転生貴族のスローライフ

マツユキ

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予め作成していた街の完成図に沿って、区画整理を手分けして行った

「ここはこんなんでいいか?」

「――――うん!問題ないよー!」





第二の街を作るにあたって、領民にも色々聞く事になった。これからどうしたいかをね

ここに来たばかりの頃は、生きて行くだけで精一杯で、今日食べる物の確保が優先事項だった彼らに、来て早々にこの先どうしたい?って聞いても考えられないでしょ?

だから、ゆっくりと養生してもらって、ここでの生活に慣れて来た頃に聞こうとは思ってはいたんだ

そしたら、僕の想像よりも多くの人が、あれがしてみたい、これがしたいと、生き生きとして答えてくれた


店を持ちたい人、職人になって自分の工房を持ちたい人。やはり農業が好きだからと言う人もいたし、街の魔獣たちの世話をしたいと言う人もいた

店を持ちたいって人達には、第一と第二、どちらに店を構えるかを聞いて、第一にって人達には既に土地も選んでもらって建設中である

工房を希望した人たちも土地を選んでもらって、建設中だ

取り敢えず、何をやりたいかが決まった人たちは、全員土地を購入し店や工房、住居を建設中なのだ

土地の値段や建設費用などは、バルトとハンス、フランクと僕で予め決定していたから、その金額を利子などは無しで儲けが出た時に支払う事になっている

支払いで一杯になっても元も子もないから、返済金額は収入によって決める事にした。生活が苦しいのでは意味がないし、流通が進めば街の運営資金として税も徴収しないといけない

その分の支払いと、土地代、建設費用。それから僕はいいと言ったんだけど、家具やもろもろ僕が準備した物の支払いもすると言って来たから、その支払いもある

支払ばかりで、みんなの生活が心配になってしまったから、収入によって税や支払う金額を決める事をゴリ押しした感じだ

で、このやり取りを聞いていたハンスとフランクが、そのやり方は実にいい!と言って、税収のやり方がどんどんと決められていった。まだ詳細は聞いてないんだけど、恐らく日本にいた時の様な感じにまとまると思ってる


で、第二の街にって人達には、取り敢えず護身の為に、自力を上げてもらう事に徹底してもらっている。体力や体術。魔法の練度などが上昇すれば、身を守る術が増えるし、本人も安心だし僕も安心だ

結構な無茶ぶりをしたと、自覚はあって申し訳ないと思いつつ、お願いしたらみんな何故か嬉々として取り組んでくれている

今では、第二の街の警護を担ってもらおうと思っている人達と一緒に訓練しているから、まぁ結果オーライって事なんだろう

だから、第二の街にも希望の土地を選んでもらって、建設って流れだからまだ区画整理だけなんだ

取り敢えず、領主邸に見立てた来賓用の建物と、騎士の駐屯所と宿舎、訓練場。それから噴水などの装飾物などを立てていく事に

「なぁ、マリス様」

「ん?何?」

「第一、第二でも良いけどよ。街の名前と、そろそろこの大陸にも名前があった方が良いんじゃないかと思ってな」

「あー…確かにそうだね。大陸の名前はゲルドラ様に確認するとして、街の名前は決めないとね」

「人も増えて来たしな」

「うん。なら早速、会議を開いて街の名前を決める事にしようか」

「それが良い。ここは後、少しで作業は終わるからな」

建設する物も少なかったから、あっという間に終わった作業。後は街を囲む壁を建てれば、あらかた完成だ

「さ、一気にやってしまおう!」
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