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第八集
炎虎の気持ち
しおりを挟む俺が美雷を好きな気持ちは、変わらない。でも....
美雷は俺達の主,清秋サマが好きなんだよな。
困ったな。俺は清秋サマの人となりは好きだし、主として尊敬もしてる。退屈で獣としてしか生きられなかった毎日から俺を救ってくれた事にも感謝してるし。
そもそも、霊虎と人間の恋が上手くいくはずがないんだ。まして、清秋サマと美雷は両想いじゃない。清秋サマは、いとこの紫苑さんが好きなんだからな。
そんな辛い恋に、好きな人を向かわせたくない。告白したところで断られるのは目に見えてるのに。
なあ、美雷。俺じゃ駄目か?俺にしとけよ。
そんな事を、毎日想いながら過ごす。
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