5 / 49
本編
狐の嫁入り
しおりを挟む
白狐をみてから3日
何事もなく過ごしてます
逆に暇です。暇で暇でしょうがない
「出かけてくる!」
ダリオルに一言いってギルドを出る
森まで走る
なんか良いことあるかなー?
---
良いことなんてなかった
今、目の前に白狐がいます
なぜこうなったのかざっくりと話しますと
白狐寝てる→素通りしよ→尻尾踏んだ→ヤババババババ(今ここ)
眉間に月の模様がある
「ちょ、えっと、すみません。」
めっちゃグイグイくるやん
鼻がぶつかりそう
あー目、めっちゃキレイやん
「んにゃ?」
くいっと鼻でフードをはずす
ちなみに今日は面をつけてこなかった
な、何
じーとこちらを見ている
襲う感じはないけど...
スンスン
「くすぐった、い」
めっちゃ臭い嗅いでくる
く、臭かった?
鼻をグイグイと押して嗅いでくるので地味に痛い
{お主。気に入った!妾のペットになる権利をやろうぞ}
キャァァァアシャベッタァァァァァア!!
{ぬ、失礼な。妾は月の白狐よぞ。妾の気配に恐れず近寄ってくると思えば尻尾は踏むしのぉ...}
いや、まじですみません
踏む気はなかったんです
広い森で土下座とか...笑えん
もっと楽しくお散歩したかった
{臭いも悪くない。よってペットにしてやろう}
「遠慮します」
土下座を解除しハッキリ言う
ペットになるわけないやん
{ペットになるのは名誉ぞよ}
とはいえ嫌でしょ
狐のペットが人って笑えん
あ、白狐には関係ないんか
でも私は嫌なんで
{むぅー。なら妾がそなたについていくのとどっちがよい}
ついていく方いったくでしょ
ペットになったら大変そう
{ぐぬぬぬぬ。わかったぞよ。妾がそなたについていけばよいのだろう...}
いや、無理についてこなくていいですよ?
こちらにも都合があるので
ははは...
{いや!ついていく!妾が行くと言ったら行くのじゃ!}
そ、そうですか
ですがそちらにも都合があるのでは?
無理についてこなくていいですよ?本当に
断じて大変そうだからというわけではない
{行くのじゃ!太陽の白狐も気にしてる相手ならなおさらじゃ!妾が管理しなくとも太陽の方がなんとかするじゃろ!}
はぁ...
私の手には終えない
もう無理だ
なにいってもついてくる
「どうぞ。それで名前は?呼ぶの大変ですから」
{ない!そなたがつけろ!}
うっわ。どうしよ
...
「モーント。確か月って意味だったはず」
{うむ。これからはモーントと名乗ろう!妾はモーントじゃ!}
スーと眉間の月が光っている
なんだ?と思えば私の右手も光っている
な、なんじゃこりゃ
光が収まると右手の甲に三日月があった
モーントの方を見ると嬉しそうに尻尾をふってる
犬かよ
{そうじゃ。妾の主人にふさわしいように私、ではなく僕にすると良い。いやそうするのじゃ}
は?僕が僕よ、び、に...
なっとるー!?!?
てか主人ってなんやねん!せめてパートナーやろ!最初ペットうんぬんやったやん!なんやねん!
{これこれ、混乱するではない}
ケラケラ笑わないでよ...笑えん
はぁステータスみたろ
___
月の白狐[モーント]
Lv.112
種族 白狐
フェナカイト=アルマンディンと契約済み
«この先は今の鑑定では見ることができません»
___
うっそだろ...レベルがおかしいし鑑定が使えん
僕が戦っても勝てるステータスではないだろう
レベルが100越えてるもん
それに一人称を変えるとかまじありえん
下手したら神様より強いのでは?
なんて思ってしまう
はぁ。明日はどうなるかな
何事もなく過ごしてます
逆に暇です。暇で暇でしょうがない
「出かけてくる!」
ダリオルに一言いってギルドを出る
森まで走る
なんか良いことあるかなー?
---
良いことなんてなかった
今、目の前に白狐がいます
なぜこうなったのかざっくりと話しますと
白狐寝てる→素通りしよ→尻尾踏んだ→ヤババババババ(今ここ)
眉間に月の模様がある
「ちょ、えっと、すみません。」
めっちゃグイグイくるやん
鼻がぶつかりそう
あー目、めっちゃキレイやん
「んにゃ?」
くいっと鼻でフードをはずす
ちなみに今日は面をつけてこなかった
な、何
じーとこちらを見ている
襲う感じはないけど...
