陰陽ノ花〜現代陰陽師奇譚〜

第一集 壱ノ巻

芦屋の末裔

ある日。 


　道満｢紫苑ちゃん。今ちょっといいかな。｣


紫苑｢いいよ。｣

･････････････

紫苑(なっ、何で体育館裏？まっ、まさか告白？！)

この日は、体育館を使う部活動が全て休み。つまり、体育館付近には紫苑と道満意外居ない。


　道満｢ごめんね…｣


紫苑が顔を赤らませ、思案していた時。その直後、紫苑の腹に痛みが走った。 


  紫苑｢道満…く…なん…｣


どさっ 


道満は倒れた紫苑を抱き、車がある場所に向かった。