16 / 188
第16話 魔法の威力がおかしい
しおりを挟む
僕とリーネは川原に来ていた。なんのためかというと、新しく覚えた魔法の確認だ。ぶっつけ本番で使う訳にもいかないので効果は試しておきたい。
「じゃあいくね。凍結!」
リーネが川に向かって魔法を放つ。川の上に冷気が広がり空気中の水分をも凍てつかせる。しかもその範囲はとてつもなく広く、掘っ建て小屋なら4軒くらい入りそうだ。冷気も凄くこっちにまで冷気が来ていて、ちと寒いくらいだ。
そしてピシピシ、と川の水が凍りついていく。流れが緩やかとはいえ、流れる川が凍るなんて相当ではないだろうか?
冬の寒い時でもこうはならないと思う。
「これホントに初級魔法…?」
「全力でやってみたけど凄いねこれ!」
「川が凍りつくっておかしいでしょ……。戻さないと」
この川は大事な生活用水でもある。正直凍りつくなんて思わなかったんだけど。早く戻さないと川の水が溢れて大変なことになる。
「じゃあ燃焼!」
凍りついた川から広範囲に渡り炎が立ち昇る。強化をかけてないはずなのになんだこの威力は!?
「えええええええ!?」
いつもの燃焼だとここまではいかないはず。使ったリーネ自身も驚いている。もちろん全力でやったと思うけど、以前試したときの比じゃあない。
リーネの目が点になってるわ。
それでも川の氷は溶けきっていない。燃焼も燃やすものが無ければすぐに消えてしまう。
「水創!」
僕も全力の水創で氷を溶かしにいく。
どっぱーーーーーん!
大量の水が溢れ、川が一気に増水した。それでも氷は残っている。ならば拡大解釈!
水は水でも沸騰寸前の熱いお湯にしてしまえ!
「水創!」
熱湯をかけ、しばらくするとようやく普通に川が流れるようになった。それにしても魔法の効果が上がっている気がする。というより威力がおかしい。
それとこの熱湯魔法使えるかもしれない。練習して量や吹き出す威力などを調整できるようにしよう。
「リーネ、氷弾使ってみて」
「うん。氷弾!」
そうやって生み出した氷のサイズは前にオーガを押し潰した時とほぼ同じサイズだった。
「向こうの岩にぶつけてみよう」
対岸にちょうどこの氷塊と同じくらいの岩があったのでそれを狙うよう指示する。
「わかった。シュート!」
まるで矢のような速さで岩にぶつかると、岩も氷塊も轟音を立てて砕け、破片が周りに飛び散る。そこにあった岩は無惨にもバラバラに四散していた。なんじゃこの威力は!
「この魔法だけでオーガ倒せそうだね…」
「僕もそう思う…」
その破壊力に呆然としてしまう。このままだとデカすぎて使いにくいかもしれない。これじゃ氷弾じゃなくて氷隕石じゃん。
それから僕たちは使いやすいサイズや量、範囲を色々試した。おかげで大分扱いに慣れてきたようだ。
しかしなんで急にこんな魔法の威力が上がっているのだろうか。資質を強化ブーストしてから大分経ってるはずなのに…。
「明日魔法の資質を鑑定し直してもらおう。もしかしたら変化してるのかも」
「うん、そうだね」
資質は条件次第で変化することがある。レアなケースだけど、ずっと同じ系統の魔法を使い続けたり、精霊と契約したり恩恵の影響だったりだ。もしかしたら強化で資質を上げたことが関係しているのかもしれない。
「じゃあいくね。凍結!」
リーネが川に向かって魔法を放つ。川の上に冷気が広がり空気中の水分をも凍てつかせる。しかもその範囲はとてつもなく広く、掘っ建て小屋なら4軒くらい入りそうだ。冷気も凄くこっちにまで冷気が来ていて、ちと寒いくらいだ。
そしてピシピシ、と川の水が凍りついていく。流れが緩やかとはいえ、流れる川が凍るなんて相当ではないだろうか?
冬の寒い時でもこうはならないと思う。
「これホントに初級魔法…?」
「全力でやってみたけど凄いねこれ!」
「川が凍りつくっておかしいでしょ……。戻さないと」
この川は大事な生活用水でもある。正直凍りつくなんて思わなかったんだけど。早く戻さないと川の水が溢れて大変なことになる。
「じゃあ燃焼!」
凍りついた川から広範囲に渡り炎が立ち昇る。強化をかけてないはずなのになんだこの威力は!?
「えええええええ!?」
いつもの燃焼だとここまではいかないはず。使ったリーネ自身も驚いている。もちろん全力でやったと思うけど、以前試したときの比じゃあない。
リーネの目が点になってるわ。
それでも川の氷は溶けきっていない。燃焼も燃やすものが無ければすぐに消えてしまう。
「水創!」
僕も全力の水創で氷を溶かしにいく。
どっぱーーーーーん!
大量の水が溢れ、川が一気に増水した。それでも氷は残っている。ならば拡大解釈!
水は水でも沸騰寸前の熱いお湯にしてしまえ!
「水創!」
熱湯をかけ、しばらくするとようやく普通に川が流れるようになった。それにしても魔法の効果が上がっている気がする。というより威力がおかしい。
それとこの熱湯魔法使えるかもしれない。練習して量や吹き出す威力などを調整できるようにしよう。
「リーネ、氷弾使ってみて」
「うん。氷弾!」
そうやって生み出した氷のサイズは前にオーガを押し潰した時とほぼ同じサイズだった。
「向こうの岩にぶつけてみよう」
対岸にちょうどこの氷塊と同じくらいの岩があったのでそれを狙うよう指示する。
「わかった。シュート!」
まるで矢のような速さで岩にぶつかると、岩も氷塊も轟音を立てて砕け、破片が周りに飛び散る。そこにあった岩は無惨にもバラバラに四散していた。なんじゃこの威力は!
「この魔法だけでオーガ倒せそうだね…」
「僕もそう思う…」
その破壊力に呆然としてしまう。このままだとデカすぎて使いにくいかもしれない。これじゃ氷弾じゃなくて氷隕石じゃん。
それから僕たちは使いやすいサイズや量、範囲を色々試した。おかげで大分扱いに慣れてきたようだ。
しかしなんで急にこんな魔法の威力が上がっているのだろうか。資質を強化ブーストしてから大分経ってるはずなのに…。
「明日魔法の資質を鑑定し直してもらおう。もしかしたら変化してるのかも」
「うん、そうだね」
資質は条件次第で変化することがある。レアなケースだけど、ずっと同じ系統の魔法を使い続けたり、精霊と契約したり恩恵の影響だったりだ。もしかしたら強化で資質を上げたことが関係しているのかもしれない。
43
あなたにおすすめの小説
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
10才の誕生日に女神に与えられた本。
それは、最強の魔道具だった。
魔道具頼みの異世界で『魔法』を武器に成り上がっていく!
すべては、憧れのスローライフのために!
エブリスタにも掲載しています。
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる