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第四集 六ノ巻

安倍と芦屋

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芦屋「来たか。」


 清秋は即座に結界を張った。 


紫苑・清秋・癒良「「「式神招来。」」」


 清秋「急急如律令。雷虎。彼の者に裁きの雷を!」


雷虎が一吠えすると、芦屋に向かって雷が落ちた。 


 芦屋「青龍よ。彼の者らに蒼い雷を与えよ。」


  しかし、芦屋は即座に結界を張り、青龍を使役すると紫苑達に雷を落とす。 紫苑達も、それを防ぐと攻撃を開始した。


 癒良「火龍よ。彼の者に裁きの火炎を!」


癒良は、火龍に命じ芦屋に火を向ける。しかし…


 芦屋「水の王たる青龍よ。火を打ち消せ。」


  その火は直ぐに消されてしまった。



紫苑・癒良「「併技。炎の裁き!」」


   紫苑と癒良は、白利の火と火龍の火を合わせて芦屋に攻撃する。


芦屋「併技・水王姫。」


 芦屋は、橋姫の水と青龍の水を併せて紫苑達に攻撃する。芦屋はすぐに防御すると、にやりと笑い、紫苑だけに攻撃を仕掛ける。


  清秋・癒良「「!紫苑っ!」」


紫苑「え…」


その攻撃を防御する間も無く、紫苑は崩れ落ちる。 
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