113 / 250
第93.5話 花の残り香(H描写あり)
しおりを挟む
「それではお休みなさいませ」
デュランが出て行くと、タルバンはランプの灯を小さくする。
大きく深呼吸してベッドに体を投げ出した。
「疲れたなあ」
肉体的な疲労よりも精神的な疲労が強い。
1日でここまで多くの貴族や有力者と会ったのは初めてだ。
その中でも記憶に残ったのは連れてこられた令嬢達。
「結婚相手かあ」
貧乏貴族であるクリスパ伯爵家との婚姻関係であれば、あまり意味がない。
同じ貴族なら結婚後のことを考えて、豊かな子爵家や男爵家の方がましだ。
しかしワーレンバーグ公爵家と縁続きであれば事情は違ってくる。
つまり自分を透かしてカルトメリ・ワーレンバーグ公爵を見据えていた。
「兄さんならどうするかなあ」
10歳にも満たない女の子であれば、タルバンも気楽に相手をできた。
両親から教わったであろう挨拶を微笑ましく受け止めた後、一人前の令嬢として対応する。
女の子は皆うれしそうに微笑んだ。
それも10歳を超えると、すでに一人前の女としての雰囲気を醸し出してくる。
立ち居振る舞いに優雅さを備え、言葉遣いも滑らかだ。
さらに10代後半から20代、30代ともなれば、押しも押されもせぬ令嬢。
「40代には見えなかったなあ」
訪問者の中には40代の女性が2人いた。
年齢を聞いて「何っ!」と思ったものの、顔には出していない。
逆に言えば、見た目だけなら妙齢の女に見えた。
「パルマのような化粧の名人が他にもいそうだな」
もっとも令嬢達の反応は良かった。
これはタルバンの容姿が原因だろう。
カルトメリ公爵やオルギュールのように男性らしい体躯ではない。
しかしアリーナとそっくりな中性的な顔立ちは、令嬢達には好ましく映ったらしい。
「まあ、髪が薄かったり太ったりしているようなおっさんよりは、ね」
有力者同士の結婚において令嬢の意思が無視されることは少なくない。
その意味でタルバンの容姿は、それなりに「歓迎」なのだろう。
そうした想像をしていると、鼻に残った香りが思い出される。
「誰の香水だったかな…」
身にまとった香りでも印象的な令嬢はいた。
次々に思い起こしていくと、股間に高まりを感じる。
「うん?」
軽く手を当てると、しっかり固くなっていた。
下履きの中に右手を入れて熱くなった肉棒を握る。
「ふぅ」
ゆっくりと上下に手を動かすと、肉棒から腰へ快感が広がる。
今日会った中から、容姿の整った令嬢を思い浮かべる。
瞳、口、胸、手、そして声。
下履きを脱いで下半身を解放する。薄暗い中で下腹部から直立する肉棒が見えた。
わざと右手をゆっくり動かすことで、じんわりとした快楽が腰から全身に伝わっていく。
「うう」
刺激していた右手の人差し指を肉棒の先端に当てて軽くこする。
空いていた左手で右の乳首をつまんだ。
ぼんやりとした薄闇の中に浮かんだのはテレシア・リフォリア子爵令嬢の青い瞳。
心の奥底まで見通しそうな視線がタルバンの脳裏を満たす。
強く、弱く、また強く、そしてまた弱く
右手を思うがままに、時には意図に反して上下に動かす。
亀頭のくびれたところを軽く撫でてみたり、裏筋を細かくさすったりもする。
-タルバンって激しいのね-
想像のテレシアに自分勝手な言葉を言わせると、右手をゆっくりと動かした。
さらに見たこともないテレシアの肢体を思い浮かべる。
-タルバン!来て!-
「テレシア!行くぞ!」
激しく右手を動かした。
「ううっ!」
引き締まった睾丸から肉棒を突き上げる感触が手に伝わると、ハンカチ持った左手を肉棒の先にかぶせる。
肉棒の先端から勢いよく噴き出した精液が、ハンカチの中に飛び散った。
「くうっ」
絶頂に達した後も、腰を浮かしつつ右手を何度も上下させて精液の残りを絞り出していく。
ハンカチからあふれた精液が右手に流れた。
「はあ、はあ、はあ…」
肩や腰のこわばりが抜けて全身がベッドに沈み込む。
「ふぅ」
ようやく呼吸が落ち着く。
欲望を受け止めたハンカチでべたつく右手や肉棒の周囲をぬぐう。
出しきった後も肉棒はそれなりの固さを維持しており、その気になれば2回、3回と行けそうだ。
家にいた時は欲望のまま回数を重ねたこともある。
-ねえ タルバン もう終わり?-
想像のテレシアも誘ってくる。
しかし旅先であることを考えたタルバンは1回のみに留めた。
下履きを着てベッドを降りると、静かに窓を開けて空気を入れ替える。
「はぁーあ」
外から入る清冽な空気と共に、部屋から流れる青臭い残り香を感じた。
