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本編
お出かけ!!!(in無人島) ③
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とうとう7日目
この熊…どうしよか
ボーっと天を見ながら考えるが思いつかない
連れて帰ろうにもなぁ…
視界の端に黒いモヤが見えた気がした
はぁ…こらこらうるさいな
お前のことを考えてやってんだぞ~
「…グルグル…あァーもゥ。ネェきイテ!アソこに、ヒトいる」
え、喋った?
「キイてる?ヒト!ヒートー!」
ヒト…?
ぶわっと周りが暗くなる
ふわふわーと宙に浮いている感覚に陥る
目の前に人型の黒いモヤが集まる
人だ。姿がはっきりすると僕は目を見開いた
「見つけた。私の体…」
昔の自分だ…夢でも何度か見た自分の姿
ニコニコとしている僕の半身
「ねぇ…あぁ。別の魂がくっついてる…。早くこんな辛いことから離れよう?虐められなくてもいいの。ほら…身を任せて…」
動かない体…頬に手を当てられる
目に光はない…
「ほーらー。早く。ねぇーねぇー。」
動け。動け!動け!!
「ふ、ざける、な…」
必死に口を動かす
これが声になっているか分からない。周りの音が聞こえなくなる。視界がモヤモヤしている
「………」
何か言っているのか?悲しそうな表情…なのか。あまり顔が見えない。だけど笑っているようにも見えた
早く、ここから出ないと
体を動かそうとしてもダメ
なら魔法は?魔素は薄いが自分の魔力を大幅に使えば…
両腕に魔力を集める
段々と腕が熱くなってくる
無駄な力を抜き、深呼吸をする
目は見えないが問題ない。目の前で心が折れるのを待っているクソ野郎の気配がする。笑ってここからは出られないと確信してニコニコしてる奴がいる
あれがもう1人の僕?ハッ。クソ喰らえ
パキパキと熱くなった腕が冷えてくる
一気に魔力を使いすぎたか…少しクラクラするな
氷の腕を使い殴りにかかる
手応えがない
全身に魔力が巡る…魔力の使い方がわかってきた
体を氷が覆う
いつもより魔力が多い気がする
頭はクラクラするが体は調子がいい
今ならこの星にヒビを入れれる気がするな
スッと目の前が明るくなる
こちらに目がけて拳を振り上げている。顔は驚きと恐怖
まぁ心が折れるのが先だと思っていたのだろう
遅い
こちらに拳が向かってくるが左手で掴み放り投げる
大きく飛び地面に打ち付けられ、ゴムまりのように2回はねる
刀を取り出そうとするが上手く握れない
力強く地面を蹴りラリアットをくらわす
なんとか耐え、倒れずにフラフラしているので胴体を持ち上げ頭を両ももにはさむ。パイルドライバーのおみまいだ!
頭をうちつけ倒れた所に馬乗りになり追い打ちをかけるように顔面を殴る
尖った氷が顔をズタボロにしていく
殴れば顔は潰れ、皮膚が切れて血が舞う
桜が散るように
透明で綺麗な氷が赤く色付く
段々と周りのモヤが消えていき木々がみえてくる
ピクリとも動かなくなったのを確認し、立ち上がる
氷の腕から血がたれて行く
顔は原型をとどめていない
鼻は折れ、目は潰れ、皮膚はえぐれて肉が裂けている
血で骨が見えているのか分からないが勢いよく頭をぶつけたのだ。頭蓋骨は粉々だろう
モヤがはれてコイツと自分…後、熊
心配そうにこちらを見ている熊
まずは氷の壁を作り出す
氷の壁に映った自分は顔の一部が凍り、目は金色に光っている。鋭く美しい。まるで宝石のような腕。よく見たら服が破けている。肌は凍りカチコチ。何が当たっても当たった方が砕けるのではと思ってしまう。顔の方に魔力を集めてみると顔の下半分と額が凍る。金色の目はより一層光る
魔力を戻す
段々と氷が消えていく
指先が見えて、顔を覆う氷も消えていく
目の色も赤色に戻る。手を見ると凍傷を起こしている様子はない
これは使えるな…けれど疲れる
体が重く立つのもやっと。睡魔が襲う
刀は使えないし、魔法は魔力を回していて使えない
近接戦闘用。対強者用だな
ふぅーとため息をひとつついて木に腰かける
何がひとつになろうだ…もうあの頃とは違う
今の僕は昔の僕か?いや、違う
新たな僕に生まれ変わったんだ
僕は自由に生きて楽しもう…あんな生活はないんだ
腕を上にあげる
指の隙間から太陽の光がもれる
グッと太陽を握りつぶす
「ダイ、じょう、ブ?」
「お前、喋れるんだな」
頭を撫でてやる
