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窓から差し込む、心地よい朝日が結良を眠りから目覚めさせる
「…っん……あぁ…あのまま眠ちゃったのか」
自室のデスクに突っ伏したまま眠ってしまったので、体の節々からじんわりとした痛みを感じる
「とりあえず期限の近いものは出来たから、後は提出するだけだね」
完成した書類の殆どが風紀へ提出する物だったので、生徒会室に行く前に提出しようと決め準備を始める
「…よし」
入浴を済ませ身支度した後、朝食をとらずそのまま自室を後にした。結良の部屋は寮棟の最上階にあるため、備え付けられているエレベータに乗り、1Fまで下りる。そこから校舎へ向かい風紀室を目指した
誰もいないだろうとは思ったのだが、いちをノックをすると、室内から『どうぞ』と声がした事に、少し驚きつつ室内に入る
「失礼しま……加賀城先輩?」
室内に居たのは風紀委員長の加賀城稜真だった
「おぉ、来たか」
まるで待っていたかのような口ぶりに、戸惑う結良
「…いつもこんな時間から?」
「それはこっちのセリフだ。まったく、ちゃんと寝ていないだろう?目の下に大きな熊を飼ってるぞ」
「…うっ」
「…朝食は?」
「…た、食べてきました!」
「…はぁ」
「…うぅっ」
次々と指される図星に、シュンとなってしまう結良に、更にため息がこぼれてしまう加賀城
「竜元が戻って来たら、怒られるぞ?」
現在、生徒会長である竜元 司は語学留学に行っており不在であった
「それは…嫌ですね」
竜元財閥は由緒ある家柄であり、その名は日本国内に留まらず、世界に知れる程の財閥である。その為なのか会長はとても厳格な人物で、ことさら『仕事』においてはとても厳しいのだ
そんな会長は、学園でも一番の人気を誇っていた。それは人柄と言うよりも主に『容姿』で、だが
結良はそんな会長を、とても尊敬している。性格は違えど、今目の前に居る加賀城も、例外ではない
「…はぁ、少しくらい遅れても大丈夫だから、無理はするな」
「そ、そんな!迷惑はかけられません!」
「…っとに頑固な奴だ」
頑なに首を振ろうとしない後輩にため息ばかりがこぼれる
「あ、これ、提出書類です」
思い出した様に、鞄から書類を取り出す
「はいよ。確かに受け取った」
軽く確認しただけでも、間違いの無い書類たちにため息がこぼれた。人間は間違うものだ。完璧な人間などいないのだから。この書類一つ一つを『完璧』にするために、いったいどれだけ『努力』を重ねたのだろうか
「お前、他の役員の事は…」
「…?さぁ、僕も分からないんです。気づけば誰も来なくなってしまっていて。体調が悪いのか…僕が何かしてしまったのか…色々考えてはいるんですが、仕事があるので中々会いに行けなくて…」
「…お前は知らないのか…?」
「何をですか?」
「…いや、そうか…」
「?」
考え込む加賀城を不思議そうに見る結良
「…?あ、僕もう行きますね」
「…あ、あぁ。無理はするなよ」
言っても無駄だとは分かっているが、言わずにはいれない
「はい!では、失礼します」
―――バタン
出て行った後輩の後ろ姿は、以前にも増して細くなっていた
「…あいつに、報告するべきかもな…」
頑張り屋の可愛い後輩が、今にも倒れそうな状況。他の役員が心を入れ替え戻って来る事を待っていたが、その可能性は極めて低い
「最悪は避けたいが…ここまで来てたんじゃ、無理な話だな。たく、何を考えてんだ、あいつらは」
深い、深い溜息をつきながら、結良が持って来た書類の確認を始めた
「…っん……あぁ…あのまま眠ちゃったのか」
自室のデスクに突っ伏したまま眠ってしまったので、体の節々からじんわりとした痛みを感じる
「とりあえず期限の近いものは出来たから、後は提出するだけだね」
完成した書類の殆どが風紀へ提出する物だったので、生徒会室に行く前に提出しようと決め準備を始める
「…よし」
入浴を済ませ身支度した後、朝食をとらずそのまま自室を後にした。結良の部屋は寮棟の最上階にあるため、備え付けられているエレベータに乗り、1Fまで下りる。そこから校舎へ向かい風紀室を目指した
誰もいないだろうとは思ったのだが、いちをノックをすると、室内から『どうぞ』と声がした事に、少し驚きつつ室内に入る
「失礼しま……加賀城先輩?」
室内に居たのは風紀委員長の加賀城稜真だった
「おぉ、来たか」
まるで待っていたかのような口ぶりに、戸惑う結良
「…いつもこんな時間から?」
「それはこっちのセリフだ。まったく、ちゃんと寝ていないだろう?目の下に大きな熊を飼ってるぞ」
「…うっ」
「…朝食は?」
「…た、食べてきました!」
「…はぁ」
「…うぅっ」
次々と指される図星に、シュンとなってしまう結良に、更にため息がこぼれてしまう加賀城
「竜元が戻って来たら、怒られるぞ?」
現在、生徒会長である竜元 司は語学留学に行っており不在であった
「それは…嫌ですね」
竜元財閥は由緒ある家柄であり、その名は日本国内に留まらず、世界に知れる程の財閥である。その為なのか会長はとても厳格な人物で、ことさら『仕事』においてはとても厳しいのだ
そんな会長は、学園でも一番の人気を誇っていた。それは人柄と言うよりも主に『容姿』で、だが
結良はそんな会長を、とても尊敬している。性格は違えど、今目の前に居る加賀城も、例外ではない
「…はぁ、少しくらい遅れても大丈夫だから、無理はするな」
「そ、そんな!迷惑はかけられません!」
「…っとに頑固な奴だ」
頑なに首を振ろうとしない後輩にため息ばかりがこぼれる
「あ、これ、提出書類です」
思い出した様に、鞄から書類を取り出す
「はいよ。確かに受け取った」
軽く確認しただけでも、間違いの無い書類たちにため息がこぼれた。人間は間違うものだ。完璧な人間などいないのだから。この書類一つ一つを『完璧』にするために、いったいどれだけ『努力』を重ねたのだろうか
「お前、他の役員の事は…」
「…?さぁ、僕も分からないんです。気づけば誰も来なくなってしまっていて。体調が悪いのか…僕が何かしてしまったのか…色々考えてはいるんですが、仕事があるので中々会いに行けなくて…」
「…お前は知らないのか…?」
「何をですか?」
「…いや、そうか…」
「?」
考え込む加賀城を不思議そうに見る結良
「…?あ、僕もう行きますね」
「…あ、あぁ。無理はするなよ」
言っても無駄だとは分かっているが、言わずにはいれない
「はい!では、失礼します」
―――バタン
出て行った後輩の後ろ姿は、以前にも増して細くなっていた
「…あいつに、報告するべきかもな…」
頑張り屋の可愛い後輩が、今にも倒れそうな状況。他の役員が心を入れ替え戻って来る事を待っていたが、その可能性は極めて低い
「最悪は避けたいが…ここまで来てたんじゃ、無理な話だな。たく、何を考えてんだ、あいつらは」
深い、深い溜息をつきながら、結良が持って来た書類の確認を始めた
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