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最終章
それからの
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「そうそう、右手の指が母音だから。左手が忙しくなっちゃうけどこれでキーボード打てるしリハビリにもなるでしょ」
パソコンに向かうオレの後ろから右手の指に取り付けた機器の使い方を教えてくれる明日香さんの豊満な胸が背中に当たってる。
「音声認識でもいいんだけどね。ちょうど身障者のリハビリ用にコレ作ってたとこだからショタちゃんがサンプリングも兼ねて使ってくれて助かる~ん」
「ちょ…明日香さん!」
デスクに押し付けられ背中から抱きつかれたオレは身動きが取れない。背中がやーらかくてヤバイって!!
「はぁ~ん。前から可愛くて仕方なかったけど。ショタちゃんがこんな美少女になるなんてオネーサンビックリだよぉ」
「コラー離れんかい」
近くの畳スペースで寝ころぶ渉が注意してくれるが明日香さんの腕は一向に離れずほっぺにほっぺをくっつけスリスリしだす。
「や~んスベスベ~。ツヤツヤでシミひとつないわー。何も塗ってないよね?素肌でコレはもーヤバイって~」
「…明日香さんっ!ちょ、も…」
「ええ加減にせんとセクハラで訴えるでー」
そう、ここは渉とオレが清掃のバイトをしてた神々のおわす会社のオフィスだ。
山荘からこっちに戻ったオレは海瑠と一緒にここに通い、高卒認定受験に向けての勉強をここでしている。バカだったオレなのに前前世で死に物狂いでやった大学の受験勉強のおかげで昨日めでたく合格できた。
渉はオレのいなくなった高校をやめてからここの清掃バイトもやめ、たまにここにきては何かしら作ってるようだ。
「もーわたるんのケーチ!」
「お前のためにゆーとんや。アイツに見つかったらこの世から抹殺されんぞ」
ギュウギュウと背後から体重をかけてくる明日香さんはオレの知らない間に渉といい雰囲気になってるようだ。
「髪もサラッサラで天使の輪っかできてるや~ん。これで男の子とか許せないんですけどぉ…ヒィッ!」
急に軽くなった背後を振り返ると両手を挙げる怯えた明日香さんと呆れた顔の渉。
その視線を辿るとドア付近に立つ、笑ってるのに威圧感満載の海瑠の姿があった。
「ほれ見てみぃ…」
「やーん!わたるん助けて~」
これが今のオレらの日常だ。
大学受験資格を得たが同じ学年の人が受験する年まで日本の大学を受験することが出来ない決まりなので、それまでの1年オレと海瑠はアメリカに留学することになった。
「チケット取れた?」
明日香さんに氷の眼差しを飛ばしたままの海瑠に聞くと、途端にふんわりと優しい笑みが浮かびオレのいる机に歩み寄ってくる。
オレらは明日から長崎の離島の涼さんの墓参りに行き前前世のオレの家族に会った後アメリカへと旅立つ予定だ。
「うん」
オレの髪を優しくすきながら目を細めるイケメンが今日も眩しい。
後ろを見ると渉と明日香さんの姿はもうなかった。
パソコンに向かうオレの後ろから右手の指に取り付けた機器の使い方を教えてくれる明日香さんの豊満な胸が背中に当たってる。
「音声認識でもいいんだけどね。ちょうど身障者のリハビリ用にコレ作ってたとこだからショタちゃんがサンプリングも兼ねて使ってくれて助かる~ん」
「ちょ…明日香さん!」
デスクに押し付けられ背中から抱きつかれたオレは身動きが取れない。背中がやーらかくてヤバイって!!
「はぁ~ん。前から可愛くて仕方なかったけど。ショタちゃんがこんな美少女になるなんてオネーサンビックリだよぉ」
「コラー離れんかい」
近くの畳スペースで寝ころぶ渉が注意してくれるが明日香さんの腕は一向に離れずほっぺにほっぺをくっつけスリスリしだす。
「や~んスベスベ~。ツヤツヤでシミひとつないわー。何も塗ってないよね?素肌でコレはもーヤバイって~」
「…明日香さんっ!ちょ、も…」
「ええ加減にせんとセクハラで訴えるでー」
そう、ここは渉とオレが清掃のバイトをしてた神々のおわす会社のオフィスだ。
山荘からこっちに戻ったオレは海瑠と一緒にここに通い、高卒認定受験に向けての勉強をここでしている。バカだったオレなのに前前世で死に物狂いでやった大学の受験勉強のおかげで昨日めでたく合格できた。
渉はオレのいなくなった高校をやめてからここの清掃バイトもやめ、たまにここにきては何かしら作ってるようだ。
「もーわたるんのケーチ!」
「お前のためにゆーとんや。アイツに見つかったらこの世から抹殺されんぞ」
ギュウギュウと背後から体重をかけてくる明日香さんはオレの知らない間に渉といい雰囲気になってるようだ。
「髪もサラッサラで天使の輪っかできてるや~ん。これで男の子とか許せないんですけどぉ…ヒィッ!」
急に軽くなった背後を振り返ると両手を挙げる怯えた明日香さんと呆れた顔の渉。
その視線を辿るとドア付近に立つ、笑ってるのに威圧感満載の海瑠の姿があった。
「ほれ見てみぃ…」
「やーん!わたるん助けて~」
これが今のオレらの日常だ。
大学受験資格を得たが同じ学年の人が受験する年まで日本の大学を受験することが出来ない決まりなので、それまでの1年オレと海瑠はアメリカに留学することになった。
「チケット取れた?」
明日香さんに氷の眼差しを飛ばしたままの海瑠に聞くと、途端にふんわりと優しい笑みが浮かびオレのいる机に歩み寄ってくる。
オレらは明日から長崎の離島の涼さんの墓参りに行き前前世のオレの家族に会った後アメリカへと旅立つ予定だ。
「うん」
オレの髪を優しくすきながら目を細めるイケメンが今日も眩しい。
後ろを見ると渉と明日香さんの姿はもうなかった。
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