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17-2話 遠藤もも 「地脈」
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あたしはみんなを置いて、駆け出した。
悪いけど、運動部のあたしは四人より足が速い。
広場にある菩提樹の周りに、みんなが集まっている。精霊さんも戻っていた。
「わらわの中にタク殿が入ったのだが、深く入りすぎて見失った」
以前に花ちゃんが飲み込まれて、それをタクが助けた。あれか。
「なんでタク、また入ったんですか?」
「ふむ。地脈の話になってな。見てみたいと」
「地脈?」
「わらわの根は遥か彼方まで広がり、それは『地脈』と呼ばれる大地の筋につながる」
「そこに落ちたと?」
「しっかり捕まえておったのだが、のぞき込みすぎてしまった」
あたしは耳に手を当てた。
「モシモシ! タク!」
聞こえない。
「ダメ。これ圏外だわ」
「圏外? そなたの能力は離れた相手に思念を飛ばすこと。圏外などは存在せぬ」
ばさり、と音がして空から下りてきたのは「ヴァゼル忍者クラブ」の顧問、ヴァゼル師匠だ。
「ももよ、目を閉じ、気配を消しなさい」
気配。なんど説明されても、わかんない。朝の練習でもするが、これまで、まったくつかめてない。
目を閉じ、集中。ほらね。何も感じない。
「おい、タクが入ってどのぐらい? やばくね?」
男子の誰かの声が聞こえた。ちょっとあせってきた。でもわかんない!
「わらわが少し、きっかけを授けよう」
あたしの身体を冷たいものが通った。
精霊さんが通った?
そして、精霊さんは、わたしの前にいる?
ああ、それだけじゃない。みんなの息遣いが聞こえる。
それになんだろう? 体温なのかな。みんなの熱を感じる。ひとり、熱を感じないのは精霊さんね。いや、ひとりではない?
あたしは下に意識がひっぱられた。
地面? 草?
ああ、これも冷たいけど熱とも言える。つまり、感じなきゃいけないのは……命?
その時、土の下に毛細血管のような光の筋が張り巡らされているのが見えた。
このどこかに、タクがいる?
耳に手を当てた。
「タク、聞こえる?」
「……うん? 誰?」
「あたし、もも。帰ってこれる?」
「帰る?」
「みんなのとこ」
「みんなかぁ……」
背筋が寒くなった。様子がおかしい。
誰かの力が流れ込んできた。その力は、あたしの流れに乗っていく。
「……師匠?」
「師匠って、ヴァゼル師匠わかるの?」
「……あっ! ももか。あれれ?」
あたしは目を開けた。離れたところから、ヴァゼル師匠が手のひらを向けていた。
「帰ってくると思う」
そう感じた。
みんなが菩提樹の幹を見つめる。
ぬるっとした感じで、タクくんが幹から出てきた。
「うわー、みんないる。どうしたの?」
「あほ! お前を心配しとったんやろ!」
怒鳴ったのは、いつも仲がいいコウだ。
タクは、特にケガなどないようで安心。
「危なっ!……あれ?」
あたしに何か、ぶつかってきそうな気がしたけど、気のせいだった。
「急激に腕を上げたな」
その方向に立っていたのは、プリンスだった。
「殺気を放ったのは彼です」
あたしの横にヴァゼル師匠がきて言った。あれは「殺気」なの?
「ヴァゼル殿の懐は、なにやら奥が深そうです。俺にも、ご指南を願いたい」
「おや? ジャム殿に色々と教わっているように、お見受けしましたが」
「教われるものなら、なんでも」
ヴァゼル師匠が目を細めた。
「ほう、では人間でも可能な技を伝えてみますかな」
「人間以外でも、かまいませんが?」
「そうでした。相手はプリンス殿でしたな。これは楽しみが増えるというもの」
「俺もです」
「怖い怖い怖い!」
二人から、ぞっとするような気配に挟まれ、思わず叫んでしまった。
ぼんやりしていたタクの意識がしゃっきりしてきたので、話を聞く。
聞くところ、地脈に沿って深くもぐって行くと、どんどん心地よくなるらしい。
その奥にさらなる深淵があり、思わず精霊さんの手を振り払ったそうだ。
……なにそれ、なんかすんごく、おっかない。
「もう行くなよ」とコウが注意しようとしたが、その目的を聞き、みんながおどろいた。
「ワープ?」
「ああ、厳密には違うけど、俺のスキルで木の中には入れる。それなら、地脈ってのに潜れたら、この国のどこでも行けるなと」
「待って、それって、出る場所がわからないじゃない」
あたしの疑問には精霊さんが答えた。
「わらわと一緒に行けば、わらわの分身の樹までは行けます。この国の各地には地脈でつながった菩提樹がありますゆえ」
えっ、それすごい便利かも。
「一番近くの分身って、どのへんです?」
「ここから山を一つ隔てた、人間の街の近くにある森です。街の名はたしかラウムだったかと」
「それ、あたしらが、この前に行きそびれたとこ!」
街の近くまで行けるなら、あたしらを探す兵士に見つかる可能性も低くなる。
「でもなぁ、思ったより難しいわ!」
タクが悔しそうに行った。
「ふむ。わらわにも、その娘の力を取り入れる必要がありましょう」
精霊さんが、あたしを見た。
「えっ? あたしを取り入れる?」
「そういうことか」
キングが少年のような笑顔を向けた。
「このおばちゃんな、ウンコ食うとパワーアップするんだわ!」
……はっ?
「えーと、あの、大丈夫です。遠慮します」
もちろん、あたしは即座に断った。
悪いけど、運動部のあたしは四人より足が速い。
広場にある菩提樹の周りに、みんなが集まっている。精霊さんも戻っていた。
「わらわの中にタク殿が入ったのだが、深く入りすぎて見失った」
以前に花ちゃんが飲み込まれて、それをタクが助けた。あれか。
「なんでタク、また入ったんですか?」
「ふむ。地脈の話になってな。見てみたいと」
「地脈?」
「わらわの根は遥か彼方まで広がり、それは『地脈』と呼ばれる大地の筋につながる」
「そこに落ちたと?」
「しっかり捕まえておったのだが、のぞき込みすぎてしまった」
あたしは耳に手を当てた。
「モシモシ! タク!」
聞こえない。
「ダメ。これ圏外だわ」
「圏外? そなたの能力は離れた相手に思念を飛ばすこと。圏外などは存在せぬ」
ばさり、と音がして空から下りてきたのは「ヴァゼル忍者クラブ」の顧問、ヴァゼル師匠だ。
「ももよ、目を閉じ、気配を消しなさい」
気配。なんど説明されても、わかんない。朝の練習でもするが、これまで、まったくつかめてない。
目を閉じ、集中。ほらね。何も感じない。
「おい、タクが入ってどのぐらい? やばくね?」
男子の誰かの声が聞こえた。ちょっとあせってきた。でもわかんない!
「わらわが少し、きっかけを授けよう」
あたしの身体を冷たいものが通った。
精霊さんが通った?
そして、精霊さんは、わたしの前にいる?
ああ、それだけじゃない。みんなの息遣いが聞こえる。
それになんだろう? 体温なのかな。みんなの熱を感じる。ひとり、熱を感じないのは精霊さんね。いや、ひとりではない?
あたしは下に意識がひっぱられた。
地面? 草?
ああ、これも冷たいけど熱とも言える。つまり、感じなきゃいけないのは……命?
その時、土の下に毛細血管のような光の筋が張り巡らされているのが見えた。
このどこかに、タクがいる?
耳に手を当てた。
「タク、聞こえる?」
「……うん? 誰?」
「あたし、もも。帰ってこれる?」
「帰る?」
「みんなのとこ」
「みんなかぁ……」
背筋が寒くなった。様子がおかしい。
誰かの力が流れ込んできた。その力は、あたしの流れに乗っていく。
「……師匠?」
「師匠って、ヴァゼル師匠わかるの?」
「……あっ! ももか。あれれ?」
あたしは目を開けた。離れたところから、ヴァゼル師匠が手のひらを向けていた。
「帰ってくると思う」
そう感じた。
みんなが菩提樹の幹を見つめる。
ぬるっとした感じで、タクくんが幹から出てきた。
「うわー、みんないる。どうしたの?」
「あほ! お前を心配しとったんやろ!」
怒鳴ったのは、いつも仲がいいコウだ。
タクは、特にケガなどないようで安心。
「危なっ!……あれ?」
あたしに何か、ぶつかってきそうな気がしたけど、気のせいだった。
「急激に腕を上げたな」
その方向に立っていたのは、プリンスだった。
「殺気を放ったのは彼です」
あたしの横にヴァゼル師匠がきて言った。あれは「殺気」なの?
「ヴァゼル殿の懐は、なにやら奥が深そうです。俺にも、ご指南を願いたい」
「おや? ジャム殿に色々と教わっているように、お見受けしましたが」
「教われるものなら、なんでも」
ヴァゼル師匠が目を細めた。
「ほう、では人間でも可能な技を伝えてみますかな」
「人間以外でも、かまいませんが?」
「そうでした。相手はプリンス殿でしたな。これは楽しみが増えるというもの」
「俺もです」
「怖い怖い怖い!」
二人から、ぞっとするような気配に挟まれ、思わず叫んでしまった。
ぼんやりしていたタクの意識がしゃっきりしてきたので、話を聞く。
聞くところ、地脈に沿って深くもぐって行くと、どんどん心地よくなるらしい。
その奥にさらなる深淵があり、思わず精霊さんの手を振り払ったそうだ。
……なにそれ、なんかすんごく、おっかない。
「もう行くなよ」とコウが注意しようとしたが、その目的を聞き、みんながおどろいた。
「ワープ?」
「ああ、厳密には違うけど、俺のスキルで木の中には入れる。それなら、地脈ってのに潜れたら、この国のどこでも行けるなと」
「待って、それって、出る場所がわからないじゃない」
あたしの疑問には精霊さんが答えた。
「わらわと一緒に行けば、わらわの分身の樹までは行けます。この国の各地には地脈でつながった菩提樹がありますゆえ」
えっ、それすごい便利かも。
「一番近くの分身って、どのへんです?」
「ここから山を一つ隔てた、人間の街の近くにある森です。街の名はたしかラウムだったかと」
「それ、あたしらが、この前に行きそびれたとこ!」
街の近くまで行けるなら、あたしらを探す兵士に見つかる可能性も低くなる。
「でもなぁ、思ったより難しいわ!」
タクが悔しそうに行った。
「ふむ。わらわにも、その娘の力を取り入れる必要がありましょう」
精霊さんが、あたしを見た。
「えっ? あたしを取り入れる?」
「そういうことか」
キングが少年のような笑顔を向けた。
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