悠遠の誓い

angel

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10章

チンアナゴ

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前に風呂でアナルに指を入れて自慰しようとした。
あの時はうまくいかなかったけどコンビニで手に入れたローションを使うようになってからは、ベッドで後ろに指を出し入れしながらするようになったんだ。
ヌルヌルがきもちいくてクセになった。ベッドを汚さないようにバスタオルを敷いてうつ伏せで緩く足を開いてやるんだ。入り口に指が入る瞬間に力むようにしたら結構スンナリ入るんだ。入り口のあたりで円をかくようにしながら、もう片手にもローションをつけておちんちんを扱く。きもちいぃ。海瑠きもちいぃよ。

自慰した後はいつも自己嫌悪に陥る。なんでオレこんなことしてんだろって。
異常だろ。女の子じゃなく男を想像しながらオシリに指入れてるんだぜ?

落ち込んだ後は、ただただアイツに会いたくなる。

会いたい…アイツの顔が見たい。あのキレイな、目が合うとふんわり笑う顔を見たい。話をしたい。くだらない話でいいんだ。声を聞くだけでもいい。『しょーちゃん』って、もう一度言ってほしい。

「うぅっ…」

自己嫌悪と寂しさと後悔が入り混じって自慰後にオレはよく泣いた。情緒不安定ってやつかもしんない。




ある日ソレがふと目に留まってしまった。
昔 海瑠かいると一緒にゲーセンでとったチンアナゴのおもちゃ。
オレンジと白のシマシマの体をしたソレはシリコン製で底に吸盤がついていて、机に固定して指ではじくとビヨンビヨンと揺れて面白いんだ。

それを手に取る。

【やめとけ】そんな声もする。手の中に納まるサイズのソレは程よい固さでオレは興味本位でそれにローションをかけてみた。可愛いチンアナゴがヌルヌルしてて触ってるうちに温かくなる。ニギニギしてると良くない思い付きが止められなくなる。そっと頭部分を押し当てて入れてみる。指よりも太いから抵抗感がスゴイ。
ツルンと入り口からそれる斜めになったチンアナゴの頭の少し下を持ち一気に入れた。

「はぁ…ぅ」入った。いつも以上の違和感。入り口付近の締め付けがチンアナゴの質感を伝えてくる。きもちいわけじゃないけど指よりもいい。これで両手が自由になるからだ。いつもは右手は後ろに入れて利き手じゃない左手でおちんちんを握ってたから。このチンアナゴくんのおかげで右手でできるようになってより快感を得れるようになった。
身長が180cmくらいあるアイツのおちんちんは、きっとオレのなんかより大きいだろう。このチンアナゴくらいのはずがない。もっと広げないと。ネットで仕入れた知識でオレは自慰のたびに後ろを広げるようになった。

変態だ。そう思うのにやめられない。


そして今日、オレは海瑠かいる以外で自慰をしようとした。

わたるだ。

オニギリが…あの間接キスがオレにそんな気を起させたんだ。

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