気持ちよさそうに目を細めている
「まァね!ボクは、ソコン、ジョソコラ、ノ、まじゅうとは、チガウんダ!」
ふふーんとドヤ顔になっているのがかわいい
「大丈夫ですか?」
ふわっと降り立ったのは夜叉
いつの間に来たんだと驚いたがまだまだだなー。もっと頑張らないとなーなんて思った
「あぁ夜叉。眠いけど無傷だよ」
右手でピースすると夜叉は微笑んだ
「…合格です。立派ですね、自分に打ち勝つというのは難しいのです」
「あれはもう1人の僕じゃない…僕は今ここにいる僕、ただ1人だけ」
「そういう意味では…まぁ…いいでしょう」
大きな右手をぽんと頭におく
見上げると夜叉はどこか見ている
何を見ているのか…僕も見てみるが何も無い
「あなたはもう1人ではないのです。さて、最後にあそこの魔獣を倒しましょうか」
「ヤ、ヤメろ!?ボクは、えさ、ジャない」
熊!?大きな赤と青で目がチカチカする鳥のくちばしの間にいる。なんとか抵抗しているが…
「イダだだだだ。食われるぅ!?」
早く助けないとやばそう
刀に手を当てる。身を低くして風の抵抗を受けないようにする
ジャンプして風の起動を操り上へ、空間魔法で結界を作り足場にする。足場を踏み跳ぶ、風の起動を操りさらに上へ
「止まれやっ!!!」
氷の槍で首を貫く
口を開けて落ちてきた熊をキャッチして刀を構える
一閃
空中を地面と平行に跳び刀で突き刺す
勢いよく貫かれた鳥は粉々に吹き飛ぶ
肉片と血があたりを飛び交う
そのまま落ちていき結界をはる
ぶつかったら痛いので柔軟性のあるトランポリン風に
どうでもいいけど、トランポリンとナポリタンってパッと見、文字が似てない?似てない。ごめん、似てなかったね
結界にぶつかるとぼよよーんとはねる
5回ほど跳ねて納まった
…これだ
結界に柔軟性をつけることでダメージを吸収して壊れない。完璧な壁ができる!
「お疲れ様です。一週間前と比べて力をつけましたね」
やった!夜叉にも褒められた!
ふぅ…と軽くため息をつくと疲れからか気絶するように眠った
この熊…どうしよか
ボーっと天を見ながら考えるが思いつかない
連れて帰ろうにもなぁ…
視界の端に黒いモヤが見えた気がした
はぁ…こらこらうるさいな
お前のことを考えてやってんだぞ~
「…グルグル…あァーもゥ。ネェきイテ!アソこに、ヒトいる」
え、喋った?
「キイてる?ヒト!ヒートー!」
ヒト…?
ぶわっと周りが暗くなる
ふわふわーと宙に浮いている感覚に陥る
目の前に人型の黒いモヤが集まる
人だ。姿がはっきりすると僕は目を見開いた
「見つけた。私の体…」
昔の自分だ…夢でも何度か見た自分の姿
ニコニコとしている僕の半身
「ねぇ…あぁ。別の魂がくっついてる…。早くこんな辛いことから離れよう?虐められなくてもいいの。ほら…身を任せて…」
動かない体…頬に手を当てられる
目に光はない…
「ほーらー。早く。ねぇーねぇー。」
動け。動け!動け!!
「ふ、ざける、な…」
必死に口を動かす
これが声になっているか分からない。周りの音が聞こえなくなる。視界がモヤモヤしている
「………」
何か言っているのか?悲しそうな表情…なのか。あまり顔が見えない。だけど笑っているようにも見えた
早く、ここから出ないと
体を動かそうとしてもダメ
なら魔法は?魔素は薄いが自分の魔力を大幅に使えば…
両腕に魔力を集める
段々と腕が熱くなってくる
無駄な力を抜き、深呼吸をする
目は見えないが問題ない。目の前で心が折れるのを待っているクソ野郎の気配がする。笑ってここからは出られないと確信してニコニコしてる奴がいる
あれがもう1人の僕?ハッ。クソ喰らえ
パキパキと熱くなった腕が冷えてくる
一気に魔力を使いすぎたか…少しクラクラするな
氷の腕を使い殴りにかかる
手応えがない
全身に魔力が巡る…魔力の使い方がわかってきた
体を氷が覆う
いつもより魔力が多い気がする
頭はクラクラするが体は調子がいい
今ならこの星にヒビを入れれる気がするな
スッと目の前が明るくなる
こちらに目がけて拳を振り上げている。顔は驚きと恐怖
まぁ心が折れるのが先だと思っていたのだろう
遅い
こちらに拳が向かってくるが左手で掴み放り投げる
大きく飛び地面に打ち付けられ、ゴムまりのように2回はねる
刀を取り出そうとするが上手く握れない
力強く地面を蹴りラリアットをくらわす
なんとか耐え、倒れずにフラフラしているので胴体を持ち上げ頭を両ももにはさむ。パイルドライバーのおみまいだ!
頭をうちつけ倒れた所に馬乗りになり追い打ちをかけるように顔面を殴る
尖った氷が顔をズタボロにしていく
殴れば顔は潰れ、皮膚が切れて血が舞う
桜が散るように
透明で綺麗な氷が赤く色付く
段々と周りのモヤが消えていき木々がみえてくる
ピクリとも動かなくなったのを確認し、立ち上がる
氷の腕から血がたれて行く
顔は原型をとどめていない
鼻は折れ、目は潰れ、皮膚はえぐれて肉が裂けている
血で骨が見えているのか分からないが勢いよく頭をぶつけたのだ。頭蓋骨は粉々だろう
モヤがはれてコイツと自分…後、熊
心配そうにこちらを見ている熊
まずは氷の壁を作り出す
氷の壁に映った自分は顔の一部が凍り、目は金色に光っている。鋭く美しい。まるで宝石のような腕。よく見たら服が破けている。肌は凍りカチコチ。何が当たっても当たった方が砕けるのではと思ってしまう。顔の方に魔力を集めてみると顔の下半分と額が凍る。金色の目はより一層光る
魔力を戻す
段々と氷が消えていく
指先が見えて、顔を覆う氷も消えていく
目の色も赤色に戻る。手を見ると凍傷を起こしている様子はない
これは使えるな…けれど疲れる
体が重く立つのもやっと。睡魔が襲う
刀は使えないし、魔法は魔力を回していて使えない
近接戦闘用。対強者用だな
ふぅーとため息をひとつついて木に腰かける
何がひとつになろうだ…もうあの頃とは違う
今の僕は昔の僕か?いや、違う
新たな僕に生まれ変わったんだ
僕は自由に生きて楽しもう…あんな生活はないんだ
腕を上にあげる
指の隙間から太陽の光がもれる
グッと太陽を握りつぶす
「ダイ、じょう、ブ?」
「お前、喋れるんだな」
頭を撫でてやる
気持ちよさそうに目を細めている
「まァね!ボクは、ソコン、ジョソコラ、ノ、まじゅうとは、チガウんダ!」
ふふーんとドヤ顔になっているのがかわいい
「大丈夫ですか?」
ふわっと降り立ったのは夜叉
いつの間に来たんだと驚いたがまだまだだなー。もっと頑張らないとなーなんて思った
「あぁ夜叉。眠いけど無傷だよ」
右手でピースすると夜叉は微笑んだ
「…合格です。立派ですね、自分に打ち勝つというのは難しいのです」
「あれはもう1人の僕じゃない…僕は今ここにいる僕、ただ1人だけ」
「そういう意味では…まぁ…いいでしょう」
大きな右手をぽんと頭におく
見上げると夜叉はどこか見ている
何を見ているのか…僕も見てみるが何も無い
「あなたはもう1人ではないのです。さて、最後にあそこの魔獣を倒しましょうか」
「ヤ、ヤメろ!?ボクは、えさ、ジャない」
熊!?大きな赤と青で目がチカチカする鳥のくちばしの間にいる。なんとか抵抗しているが…
「イダだだだだ。食われるぅ!?」
早く助けないとやばそう
刀に手を当てる。身を低くして風の抵抗を受けないようにする
ジャンプして風の起動を操り上へ、空間魔法で結界を作り足場にする。足場を踏み跳ぶ、風の起動を操りさらに上へ
「止まれやっ!!!」
氷の槍で首を貫く
口を開けて落ちてきた熊をキャッチして刀を構える
一閃
空中を地面と平行に跳び刀で突き刺す
勢いよく貫かれた鳥は粉々に吹き飛ぶ
肉片と血があたりを飛び交う
そのまま落ちていき結界をはる
ぶつかったら痛いので柔軟性のあるトランポリン風に
どうでもいいけど、トランポリンとナポリタンってパッと見、文字が似てない?似てない。ごめん、似てなかったね
結界にぶつかるとぼよよーんとはねる
5回ほど跳ねて納まった
…これだ
結界に柔軟性をつけることでダメージを吸収して壊れない。完璧な壁ができる!
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