【R18】兄と2人で公爵様に嫁いでみました【完結】

県田 星

文字の大きさ
239 / 250

第180話 テレシアを仲間に(少しH描写あり)

しおりを挟む
「よろしければアラーナ様がお茶をご一緒にとのことです」

別邸付きの侍女に案内されて、テレシアが別邸の応接間に向かう。
言うまでもなく、“お茶”は口実だろう。

「どうぞ」

デュランが招き入れる。

既にアラーナがソファに腰かけて待っていた。
テレシアの姿を見ると、いつもの微笑みを向けてくる。

「お待たせ」

できる限り何でもないふりをしてテレシアもソファに座る。

パルマが2人の前にお茶を用意した。

「アラーナ…」

テレシアが口を開いたところで、アラーナが「待って」と言うように手の平を向ける。

「私からご説明いたします」

パルマが進み出た。

「まず、こちらが本物のアラーナ様でございます」

テレシアの向かいに座ったアラーナが会釈した。

「本も…の?」

パルマの言葉で引っかかった部分をテレシアが繰り返す。

「そして…」

デュランが応接間に続く扉を開ける。
服装こそ違うが、アラーナそっくりの顔かたちをした女が入ってきた。

「こちらがタルバン・クリスパ伯爵でございます」
「えっ!」

アラーナ(タルバン)もテレシアの向かいに座る。

テレシアは2人を何度も見比べるものの、全く見分けがつかない。
しかし、“あの”予感がするのは後から入って来た方。

「あなたが、いつものアラーナよね」

アラーナ(タルバン)の方を指差した。

「ええ、騙してしまい申し訳ありません」

昨夜聞いた低めの声-タルバンの地声-だった。

「でも、あなたが本物?」

アラーナが微笑みつつうなずいた。
チラリとパルマに視線を送ると、パルマが口を開く。

「お嬢様と伯爵様が、このようになりましたのは…」

その後にパルマからひと通りの説明がなされた。





「……そうだったのね」

テレシアが納得したような表情をみせた。

【これまで黙っていて ごめんなさい】

テレシアは2人を立たせて、ゆっくり周囲を回る。

「本当にそっくりね」

アラーナ(タルバン)の前に立つと、豊かな胸に手を添えた。

「これは?」
「私が作ったものです」

パルマがわずかに胸を反らした。

「見ても…良い?」

アラーナがうなずいたのを確認して、アラーナ(タルバン)がボタンを外していく。
パルマが「こら!」と、ひと睨みしてデュランを部屋から追い出した。

アラーナ(タルバン)が胸をはだけると、豊かな2つの乳房がこぼれ出た。
テレシアが「すごい!」と感嘆すると、パルマがますます胸を反らし、アラーナが頬を赤らめた。

「触っても?」

ここでもアラーナの同意を確認した後、アラーナ(タルバン)が「どうぞ」と答えた。

「わあ!」

テレシアは乳房を持ち上げたり指で突いたりして、柔らかな感触を確認する。
パルマが自慢げな笑みを浮かべ、アラーナは恥ずかしそうに自らの胸を押さえた。

「ありがとう。もう戻しても良いわ」

存分に柔らかさを堪能したテレシアが告げると、アラーナ(タルバン)が服を戻す。

その後、改めて向かい合ってソファに座った。

「つまり、これからは私も仲間ってことね」
【お願いできますか?】
「ええ、アラーナことは大好きだし、いろんな事情も理解できたし…」

2人のアラーナ、そしてパルマが安心する。

「でも…」

テレシアがアラーナ(タルバン)の方を向く。

「タルバン様には何か考えてもらわないとね」
「何か、とは?」
「だって、昨夜は訳が分からなかったもの」

アラーナとパルマが自らの初体験を思い出して大きくうなずく。
もし訳の分からないまま相手から肉棒を突き立てられた後、自分だけが置いて行かれたら…

【お兄様をお好きなように】
「はい、タルバン様にお任せします」

3人の視線を浴びたタルバンはその場から逃げ出したくなったものの、諦めて何でも受け入れる覚悟を決めた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる

ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。 幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。 幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。 関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。

今日の授業は保健体育

にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり) 僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。 その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。 ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

処理中です...