ある公爵令嬢のお話

Hani

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12 緊急会議

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「緊急会議を開きます。」

そんな私の声と共に始まったこと会議。参加者のエナとテニアは興味津々と言った様子で私のことを見てくる。

「一体どうしたのですか、お嬢様。凄い気になるんですけど。」

「多分昨日の仮面舞踏会のことよね。観察して早めに帰ってくるて言ってたのに遅くに帰ってきたもの。はやく教えてよ!」

2人がジリジリと近づいてくる。

「もう!一旦落ち着きなさいよ。まあ、簡潔に言うも婚約者候補が出来ました。」

「「え!!なんですって?!」」

「それは本当ですか?誰ですか?どんな感じで仲良くなったのですか?!」

「相手は誰?何歳?どんな人なの?!ついにアルノアに春が……」

2人から一気に質問がドシドシと降り掛かってくる。

今まで誰も婚約者候補になるのを断っていたのに1日で出来たことに動揺を隠せないようだ。

「いい、よく聞いて。この相手っていうのが驚きなのよ。」 

「「誰なんですか?はやく教えてくださいよ!!」」

「相手は……バスカルナ帝国皇子のライノルト様よ。」

「えええええええええええええええ?!」

「あのライノルト皇子ですか?!とってもお似合いです!!」

「本当にお似合いだわ!!これのどこが問題なんですか?」

「あら、ありがとう。だけど婚約を決めた訳では無いの。私が少し時間が欲しいって言ったらね。」

「まあ、相手を知ることが大事ですものね。」

「ナイスです、お嬢様。お嬢様をすぐに婚約させる訳には行きません。私がライノルト皇子を偵察します!」

エナはライノルト皇子を偵察すると張り切っている。さすがにダメなので頑張って私とテニアで止めたがとても不満そうだ。
まあ、放っておこう。

「で、お互いを知るために今週の休日に城下町に行くことになったの。」

「お!それはいいわね。城下町デートね!」

「では私は後ろで護衛として尾行させていただきます。」

「それはエナに任せるわ。それで私はこの会議で服とか髪を決めるのを手伝って欲しいの。仮面舞踏会の時みたいに。」

「もちろん!そうね、お忍びなので髪色は前と同じく茶色にしましょう。瞳も前と同じ金でいいと思うわ!」

「そうですね。服は動くきやすくて周りに馴染めるようにワンピースにしましょう!色は水色にしましょう。」

「いいわね!髪型は毛先をちょっと巻くだけでいいわね。真っ直ぐ過ぎると貴族だとバレてしまうから。」

「それから……………………」

わぁ、どんどん話が進んでいる。私がこう考えている間にも2人は話し合っている。

どうやら全部決まったらしい。
かなり話し合っていたので2人は満足気な顔で寝てしまった。

「一応ここは私の部屋なのだけど……でも一生懸命考えてくれてありがとう。」

私も眠くなってきたので一緒に寝ることにした。
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