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1章
meal place
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──間違いない、この兄妹は狼だ!人が八、狼が二の割合位の亜人種。ラノベやアニメでしかみたことない亜人種、いよいよもって異世界って感じがしてきたな、来たくて来た世界じゃないけど、せっかく生まれ変われたんだ、前の世界で生きられなかった分この世界で目一杯生きてみますか。
「これから宜しくエリカ、タクマ」
「こちらこそ宜しくソウタ」
「俺の妹に手を出したら承知ねぇからな」
颯太は兄妹にこの世界について聞きたいことが山程あった。亜人種は他にどんな種類がいるのか、魔法の類いはあるのか、気になることすべて質問したかった。
夜に転生した颯太には分からなかったが、もう夜遅くなのか兄妹は大きなあくびをしていた。特にエリカは貴族家に侵入と颯太をここまで運んで来たのだ疲れているのも無理はない。颯太はこの世界の質問を翌日に持ち越すことにした。
****************
──翌日
颯太は目を覚ましたが、兄妹の姿が見あたらなかった。起き上がると昨日の痛みが引いて楽に動けるようになっていた。
颯太は兄妹を捜索するため小屋を出ると辺り一面に樹木がある、朝の訪れを知らせるような鳴き声で小鳥がさえずり、朝風が緑の海をまるで波があるかのように揺らしている。
「元の世界じゃこんな爽快感は滅多に体験できないから、う~ん空気がおいしいな」
颯太は背伸びをして大きく息を吸い込んだ。しばらく兄妹の捜索を忘れるほど大自然に浸っていた颯太は、はっと思い出したように兄妹を探し始めた。
小屋からでて真正面に二百メートルくらい歩いただろうか、小屋も見えなくなり颯太の全方位を樹木が覆った。そんななか、鼓膜を川のせせらぐ響きが振動させた。
颯太は音源の方向に向かって歩き続けると幅は十五メートルほどの川があり。川は、光が水底に刺さるくらい透き通り、見下ろすと魚が上流に向かって泳いでいるのが見える。
その川の下流で狼の兄妹が魚を採っている姿があった。
タクマは自作の茂みにパーカーとカーゴパンツの姿で潜め釣りをしていた。竿は三本あり、どれも緑色をしていて草木に似せているのだろう。
一方エリカはタクマよりも下流にてホットパンツとへそだしTシャツという服装で水中の魚を弾き、背負っている木製の籠に上手く放り込んでいる。その動きは熊のごとく、狙った獲物は逃がさないといわんばかりだった。
二人がいたことに安心した颯太は自分が来た方向に歩きだし小屋に帰った。
暫くしてエリカが満足げな笑みで帰ってきた。
「ふー食べた食べた、明日は何にしようかな♪山菜が良いかな。あっソウタおはよう、もうお腹は大丈夫?」
「おはよう、あぁもう痛みは引いたみたいだ」
「ならよかった。そういえばソウタ、朝飯は食べた?」
「まだ食べてないけど……あれ?」
──そういえばここに来たとき、いかにも今、朝飯食べてきました感出てたけど……まさか、
「まさかとは思うけど食べ物は……」
エリカは当たり前でしょと言う顔で、
「うん、自前だよ。自分で採ってその場で食べる。これはこの家のルール、ちなみに口に入る前なら強奪ありだから気を付けなきゃ盗られるかもね」
──くそぅ、さっきの川がmeal placeだったなんて、もう一度そこに行かなくてはならないのか。
颯太は空腹で胃が動く音を押さえて立ち上がり、
「いってきます……」
「いってらっしゃい、ソウタ」
エリカは心配そうに颯太を見送った。
「これから宜しくエリカ、タクマ」
「こちらこそ宜しくソウタ」
「俺の妹に手を出したら承知ねぇからな」
颯太は兄妹にこの世界について聞きたいことが山程あった。亜人種は他にどんな種類がいるのか、魔法の類いはあるのか、気になることすべて質問したかった。
夜に転生した颯太には分からなかったが、もう夜遅くなのか兄妹は大きなあくびをしていた。特にエリカは貴族家に侵入と颯太をここまで運んで来たのだ疲れているのも無理はない。颯太はこの世界の質問を翌日に持ち越すことにした。
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──翌日
颯太は目を覚ましたが、兄妹の姿が見あたらなかった。起き上がると昨日の痛みが引いて楽に動けるようになっていた。
颯太は兄妹を捜索するため小屋を出ると辺り一面に樹木がある、朝の訪れを知らせるような鳴き声で小鳥がさえずり、朝風が緑の海をまるで波があるかのように揺らしている。
「元の世界じゃこんな爽快感は滅多に体験できないから、う~ん空気がおいしいな」
颯太は背伸びをして大きく息を吸い込んだ。しばらく兄妹の捜索を忘れるほど大自然に浸っていた颯太は、はっと思い出したように兄妹を探し始めた。
小屋からでて真正面に二百メートルくらい歩いただろうか、小屋も見えなくなり颯太の全方位を樹木が覆った。そんななか、鼓膜を川のせせらぐ響きが振動させた。
颯太は音源の方向に向かって歩き続けると幅は十五メートルほどの川があり。川は、光が水底に刺さるくらい透き通り、見下ろすと魚が上流に向かって泳いでいるのが見える。
その川の下流で狼の兄妹が魚を採っている姿があった。
タクマは自作の茂みにパーカーとカーゴパンツの姿で潜め釣りをしていた。竿は三本あり、どれも緑色をしていて草木に似せているのだろう。
一方エリカはタクマよりも下流にてホットパンツとへそだしTシャツという服装で水中の魚を弾き、背負っている木製の籠に上手く放り込んでいる。その動きは熊のごとく、狙った獲物は逃がさないといわんばかりだった。
二人がいたことに安心した颯太は自分が来た方向に歩きだし小屋に帰った。
暫くしてエリカが満足げな笑みで帰ってきた。
「ふー食べた食べた、明日は何にしようかな♪山菜が良いかな。あっソウタおはよう、もうお腹は大丈夫?」
「おはよう、あぁもう痛みは引いたみたいだ」
「ならよかった。そういえばソウタ、朝飯は食べた?」
「まだ食べてないけど……あれ?」
──そういえばここに来たとき、いかにも今、朝飯食べてきました感出てたけど……まさか、
「まさかとは思うけど食べ物は……」
エリカは当たり前でしょと言う顔で、
「うん、自前だよ。自分で採ってその場で食べる。これはこの家のルール、ちなみに口に入る前なら強奪ありだから気を付けなきゃ盗られるかもね」
──くそぅ、さっきの川がmeal placeだったなんて、もう一度そこに行かなくてはならないのか。
颯太は空腹で胃が動く音を押さえて立ち上がり、
「いってきます……」
「いってらっしゃい、ソウタ」
エリカは心配そうに颯太を見送った。
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