デュランが出て行くと、タルバンはランプの灯を小さくする。
大きく深呼吸してベッドに体を投げ出した。
「疲れたなあ」
肉体的な疲労よりも精神的な疲労が強い。
1日でここまで多くの貴族や有力者と会ったのは初めてだ。
その中でも記憶に残ったのは連れてこられた令嬢達。
「結婚相手かあ」
貧乏貴族であるクリスパ伯爵家との婚姻関係であれば、あまり意味がない。
同じ貴族なら結婚後のことを考えて、豊かな子爵家や男爵家の方がましだ。
しかしワーレンバーグ公爵家と縁続きであれば事情は違ってくる。
つまり自分を透かしてカルトメリ・ワーレンバーグ公爵を見据えていた。
「兄さんならどうするかなあ」
10歳にも満たない女の子であれば、タルバンも気楽に相手をできた。
両親から教わったであろう挨拶を微笑ましく受け止めた後、一人前の令嬢として対応する。
女の子は皆うれしそうに微笑んだ。
それも10歳を超えると、すでに一人前の女としての雰囲気を醸し出してくる。
立ち居振る舞いに優雅さを備え、言葉遣いも滑らかだ。
さらに10代後半から20代、30代ともなれば、押しも押されもせぬ令嬢。
「40代には見えなかったなあ」
訪問者の中には40代の女性が2人いた。
年齢を聞いて「何っ!」と思ったものの、顔には出していない。
逆に言えば、見た目だけなら妙齢の女に見えた。
「パルマのような化粧の名人が他にもいそうだな」
もっとも令嬢達の反応は良かった。
これはタルバンの容姿が原因だろう。
カルトメリ公爵やオルギュールのように男性らしい体躯ではない。
しかしアリーナとそっくりな中性的な顔立ちは、令嬢達には好ましく映ったらしい。
「まあ、髪が薄かったり太ったりしているようなおっさんよりは、ね」
有力者同士の結婚において令嬢の意思が無視されることは少なくない。
その意味でタルバンの容姿は、それなりに「歓迎」なのだろう。
そうした想像をしていると、鼻に残った香りが思い出される。
「誰の香水だったかな…」
身にまとった香りでも印象的な令嬢はいた。
次々に思い起こしていくと、股間に高まりを感じる。
「うん?」
軽く手を当てると、しっかり固くなっていた。
下履きの中に右手を入れて熱くなった肉棒を握る。
「ふぅ」
ゆっくりと上下に手を動かすと、肉棒から腰へ快感が広がる。
今日会った中から、容姿の整った令嬢を思い浮かべる。
瞳、口、胸、手、そして声。
下履きを脱いで下半身を解放する。薄暗い中で下腹部から直立する肉棒が見えた。
わざと右手をゆっくり動かすことで、じんわりとした快楽が腰から全身に伝わっていく。
「うう」
刺激していた右手の人差し指を肉棒の先端に当てて軽くこする。
空いていた左手で右の乳首をつまんだ。
ぼんやりとした薄闇の中に浮かんだのはテレシア・リフォリア子爵令嬢の青い瞳。
心の奥底まで見通しそうな視線がタルバンの脳裏を満たす。
強く、弱く、また強く、そしてまた弱く
右手を思うがままに、時には意図に反して上下に動かす。
亀頭のくびれたところを軽く撫でてみたり、裏筋を細かくさすったりもする。
-タルバンって激しいのね-
想像のテレシアに自分勝手な言葉を言わせると、右手をゆっくりと動かした。
さらに見たこともないテレシアの肢体を思い浮かべる。
-タルバン!来て!-
「テレシア!行くぞ!」
激しく右手を動かした。
「ううっ!」
引き締まった睾丸から肉棒を突き上げる感触が手に伝わると、ハンカチ持った左手を肉棒の先にかぶせる。
肉棒の先端から勢いよく噴き出した精液が、ハンカチの中に飛び散った。
「くうっ」
絶頂に達した後も、腰を浮かしつつ右手を何度も上下させて精液の残りを絞り出していく。
ハンカチからあふれた精液が右手に流れた。
「はあ、はあ、はあ…」
肩や腰のこわばりが抜けて全身がベッドに沈み込む。
「ふぅ」
ようやく呼吸が落ち着く。
欲望を受け止めたハンカチでべたつく右手や肉棒の周囲をぬぐう。
出しきった後も肉棒はそれなりの固さを維持しており、その気になれば2回、3回と行けそうだ。
家にいた時は欲望のまま回数を重ねたこともある。
-ねえ タルバン もう終わり?-
想像のテレシアも誘ってくる。
しかし旅先であることを考えたタルバンは1回のみに留めた。
下履きを着てベッドを降りると、静かに窓を開けて空気を入れ替える。
「はぁーあ」
外から入る清冽な空気と共に、部屋から流れる青臭い残り香を感じた。
0
あなたにおすすめの小説
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる