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14章
のんびり
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たまに両親が来て渉が来て、海瑠のじぃちゃんばぁちゃんも来て。ノンビリユッタリ流れる時間の中にいつも海瑠がいて。幸せすぎて、いつか大きなしっぺ返しが来るんじゃないかって怖くなっちゃうけど。
今はこの幸せに浸っていたい。
「しょーちゃん?」
物思いにふけってしまったせいで海瑠が心配そうに見てくる。なんでもないと言う風に話をふる
「あーあ、高校の修学旅行行けなかったな~」
「だなぁ 北海道やって。メシもうまいやろにな~」
「渉は行けば良かっただろ。なに高校やめてんだよ」
「なんでや。ショタおらんのに行ってもしょーむないやろが」
当たり前のことのように言う渉。なんでそんなにオレを大事にしてくれるんだろう。
「また3人で行けばいいよ。列車の旅になるだろうから東北もめぐりながらノンビリと…ね」
ニッコリ微笑む海瑠が飛行機じゃなく列車の旅って言ってくれる。オレの飛行機嫌いを知らない渉はキョトンとしてる。
「そやな。今のプロジェクト終わったら行くか~いつになるか知らんけど」
「知らんのかい!」と素早く突っ込むオレ。
「今週末には終わらせるようにがんばれよ」と無慈悲な期限を告げる海瑠。
「そういえば今年はアメリカに帰らないの?」
母ちゃんが海瑠に聞く。
「帰るならその間私がここに泊まり込むから」
「いえ、今年は帰りません。両親と弟に来てもらうように言いましたから」
「そうなのか?」
驚いた。毎年欠かさず夏休みに1週間アメリカの両親のもとに行ってたのに。
「うん、ここに来てもらおうと思って。しょうちゃんとのこと、将来の事もちゃんと両親に言わなきゃだから。」
オレのコップにアイスティーを注ぎながらフワリと笑う海瑠。そうだな、オレの両親だけがOK出してもダメだもんな。まだ先の話なのに緊張しちゃう。
「うわー何年振りだろ海瑠ママに会えるの、楽しみだわー。その時は私たちも来るから教えてね」
「はい、ぜひお願いします」
こんな不自由な手で足手まといで頭も悪くて、しかも男だし。認めてもらえるかは危ういけど。って考えてたら机の下で海瑠の手がオレの右手を握ってきた。
感覚が鈍いオレの右手だけどコイツが伝えようとしてることはわかった。
『大丈夫だから、安心して俺に全部任せて』って
不安はぬぐえないけど、この手の温かさは本物だから。
『こいつが傍にいてくれる限り、オレは絶対にこの手を離しはしない』って思いを込めて力の入らない手でキュと握り返した。
今はこの幸せに浸っていたい。
「しょーちゃん?」
物思いにふけってしまったせいで海瑠が心配そうに見てくる。なんでもないと言う風に話をふる
「あーあ、高校の修学旅行行けなかったな~」
「だなぁ 北海道やって。メシもうまいやろにな~」
「渉は行けば良かっただろ。なに高校やめてんだよ」
「なんでや。ショタおらんのに行ってもしょーむないやろが」
当たり前のことのように言う渉。なんでそんなにオレを大事にしてくれるんだろう。
「また3人で行けばいいよ。列車の旅になるだろうから東北もめぐりながらノンビリと…ね」
ニッコリ微笑む海瑠が飛行機じゃなく列車の旅って言ってくれる。オレの飛行機嫌いを知らない渉はキョトンとしてる。
「そやな。今のプロジェクト終わったら行くか~いつになるか知らんけど」
「知らんのかい!」と素早く突っ込むオレ。
「今週末には終わらせるようにがんばれよ」と無慈悲な期限を告げる海瑠。
「そういえば今年はアメリカに帰らないの?」
母ちゃんが海瑠に聞く。
「帰るならその間私がここに泊まり込むから」
「いえ、今年は帰りません。両親と弟に来てもらうように言いましたから」
「そうなのか?」
驚いた。毎年欠かさず夏休みに1週間アメリカの両親のもとに行ってたのに。
「うん、ここに来てもらおうと思って。しょうちゃんとのこと、将来の事もちゃんと両親に言わなきゃだから。」
オレのコップにアイスティーを注ぎながらフワリと笑う海瑠。そうだな、オレの両親だけがOK出してもダメだもんな。まだ先の話なのに緊張しちゃう。
「うわー何年振りだろ海瑠ママに会えるの、楽しみだわー。その時は私たちも来るから教えてね」
「はい、ぜひお願いします」
こんな不自由な手で足手まといで頭も悪くて、しかも男だし。認めてもらえるかは危ういけど。って考えてたら机の下で海瑠の手がオレの右手を握ってきた。
感覚が鈍いオレの右手だけどコイツが伝えようとしてることはわかった。
『大丈夫だから、安心して俺に全部任せて』って
不安はぬぐえないけど、この手の温かさは本物だから。
『こいつが傍にいてくれる限り、オレは絶対にこの手を離しはしない』って思いを込めて力の入らない手でキュと握り返した。
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