノア「なんだ?」

ノアは、広場に近づき、周りの者に何があったのか聞いてみた。 
ノア「何があったの?」

「なんか人間が迷い込んだみたいだよ。」 
ノア「人間?!この世界に人間は入れないはずだろ?」

「だから皆騒いでるんだよ。」 
ノアは、前の方まで行き、迷い込んだ人間を見た。 

ノア「え・・・何で花さんがここに!?」

そこに居たのは、ノアを拾い育てた人間の女性・・・花さんだった。 
花さんは、ノアに気がつきノアに話し掛けた。
花「ノアール?」 
ノア「?!」 
(なんで俺がノアールだってわかったんだ?!俺は今、人間の姿なのに。)

そこに、城の兵隊がやって来た。 

「松本 花さんですね?我々と一緒に城まで来てください。ノア殿もご一緒に。」 
ノア「わかりました。」 
花「ノア?ノアールに似てる気がしたけど、気のせいかしら。そうよね。ノアールは猫だけど彼は人間だもの。」

ノア「花さん、僕と一緒に城まで一緒に行ってくれませんか?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

真夜中国城の王座の前。 
国王「初めまして。松本 花さん。私は、この国の王です。名は、レオンと申します。」

花「初めまして。」 
国王「花さん、単刀直入に申します。貴女は、人間ですね?」

花「はい。そうです。貴方様方は、違うんですか?」

国王「私達は、人間ではありません。私達は、夜の間だけ人間になれる普通とは違う猫なのです。」

花「そんな話、信じられません。」

国王「まあそうでしょう。貴女は大人だ。こんな現実離れした話は信じられないのも無理はない。しかし、これは紛れも無く現実です。」

花「え?」

国王「貴女の隣に居るノアという男も、もちろん我々と同じ種族です。」

ノア「!・・・花さん、本当の事を言いますね。俺は貴女が1年前の大雨の日に拾った小さな黒猫です。」

花「ノアール!」 
ノア「花さん。俺は、猫でありながら貴女に恋をした。」

花「えっ?」 

そして、夜が明けて、真夜中国は消え、花は人間の世界へ戻って行った。 




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