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第9話 初めての定食屋
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そして僕たちはやって来た。安くて美味しいと評判で僕たちでも大丈夫そうなお店を受け付けのアリシアお姉さんに聞いたのだ。
服装よし、身体も洗った。武器の棍棒は腰に下げてあるし大丈夫だろう。財布代わりの革袋も確認した。
「よ、よし、入るぞ!」
「お、おう!」
勇気を出して初めての定食!
僕たちはサルヴァンを先頭にお店へ入っていった。
「いらっしゃいませー、何名様ですか?」
「よ、4人です」
「ではあちらへどうぞー」
お店の人に案内され、僕たちはテーブルに腰掛ける。サルヴァンの隣に僕が座り、アレサの横にリーネが座って向かい合わせだ。
「すまん、メニューを読んでくれ」
「う、うん。えーっと、オーク肉のステーキランチが銀貨3枚だね。これがオススメみたい」
他の定食は銀貨4枚とかザラだった。どうやらランチというものは特別安いのかもしれない。普段食べてる格安弁当が銅貨3枚だから、1食で10回分の食事代になるのか。これはきっと凄いご馳走に違いない!
「よし、じゃあ俺はそれにする。おすすめだしな」
「なら私もだ」
「私も!」
一世一代の決断になるかと思いきや、一瞬で決まってしまった。そもそも料理の名前を聞いてもどんな料理なのか知らないのだから、おすすめを選ぶのは当然だろう。
ステーキ、なんて美味しそうな響きだろうか。
僕たちはお店の人にオークのステーキランチを4つ頼んだ。すぐに払うものらしく、僕たちは銀貨12枚支払うとお店の人もニッコリ笑ってくれた。
僕たちはワクワクしながら楽しみだね、なんて他愛ない話をしながら料理が来るのを待つ。
しばらくすると、お店の人が料理を運んできてくれた。
「オークのステーキランチお待たせしましたー。残りもすぐにお持ちしまーす」
先ずはサルヴァンの方に、次はアレサに、とお店の人が料理を運んでくる。料理には温かそうな湯気がたち、とてもいい匂いがした。この匂いを嗅いでるだけでお腹が鳴りそうなほどに食欲を刺激する。
料理にはナイフとフォークがついており、早速オークのステーキにナイフを入れた。するとジュワッ、と汁が溢れる。1口大に切って口に運びひと噛み。零れる肉汁、広がる旨味。
「美味しい…! すっごく美味しいよう…」
「うん、こんな美味しいものがあるなんて…。私、幸せだ」
「美味いなぁ…。ほんとに美味い」
「うん、そうだね。来て良かったよ!」
僕たちは初めて受ける衝撃に不覚にも涙する。僕たちは貪るようにオークのステーキを食べる。言葉が出ない。こんな美味しいものが世の中にあるなんて!
大袈裟かも知れないけど、初めて知る世界はこんなにも素敵で感動をくれた。
「なぁ、これからはきっと稼ぎも増えるよな。なんたって俺たち、オーガを倒したんだぜ?」
「うん、でも不意打ちだったからね。調子に乗ると危ないし、今まで通り慎重に行こうよ」
そう。ちょっといい戦果を挙げたからと調子に乗って自分の力量を見誤った者から死んでいくんだ。そんな冒険者たちを僕たちは何度か見てきている。
「そうだな、ルウの言う通りだ。アリシアさんに怒られたばかりだろう?」
「いや、それはわかってるけどさ」
サルヴァンが口ごもっているなぁ。喧嘩になると嫌だしここは僕がフォローしよう。
「うん、でもわざわざオーガの相手をしなくてもいいと思うよ? 今度はオークの遭遇率に絞って強化すればいいんだし。そうすれば毎日オークを狩れるから収入は爆上がりだよ!」
「そう! それそれ。俺の言いたかったことはそれなんだよ!」
サルヴァンがしっかりと僕の意見に乗っかる。サルヴァンは空気の読める男なのだ。
「それは確かにそうだな。そうだ、剣も痛めば回復で直せるかもしれないな!」
「使い減りしない剣とか最高じゃないか!」
「魔法も使いたい放題だから何度も狩りに行けるもんね! ルウの恩恵1つでここまで変わるなんて凄いよね」
話が盛り上がってきて良かった。せっかくのご馳走なんだから楽しく食べたいよね。
「これもみんなルウのおかげだな!」
「そんなことないよ。それは恩恵が凄いだけだもん。みんなだって恩恵を手に入れたらみんな凄いことになるはずだよ?」
「夢が広がるなぁ……!」
さすがに照れる。僕個人は力も弱いし背も低い。それこそオークに簡単に殺されてしまうだろう。みんながいないと僕なんて弱っちいチビでしかない。
それから会話も弾み、僕たちは楽しく会話を楽しみながらオークステーキ定食を味わうのだった。
「ご馳走様でした…!」
僕たちはこのオークのステーキランチの味を一生忘れないだろう。これでまた頑張れる。
僕たちは揃ってお店を出た。そしてお互いの顔を見合わせ約束する。
「「また来ようね!」」
服装よし、身体も洗った。武器の棍棒は腰に下げてあるし大丈夫だろう。財布代わりの革袋も確認した。
「よ、よし、入るぞ!」
「お、おう!」
勇気を出して初めての定食!
僕たちはサルヴァンを先頭にお店へ入っていった。
「いらっしゃいませー、何名様ですか?」
「よ、4人です」
「ではあちらへどうぞー」
お店の人に案内され、僕たちはテーブルに腰掛ける。サルヴァンの隣に僕が座り、アレサの横にリーネが座って向かい合わせだ。
「すまん、メニューを読んでくれ」
「う、うん。えーっと、オーク肉のステーキランチが銀貨3枚だね。これがオススメみたい」
他の定食は銀貨4枚とかザラだった。どうやらランチというものは特別安いのかもしれない。普段食べてる格安弁当が銅貨3枚だから、1食で10回分の食事代になるのか。これはきっと凄いご馳走に違いない!
「よし、じゃあ俺はそれにする。おすすめだしな」
「なら私もだ」
「私も!」
一世一代の決断になるかと思いきや、一瞬で決まってしまった。そもそも料理の名前を聞いてもどんな料理なのか知らないのだから、おすすめを選ぶのは当然だろう。
ステーキ、なんて美味しそうな響きだろうか。
僕たちはお店の人にオークのステーキランチを4つ頼んだ。すぐに払うものらしく、僕たちは銀貨12枚支払うとお店の人もニッコリ笑ってくれた。
僕たちはワクワクしながら楽しみだね、なんて他愛ない話をしながら料理が来るのを待つ。
しばらくすると、お店の人が料理を運んできてくれた。
「オークのステーキランチお待たせしましたー。残りもすぐにお持ちしまーす」
先ずはサルヴァンの方に、次はアレサに、とお店の人が料理を運んでくる。料理には温かそうな湯気がたち、とてもいい匂いがした。この匂いを嗅いでるだけでお腹が鳴りそうなほどに食欲を刺激する。
料理にはナイフとフォークがついており、早速オークのステーキにナイフを入れた。するとジュワッ、と汁が溢れる。1口大に切って口に運びひと噛み。零れる肉汁、広がる旨味。
「美味しい…! すっごく美味しいよう…」
「うん、こんな美味しいものがあるなんて…。私、幸せだ」
「美味いなぁ…。ほんとに美味い」
「うん、そうだね。来て良かったよ!」
僕たちは初めて受ける衝撃に不覚にも涙する。僕たちは貪るようにオークのステーキを食べる。言葉が出ない。こんな美味しいものが世の中にあるなんて!
大袈裟かも知れないけど、初めて知る世界はこんなにも素敵で感動をくれた。
「なぁ、これからはきっと稼ぎも増えるよな。なんたって俺たち、オーガを倒したんだぜ?」
「うん、でも不意打ちだったからね。調子に乗ると危ないし、今まで通り慎重に行こうよ」
そう。ちょっといい戦果を挙げたからと調子に乗って自分の力量を見誤った者から死んでいくんだ。そんな冒険者たちを僕たちは何度か見てきている。
「そうだな、ルウの言う通りだ。アリシアさんに怒られたばかりだろう?」
「いや、それはわかってるけどさ」
サルヴァンが口ごもっているなぁ。喧嘩になると嫌だしここは僕がフォローしよう。
「うん、でもわざわざオーガの相手をしなくてもいいと思うよ? 今度はオークの遭遇率に絞って強化すればいいんだし。そうすれば毎日オークを狩れるから収入は爆上がりだよ!」
「そう! それそれ。俺の言いたかったことはそれなんだよ!」
サルヴァンがしっかりと僕の意見に乗っかる。サルヴァンは空気の読める男なのだ。
「それは確かにそうだな。そうだ、剣も痛めば回復で直せるかもしれないな!」
「使い減りしない剣とか最高じゃないか!」
「魔法も使いたい放題だから何度も狩りに行けるもんね! ルウの恩恵1つでここまで変わるなんて凄いよね」
話が盛り上がってきて良かった。せっかくのご馳走なんだから楽しく食べたいよね。
「これもみんなルウのおかげだな!」
「そんなことないよ。それは恩恵が凄いだけだもん。みんなだって恩恵を手に入れたらみんな凄いことになるはずだよ?」
「夢が広がるなぁ……!」
さすがに照れる。僕個人は力も弱いし背も低い。それこそオークに簡単に殺されてしまうだろう。みんながいないと僕なんて弱っちいチビでしかない。
それから会話も弾み、僕たちは楽しく会話を楽しみながらオークステーキ定食を味わうのだった。
「ご馳走様でした…!」
僕たちはこのオークのステーキランチの味を一生忘れないだろう。これでまた頑張れる。
僕たちは揃ってお店を出た。そしてお互いの顔を見合わせ約束する。
「「また来ようね!」」
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