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第7話「浅間甲斐」
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20XX年4月12日10時01分。異能者係。
「いやぁ、恐ろしかった。」
「最長記録更新ならずだったな。」
「あら、残念。部長も優しくなったってことかしら??」
「そういえば、第1班だけなのか?」
「はい、第2班は千葉、第3班は静岡に行って調査中です。」
「そうか、連絡はつながってるんだな??」
「はい、昨日も連絡は取ってます。」
「ならいいだろう。」
神奈川県支部は、第1班~第4班までの班構成で動いており、氷川さん・鹿島さん・寒川さんが第1班とのことです。
「そういえば、部長。白虎君は第1班でいいですか?」
「まぁ、それが妥当だろう。」
「やったね、白虎君。一緒の班だよ。」
「よろしくお願いします。」
プルルルル(電話の音)
「はい、こちら内務省能力者保護係神奈川県支部。」
「もしも~~し。山梨県支部の浅間です。浅間甲斐(あさまかい)です。」
「あら、甲斐ちゃん。どうしたの??」
「今日ってみんないるの??」
「部長と私とHKSはいるよ。あともうひとりいるけど。」
「急なんだけど、これから部下と行っていい??」
「あぁ、いいよ~~。おいでおいで。」
「ありがとうございま~~す。じゃあ、2時間後くらいに着きます。」
「かしこまり~~~。気を付けてね~~~」
「ということで、甲斐ちゃんが来るそうです。」
「おお~~。了解~~~。じゃあ、準備しようかな。」
「そうだな。白虎。来客だが俺らの信頼する奴だから普通にいていいからな。」
「は、はい。」
「どうしたの??」
「いや、HKSって何ですか?」
「あぁ、Hikawa Kashima Samukawaの略称よ。」
「・・・。なるほど。」
「トラチャンもHKSって呼んでいいからね。」
「え・・・?」
「「「だめだ。」」」
だめらしい。
20XX年4月12日12時28分。異能者係。
ピンポーン!(ドアのベルが鳴る音)
「は~~~い。」
「みっなっちゃ~~~~~~~ん!!!!」
勢いよく女性が入ってきて土御門さんを抱きしめた。
「おかえりなさい。甲斐ちゃん。」
「ただいまぁ。」
「「「おかえり~~~。」」」
「ただいまぁ~。」
「おかえり、浅間。」
「部長。ただいまです!!!」
「うん??」
女性と目が合っていた。
「君が氷川君が拾ってきた猫ちゃんか。いや、この感じは虎か。」
「・・・大正解だ。こいつは白虎っていうんだ。」
「う~~ん。ちょっと違う気がするけどまぁいいや。よろしくね。白虎君。私の名前は、浅間甲斐(あさまかい)だよ。みんなみたいに甲斐ちゃんって呼んでくれて結構よ。」
「西野白虎です。よろしくお願いします。」
「あと、この子が私の部下のつるちゃんです。」
「桂川都留(かつらがわつる)です。今年から山梨県支部に新卒配属されました。よろしくお願いします。」
「よろしくお願いします。」
「新卒ってことは18?」
「はい!」
「じゃあ、白虎と同い年ぐらいか。」
「そうですね。」
「まぁ、みんな立ち話もなんだから、座って話そうや。」
「そうですね。」
20XX年4月12日12時54分。異能者係。
「まぁ、ほかのメンバーいないのはさみしいが仕方ないか。」
「先に言っておいてくれれば声はかけられたけどな。」
「まぁ、しゃあなしやな。」
「それで、浅間さん。あなたがわざわざ来たってことは相当なことが起こってるんだよね?」
「・・・。なんでもお見通しか・・・。」
「何年一緒にいると思ってんだ。」
「それでなにがあったの?」
「まぁ、なにかっていうとな。・・・。『幻獣異能者』。」
そこで、和やかな空気が一変した。
「幻獣異能者と呼ばれる異能者がここにきて共鳴しあってるらしくて、山梨県支部としても保護対象者がいる。それを手伝ってほしいと言いに来たんだが・・・。」
「浅間。いったんストップだ。土御門さん、白虎を連れて散歩してきてくれ。」
「賢明な判断だな。すまんが都留ちゃんを同行させてくれ。」
