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*弐ー②
第四集:野望
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どうやって菅公の荒御魂に対抗しようかと考えていた紫苑達だったが、その思いはすぐに解消された。
紫苑「菅公の雷が....消えた?」
癒良「神の力を使えば霊力を激しく消費する。しかもあの人は、菅公の荒御魂を利用するまでに沢山の力の強い妖怪を使役したんやし、霊力が限界に達したんやないか?」
清秋「まして荒御魂を利用する為には、荒御魂が暴走しないように霊力でその神を抑制する必要があるしな。」
増輝の霊力が弱まったことに安心したその時...
増輝が懐から新たな符を取り出した。そしてそれをビリビリに破くとなんと....
紫苑「ふ、札を飲み込んだ?!」
正明「...?あんなに弱まっていた先々代宗家の霊力が・・・回復している...?!」
清秋「あの符....東京分家の双子の霊力を引き上げた札と同じ系統の物か...?」
紫苑(崇徳上皇を倒せてないのにあの人の霊力まで回復しちゃった...霊力回復の札だっていくつ有るか分からないし...どうやって闘おう?)
紫苑がどうやって闘おうかと思案していると、清秋が片手に札をもち片手で刀印を組んで何やら呪文を呟いている様が見えた。
正明「あれは....!」
呪文を唱え終えた清秋の手には、巨大な剣が握られていた。剣の紫色の鞘には五芒星が彫られていて、その五芒星は仄かに光っている。
正明・紫苑(あの紫の鞘、霊力を受けて輝く五芒星...間違いない、あれは、代々本家の当主に受け継がれる剣型の武式...!)
増輝・正明・紫苑以外は、その剣が宗家にのみ継承される武術式だと気付いていなかった。
それもその筈。直系家系と本家の事は、直系の人間にしか教えられないのだから。
紫苑「菅公の雷が....消えた?」
癒良「神の力を使えば霊力を激しく消費する。しかもあの人は、菅公の荒御魂を利用するまでに沢山の力の強い妖怪を使役したんやし、霊力が限界に達したんやないか?」
清秋「まして荒御魂を利用する為には、荒御魂が暴走しないように霊力でその神を抑制する必要があるしな。」
増輝の霊力が弱まったことに安心したその時...
増輝が懐から新たな符を取り出した。そしてそれをビリビリに破くとなんと....
紫苑「ふ、札を飲み込んだ?!」
正明「...?あんなに弱まっていた先々代宗家の霊力が・・・回復している...?!」
清秋「あの符....東京分家の双子の霊力を引き上げた札と同じ系統の物か...?」
紫苑(崇徳上皇を倒せてないのにあの人の霊力まで回復しちゃった...霊力回復の札だっていくつ有るか分からないし...どうやって闘おう?)
紫苑がどうやって闘おうかと思案していると、清秋が片手に札をもち片手で刀印を組んで何やら呪文を呟いている様が見えた。
正明「あれは....!」
呪文を唱え終えた清秋の手には、巨大な剣が握られていた。剣の紫色の鞘には五芒星が彫られていて、その五芒星は仄かに光っている。
正明・紫苑(あの紫の鞘、霊力を受けて輝く五芒星...間違いない、あれは、代々本家の当主に受け継がれる剣型の武式...!)
増輝・正明・紫苑以外は、その剣が宗家にのみ継承される武術式だと気付いていなかった。
それもその筈。直系家系と本家の事は、直系の人間にしか教えられないのだから。
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