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白虎の背後にいたのは、立派な体格をした馬の魔獣、バトルホースだろう。白虎の背に乗っているのも、間違いなければバトルホースだと思うが、どうも様子がおかしい
突然の訪問者に、少し恐怖もあったけれど、それよりもまずは事情がありそうだから、それを聞くのが先だ。そう思って、慌てて白虎に駆け寄った
間近で見ると、僕の判断は間違いなかった事を確認した。白虎の背に乗っていたのは、おそらく白虎の後ろにいるバトルホースの子供だろう
体のあちらこちらに無数の傷を負っていて、小さく漏れる息に、瀕死の状態なのだと判断した僕は、迷わず白虎の背からその子を地面に優しく横たえる。急な僕の動きに、親のバトルホースが威嚇しようと動いたが、白虎に諌められていた
そんな様子を傍目に確認しつつ、作業の手を進める
魔法は一通り習得し、今は不可侵属性の魔法を学ぶ僕にとって、回復魔法や治癒魔法はお手の物だった
「良く頑張ったね。もう大丈夫だからね」
そう言って、傷に障らない様に優しく頭を撫でると、安心したかのように目を細めた子供を確認して、僕は治癒魔法を行使する
深い傷に、浅い傷。こんな幼い子供が負って良い傷では無い。一体誰がこんな酷い事をしたんだ
胸に沸々と湧いてくる怒りを出す事なく、治癒をしていく。体の傷を全て治癒した後、回復魔法をかけて治療は終わった
「ふぅ…これで終わりだ。うん。呼吸も安定してる。もう大丈夫だね」
『流石は主だ。お主たちも、良かったな』
『……かたじけない。此度は、我が、我が息子を救って、い、頂きっ…』
父親であろうバトルホースが、声を詰まらせつつそう言って来た。母親は、治療が終わり穏やかな寝息を立てる子供の側にいた。僕が一目見ただけでも、瀕死で危険な状態だったんだ。親の心配は、相当なものだったろう
「治療は全て終わってます。もう安心して大丈夫ですよ。それよりも、何故こんなに酷い状態だったのか、聞かせていただけますか?」
『…承知。我等は元々この大陸に住まう者だった。だが、守護神様が眠りに入られ大陸は変容していき、我等は住み続ける事が出来なくなったのだ。だから、我等はこの地を去ったのだが、守護神様の復活を知り、この地に戻っている道中、息子が人族に捕まってしまい…』
『我が散歩している時に、懐かしき気配がしたので行ってみたら、悲惨な状態だったのだ。まぁ、主に人間がな。しかし、こやつらの息子も酷い傷を負っていてな。主ならば治療できるだろうと、連れて来たのだ』
「そうだったんだね。彼等も、白虎と同じ去った者だったのか。あ、それなら同じように去った者は戻って来るって可能性は…」
『あるな。と言うより、間違いなく戻って来るだろうな。心配なのは、我やこやつらの様に強い者ならば、道中も心配はいらぬがな…』
『戦闘において、力の無い者達も多くが去って行った。戻って来るとは思うが、我等でさえこのような目にあったのだ。心配だな』
「確かに。よし!白虎、それからバトルホースの…」
『我等はバトルホースの希少種。いわばバトルホースの変異種だな。無論、我らも力に慣れる事があれば、何でもしよう』
「分かった。2人でこの大陸周辺まで、見回りをお願いしてもいいかな?範囲は、魔の森付近まで。それで、今回の様な人たちを警戒してくれる?」
『分かった。緊急の場合は、保護と捕獲も行うが、問題は無いな?』
「もちろんだ」
突然の訪問者に、少し恐怖もあったけれど、それよりもまずは事情がありそうだから、それを聞くのが先だ。そう思って、慌てて白虎に駆け寄った
間近で見ると、僕の判断は間違いなかった事を確認した。白虎の背に乗っていたのは、おそらく白虎の後ろにいるバトルホースの子供だろう
体のあちらこちらに無数の傷を負っていて、小さく漏れる息に、瀕死の状態なのだと判断した僕は、迷わず白虎の背からその子を地面に優しく横たえる。急な僕の動きに、親のバトルホースが威嚇しようと動いたが、白虎に諌められていた
そんな様子を傍目に確認しつつ、作業の手を進める
魔法は一通り習得し、今は不可侵属性の魔法を学ぶ僕にとって、回復魔法や治癒魔法はお手の物だった
「良く頑張ったね。もう大丈夫だからね」
そう言って、傷に障らない様に優しく頭を撫でると、安心したかのように目を細めた子供を確認して、僕は治癒魔法を行使する
深い傷に、浅い傷。こんな幼い子供が負って良い傷では無い。一体誰がこんな酷い事をしたんだ
胸に沸々と湧いてくる怒りを出す事なく、治癒をしていく。体の傷を全て治癒した後、回復魔法をかけて治療は終わった
「ふぅ…これで終わりだ。うん。呼吸も安定してる。もう大丈夫だね」
『流石は主だ。お主たちも、良かったな』
『……かたじけない。此度は、我が、我が息子を救って、い、頂きっ…』
父親であろうバトルホースが、声を詰まらせつつそう言って来た。母親は、治療が終わり穏やかな寝息を立てる子供の側にいた。僕が一目見ただけでも、瀕死で危険な状態だったんだ。親の心配は、相当なものだったろう
「治療は全て終わってます。もう安心して大丈夫ですよ。それよりも、何故こんなに酷い状態だったのか、聞かせていただけますか?」
『…承知。我等は元々この大陸に住まう者だった。だが、守護神様が眠りに入られ大陸は変容していき、我等は住み続ける事が出来なくなったのだ。だから、我等はこの地を去ったのだが、守護神様の復活を知り、この地に戻っている道中、息子が人族に捕まってしまい…』
『我が散歩している時に、懐かしき気配がしたので行ってみたら、悲惨な状態だったのだ。まぁ、主に人間がな。しかし、こやつらの息子も酷い傷を負っていてな。主ならば治療できるだろうと、連れて来たのだ』
「そうだったんだね。彼等も、白虎と同じ去った者だったのか。あ、それなら同じように去った者は戻って来るって可能性は…」
『あるな。と言うより、間違いなく戻って来るだろうな。心配なのは、我やこやつらの様に強い者ならば、道中も心配はいらぬがな…』
『戦闘において、力の無い者達も多くが去って行った。戻って来るとは思うが、我等でさえこのような目にあったのだ。心配だな』
「確かに。よし!白虎、それからバトルホースの…」
『我等はバトルホースの希少種。いわばバトルホースの変異種だな。無論、我らも力に慣れる事があれば、何でもしよう』
「分かった。2人でこの大陸周辺まで、見回りをお願いしてもいいかな?範囲は、魔の森付近まで。それで、今回の様な人たちを警戒してくれる?」
『分かった。緊急の場合は、保護と捕獲も行うが、問題は無いな?』
「もちろんだ」
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