【第一章完結】転生女王は政務に励みます!ダメンズ⁈いえいえ、ちょっと男運が悪いだけですよ?

himahima

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閑話 離宮

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湖の対岸に離宮がある。
子供の頃はよく家族と休日を過ごした一番思い出のつまった場所だ。

お父様は私が9歳のころ亡くなった。
元々あまり身体が丈夫ではなかったが、その冬、流行した感冒で帰らぬ人となった。
お母様はウルズラに怒られながら、お父様に付き添った。
お父様が最後の息を吐かれ、永遠の眠りについた瞬間、お母様は肩を震わせていたが、誰にも涙は見せなかった。
その日を境にお母様は離宮を訪れなくなった。

スフェーン王国は東西を大国に挟まれ、他に3国と国境を接する小さな国だ。
自然豊かであるが、産業は農業と畜産、観光のみで資源もないので、代々王族は政略のため近隣諸国の王侯貴族と婚姻をする。

お父様は東の大国の第三王子だった。
ちなみにベリルあのアホは西の大国の第二王子だった…。

スフェーン王国について少し補足すると、
王都と湖周辺の街の総人口が約8万人,東西南の街道沿いに5,000人程度の街が17と辺境の街でさえ20,000人規模だ。

20万ちょっとの総人口、前世私が住んでいた東京の一つの区のちょうど半分だ。

つまり歴史ある王家といっても、規模的に区長さんレベルである。

話が脱線してしまったが、お母様は18歳で7つ上の父と結婚、とても穏やかなお父様と政略結婚ではあったが、暖かい愛を育んでいたと思う。

8年前、退位後20年支えてくれた、元宰相でアンバーの父であるヴィロワ侯爵と離宮にひきこもった。
侯爵は宰相の職を辞したと同時に家督もアンバーの兄に譲った。

アンバーの母は仕事ばっかりで家庭を顧みない夫に愛想をつかしてとっくの昔に離縁しているので問題は特にない。

周りはきちんと婚姻を結ぶべきだとお母様に進言したそうだが、お母様は首を縦に振ることはなかった。

お母様の真意を推し量ることは無理だが、今幸せならそっとしておきたい。


そんなことより、引きこもりで全く王宮に寄りつかない!!
ホテルのプレオープンの招待状を送ったの返事もない!!

明日は子供達をマイエンジェル連れて奇襲をかけて捕獲だ!!

===============

あと三話で第一章完結の予定です(๑>◡<๑)

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