いずれ最強の少女 ~白き髪と紅の瞳~

カイゼリン

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本編

学園戦闘

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入学してから二週間たち周りにも馴染んだ
クラスメイトと仲良くなったがその中でも一部は僕たちと仲良くしてくれない


「お前無魔法使いなんだってな。無ってことは属性持ってないんだろ?かわいそうにー。まぁ俺様のっ嫁にしてやらんこともないけどなっ!どうだ?」


貴族のフォイ=マルースク君
一部からはマッシュルーム君とか男爵いもとか貴族(笑)等色々なあだ名を持つ


「.........」

フェアはそれを無視して友達と話している


「おいっ!聞いているのか!」
「マルースク君。それくらいにしたほうが...」
「うるさいっ!僕はバロンだぞ!バロネットの分際で...」
「確かにバロネットは貴族に含まないと考えるかもしれないけど...それくらいにした方がいいと思うよ?」


さすがにうるさくてみんなあきれてきているので止めに入る


「まぁデューク君の言う通りだよ?うちの妹に手を出すなんてことはさせないよ?」


周りが凍りつくほどの涼しい笑顔
フォイ君はちっと舌打ちをし、デューク君はいそいそとフォイ君についていく


「ありがとう!フェナカイトさん!」


---

「ちっ...なんなんだあいつ!僕は貴族だぞ!!」

バンッと机を蹴る

「マルースク君...八つ当たりは...」
「お前もお前だ!」

俺様よりも身分がしたな癖にっ...みんな嫌いだ
嫌いだ嫌いキライ
許さない。俺様を下にみるやつなんざ許さねぇ...


「...どうやらお怒りのようですね」
「誰だ!!」

フォイの前に黒い竜巻が現れる
デュークは吹き飛ばされないように近くにある柱に捕まった
フォイの近くには蹴飛ばした机しかなく捕まろうにも手が届かない
黒い竜巻にフォイが飲み込まれると


「ぐ...あぁ...ぁぁぁぁぁぁ...グルガァァァァァァア!!!!!!!!!!!!!!!」

「マルースク君!!!???」

グシャッ

「ぁぁぁぁぁぁ!!!???」

人の形をした何か
きっとフォイなのだろう
黒くおぞましい獣のようだ。目が血走り爛々と輝いている
腕を振るだけで柱ごとデュークを吹き飛ばし柱で潰された
柱の後ろには赤い血が見える
勢いよく潰された証拠だ


___

アビリティ 憤怒を取得

効果 一時的に能力が上がるが我を忘れる

カテゴリー 罪
カテゴリーの罪により世界排除対象に認定されます

___


「うーん...失敗かなぁ。勇者君が適任かな?まぁ最後まで楽しませてくれよ。モルモット」

「グルガァァァァァァア!!!!!!!!!!!!!!!グルガァァァァァァア!!!!!!!!!!!!!!!」


すべてをなぎ倒し教室がある方へと向かう



---


❲ピンポンパンポーン...緊急連絡!学園内にて何者かが暴れている模様!場所はすべての教室に繋がる第三大廊下!!第三大廊下!!教師は至急そちらに向かい対処せよ!生徒は直ちに避難を!❳

ざわざわ
ざわざわ

みんなが何事だとざわめきだす
探知を発動させるとこちらに莫大な魔力をもつ何かが近づいてきている

「兄さん?」
「早く避難するんだ。裏玄関方面。食堂側。いい?早く...」
「兄さんはどうするんですか?」

震えた声でフェアが聞いてくる
僕を見て緊急事態だと悟ったのだろう

「僕は大丈夫。だから早くいいね?」

返事を聞かないで走り出す
もう少しでこっちに来る...あれは...フォイ?


「グルガァァァァァァア!!!!!!!!!!!!!!!ユ、ユルサナ...イ!!!!!!!!!!!!!!!」


腕を振ると窓が割れ吹き飛ばされそうになる
獣のようなフォイは僕しか見てない...と思っていたが...


「グルガァァァァァァア!!!!!!!!!!!!!!!」


火魔法を放った先は...フェアがいる


「フェア!!!???」

全速力で走りフェアに覆い被さるようにする
ぐっ!?
威力が高い...背中が焼ける。熱い。皮膚がただれているかな?。だが大丈夫だ。死ぬほどじゃない
魔法で髪が一部焼け焦げ、制服は焼けて穴が開いた


「兄さん?兄さんっ!」
「大丈夫...太陽ほどじゃないからね」


よいしょと立ち上がる
無数の炎の矢がこちらに来る
氷魔法で防ごうにもすべては防げない
なら、被害が大きくならないように氷魔法でできるだけ相殺させて残りは体で受ける
刺さり血が出てくる。中から燃やされていく
まだ死なない。死ねない
目の前が炎と血で紅く染まる

血のかたまりが口から出てくる
体が紅く染まる


ハハハ...仲間に。妹に手を出そうとするなんて


はぜってぇ許さねぇかんな?」

体に力を入れる。木魔法で素早さをあげる
炎の矢が止み次の魔法の準備をしようとする瞬間に駆け出し黒裏で心臓をえぐる
血が心臓から黒裏へと結び、切れる
真っ赤な血を見てもなお、俺の怒りは静まらない

近距離で魔法を使おうとしてきたので足で腹を蹴飛ばして離れる
白表をしっかりと握り首もとを狙うがアイツは横に飛び退け避けようとする
そこを俺は見逃さない。氷魔法で床を凍らし着地したときに転ばせる

狙ったようにツルッと転ぶとその上にすかさず乗り、首をとにかく切り刻む
頭を氷のつぶてで撃ち抜く
撃ち抜いたところから血がドバドバ出てきて小さな水溜まりになる
ふぅ...

まぁ僕はスピーディーに倒す方が得意なんだ
本当はいたぶって反省させたかったけどまぁいいよね?
立ち上がると黒い霧がフォイの体から出てくる

フォイの顔は怒りに満ちていて目が血走っていたが今は安らかな顔だ
脳を撃ち抜かれ首は完全に切断されてしまっている
もう話すことはないだろう


「...先生は......を!.........は......を......」


生徒の避難を終えたのか教師がわんさかいる
にしても体が痛いし眠たい
音が近くで聞こえるはずなのにだんだん遠くへと離れていっている
一人の先生が近づいてきたとき体が重く感じ
睡魔に身を任せた


「なかなか面白いのがいるじゃん...早くに倒されたのはつまらないけど、まぁ良しとしよう」


ニコッと誰かが微笑むとそいつは闇に消えていった
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