「わかった。」
そうして、僕はいったん事務所を後にした。
「いやぁ、恐ろしかった。」
「最長記録更新ならずだったな。」
「あら、残念。部長も優しくなったってことかしら??」
「そういえば、第1班だけなのか?」
「はい、第2班は千葉、第3班は静岡に行って調査中です。」
「そうか、連絡はつながってるんだな??」
「はい、昨日も連絡は取ってます。」
「ならいいだろう。」
神奈川県支部は、第1班~第4班までの班構成で動いており、氷川さん・鹿島さん・寒川さんが第1班とのことです。
「そういえば、部長。白虎君は第1班でいいですか?」
「まぁ、それが妥当だろう。」
「やったね、白虎君。一緒の班だよ。」
「よろしくお願いします。」
プルルルル(電話の音)
「はい、こちら内務省能力者保護係神奈川県支部。」
「もしも~~し。山梨県支部の浅間です。浅間甲斐(あさまかい)です。」
「あら、甲斐ちゃん。どうしたの??」
「今日ってみんないるの??」
「部長と私とHKSはいるよ。あともうひとりいるけど。」
「急なんだけど、これから部下と行っていい??」
「あぁ、いいよ~~。おいでおいで。」
「ありがとうございま~~す。じゃあ、2時間後くらいに着きます。」
「かしこまり~~~。気を付けてね~~~」
「ということで、甲斐ちゃんが来るそうです。」
「おお~~。了解~~~。じゃあ、準備しようかな。」
「そうだな。白虎。来客だが俺らの信頼する奴だから普通にいていいからな。」
「は、はい。」
「どうしたの??」
「いや、HKSって何ですか?」
「あぁ、Hikawa Kashima Samukawaの略称よ。」
「・・・。なるほど。」
「トラチャンもHKSって呼んでいいからね。」
「え・・・?」
「「「だめだ。」」」
だめらしい。
20XX年4月12日12時28分。異能者係。
ピンポーン!(ドアのベルが鳴る音)
「は~~~い。」
「みっなっちゃ~~~~~~~ん!!!!」
勢いよく女性が入ってきて土御門さんを抱きしめた。
「おかえりなさい。甲斐ちゃん。」
「ただいまぁ。」
「「「おかえり~~~。」」」
「ただいまぁ~。」
「おかえり、浅間。」
「部長。ただいまです!!!」
「うん??」
女性と目が合っていた。
「君が氷川君が拾ってきた猫ちゃんか。いや、この感じは虎か。」
「・・・大正解だ。こいつは白虎っていうんだ。」
「う~~ん。ちょっと違う気がするけどまぁいいや。よろしくね。白虎君。私の名前は、浅間甲斐(あさまかい)だよ。みんなみたいに甲斐ちゃんって呼んでくれて結構よ。」
「西野白虎です。よろしくお願いします。」
「あと、この子が私の部下のつるちゃんです。」
「桂川都留(かつらがわつる)です。今年から山梨県支部に新卒配属されました。よろしくお願いします。」
「よろしくお願いします。」
「新卒ってことは18?」
「はい!」
「じゃあ、白虎と同い年ぐらいか。」
「そうですね。」
「まぁ、みんな立ち話もなんだから、座って話そうや。」
「そうですね。」
20XX年4月12日12時54分。異能者係。
「まぁ、ほかのメンバーいないのはさみしいが仕方ないか。」
「先に言っておいてくれれば声はかけられたけどな。」
「まぁ、しゃあなしやな。」
「それで、浅間さん。あなたがわざわざ来たってことは相当なことが起こってるんだよね?」
「・・・。なんでもお見通しか・・・。」
「何年一緒にいると思ってんだ。」
「それでなにがあったの?」
「まぁ、なにかっていうとな。・・・。『幻獣異能者』。」
そこで、和やかな空気が一変した。
「幻獣異能者と呼ばれる異能者がここにきて共鳴しあってるらしくて、山梨県支部としても保護対象者がいる。それを手伝ってほしいと言いに来たんだが・・・。」
「浅間。いったんストップだ。土御門さん、白虎を連れて散歩してきてくれ。」
「賢明な判断だな。すまんが都留ちゃんを同行させてくれ。」
「わかった。」
そうして、僕はいったん事務所を後にした。
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