スンスン
「くすぐった、い」
めっちゃ臭い嗅いでくる
く、臭かった?
鼻をグイグイと押して嗅いでくるので地味に痛い
{お主。気に入った!妾のペットになる権利をやろうぞ}
キャァァァアシャベッタァァァァァア!!
{ぬ、失礼な。妾は月の白狐よぞ。妾の気配に恐れず近寄ってくると思えば尻尾は踏むしのぉ...}
いや、まじですみません
踏む気はなかったんです
広い森で土下座とか...笑えん
もっと楽しくお散歩したかった
{臭いも悪くない。よってペットにしてやろう}
「遠慮します」
土下座を解除しハッキリ言う
ペットになるわけないやん
{ペットになるのは名誉ぞよ}
とはいえ嫌でしょ
狐のペットが人って笑えん
あ、白狐には関係ないんか
でも私は嫌なんで
{むぅー。なら妾がそなたについていくのとどっちがよい}
ついていく方いったくでしょ
ペットになったら大変そう
{ぐぬぬぬぬ。わかったぞよ。妾がそなたについていけばよいのだろう...}
いや、無理についてこなくていいですよ?
こちらにも都合があるので
ははは...
{いや!ついていく!妾が行くと言ったら行くのじゃ!}
そ、そうですか
ですがそちらにも都合があるのでは?
無理についてこなくていいですよ?本当に
断じて大変そうだからというわけではない
{行くのじゃ!太陽の白狐も気にしてる相手ならなおさらじゃ!妾が管理しなくとも太陽の方がなんとかするじゃろ!}
はぁ...
私の手には終えない
もう無理だ
なにいってもついてくる
「どうぞ。それで名前は?呼ぶの大変ですから」
{ない!そなたがつけろ!}
うっわ。どうしよ
...
「モーント。確か月って意味だったはず」
{うむ。これからはモーントと名乗ろう!妾はモーントじゃ!}
スーと眉間の月が光っている
なんだ?と思えば私の右手も光っている
な、なんじゃこりゃ
光が収まると右手の甲に三日月があった
モーントの方を見ると嬉しそうに尻尾をふってる
犬かよ
{そうじゃ。妾の主人にふさわしいように私、ではなく僕にすると良い。いやそうするのじゃ}
は?僕が僕よ、び、に...
なっとるー!?!?
てか主人ってなんやねん!せめてパートナーやろ!最初ペットうんぬんやったやん!なんやねん!
{これこれ、混乱するではない}
ケラケラ笑わないでよ...笑えん
はぁステータスみたろ
___
月の白狐[モーント]
Lv.112
種族 白狐
フェナカイト=アルマンディンと契約済み
«この先は今の鑑定では見ることができません»
___
うっそだろ...レベルがおかしいし鑑定が使えん
僕が戦っても勝てるステータスではないだろう
レベルが100越えてるもん
それに一人称を変えるとかまじありえん
下手したら神様より強いのでは?
なんて思ってしまう
はぁ。明日はどうなるかな
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
奥様は聖女♡
喜楽直人
ファンタジー
聖女を裏切った国は崩壊した。そうして国は魔獣が跋扈する魔境と化したのだ。
ある地方都市を襲ったスタンピードから人々を救ったのは一人の冒険者だった。彼女は夫婦者の冒険者であるが、戦うのはいつも彼女だけ。周囲は揶揄い夫を嘲るが、それを追い払うのは妻の役目だった。
聖女追放 ~私が去ったあとは病で国は大変なことになっているでしょう~
白横町ねる
ファンタジー
聖女エリスは民の幸福を日々祈っていたが、ある日突然、王子から解任を告げられる。
王子の説得もままならないまま、国を追い出されてしまうエリス。
彼女は亡命のため、鞄一つで遠い隣国へ向かうのだった……。
#表紙絵は、もふ様に描いていただきました。
#エブリスタにて連載しました。
冷遇妃マリアベルの監視報告書
Mag_Mel
ファンタジー
シルフィード王国に敗戦国ソラリから献上されたのは、"太陽の姫"と讃えられた妹ではなく、悪女と噂される姉、マリアベル。
第一王子の四番目の妃として迎えられた彼女は、王宮の片隅に追いやられ、嘲笑と陰湿な仕打ちに晒され続けていた。
そんな折、「王家の影」は第三王子セドリックよりマリアベルの監視業務を命じられる。年若い影が記す報告書には、ただ静かに耐え続け、死を待つかのように振舞うひとりの女の姿があった。
王位継承争いと策謀が渦巻く王宮で、冷遇妃の運命は思わぬ方向へと狂い始める――。
(小説家になろう様にも投稿しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる