私、この人タイプです!!

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13 本編⑩

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「なっ…。キィラ?なんで泣いて?え?…。
とりあえず、ハンカチ…。
困らせること言ったか?すまん…。
全部忘れてくれていい。俺にはどの言葉が原因かわからないんだ…。」

「…ラナンは…ラナンはそれでいいんですか…!
私に都合のいい時だけ利用されて、
私が助けてって会いに来た時だけ助けてくれる、
それでいいんですか?
手紙に書いてくれた言葉は嘘だったんですか…?
頼れるパートナーに、って言葉は…!
私は…私はラナンからもらった手紙がうれしくて、ここまで来たのに…!
私が自ら選んだ手紙はこの一つだけです…。
だから…だから軽々しく他にいい人見つけるといい、とか言わないでください…!
私は、恋をするなら…結婚する未来があるのなら…
その相手はあなたがいい…!」

ラナンは黙ったままほっぺたをつねった。

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