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第四集 参ノ巻

襲撃

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  本家の地下牢。 そこに、女性のものと思われる下駄の足音が響く。




「正明さん。」


正明「紫苑さん...また来たんですか?」


   紫苑「だって、私達の攻撃のせいであなたは怪我したんですもの...様子は気になりますよ。」 


  正明「 姫...あなたは甘い。血が繋がっている者同士とはいえ、僕はあなたの家を襲撃し、使役式を奪った。そんな相手を心配するだなんてまったくあなたは...」

正明「紫苑さん。僕は紫苑さんの優しさに救われました。でも....」



 正明「あなたの優しさはあなたの魅力でもありますけど、それはあなたの欠点です。弱味なんです。その優しさが闘いの場では命取りになりますよ。」



 紫苑「弱味...欠点。確かにそうですね。でも、闘いの場面ではちゃんと切替れるわ。」 
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