【R18】兄と2人で公爵様に嫁いでみました【完結】

県田 星

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第98.1.7話 トリックスの意思(H描写あり)

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「そろそろ朝ですし、最後は私が動いても?」

トリックスは小刻みに腰を振る。
タルバンがうなずくのを確認して腰に力を込め始めた。

これまでにタルバンの射精を4度受け止めてきた疲労があるため、自由自在にとは行かない。
さらに直前に2回、立て続けに絶頂を迎えてしまったのは予想外だった。

『あそこの相性が良いのかしら』

この「仕事」をしていて絶頂を迎えるのは珍しいことではない。
ただし、それなりに間合いを計ったうえで余裕を持って受け止めていた。
事実、4度目の交わりまではその余裕があった。

しかし先ほどの絶頂は…

『本当に良いところに当たっちゃったのよねぇ』

トリックスは内心でもっと試してみたい気持ちがあったが、その手前で踏みとどまった。

『何だか悔しいじゃない』

複雑な心境を顧みてトリックスは苦笑する。
それに気づいたタルバンがトリックスの乳首をつまんで尋ねる。

「どうした?」
「ううん」

トリックスはタルバンの手に自分の手を重ねる。
残った力を振り絞ってタルバンをできる限り気持ちよくさせることに集中した。

タルバンに覆いかぶさったトリックスは軽く口づけした後、頬や額にも口づけする。
そのまま首筋から胸、そして乳首に跳んで、やや強めに吸った。

「おうっ」

タルバンの乳首に存分に唾液を垂らすと両手を乳首にあてて指先を躍らせる。
巧みな愛撫にタルバンは何度もうめき声を漏らす。

タルバンもトリックスの乳房をつかんでいるが、もはや単調に手を開閉するだけになっていた。

再度、トリックスはタルバンに口づけすると「目を閉じてください」と頼む。

「ああ」

目を閉じたタルバンは触れている部分の感覚が敏感になる。
2つの乳首には指が、肉棒には割れ目のひだが。
3カ所から発する刺激がタルバンの全身に響いた。

『そろそろ…ゆっくりと…』

トリックスは尻から割れ目にかけて力を入れて行く。
必然的に割れ目が肉棒を締め上げて行く。
ただし一気に締め上げるようなこどはしない。
ある程度まで締め付けたところで少しゆるめる。

これを繰り返しながら腰を自在に動かした。

トリックスも目を閉じた。
体内に埋め込んだ肉棒をより明確に感じて心地よさが急激に脳内を満たす。

と、無意識に腰が反った。慌てて目を開ける。

『危ない、危ない』

絶頂に届くまでには至らなかったものの、タルバンを導くことに集中し直した。

『おそらくタルバン様にとって初めてのおっぱいなのでしょうね』

タルバンは相変わらず無我夢中でトリックスの乳房を揉んでいる。
トリックスは乳房から伝わる単調な快感すら愛おしく思えた。

「くうっ」

肉棒から伝わる快楽にタルバンは腰を突き上げる。
しかしトリックスは腰を緩めて、それ以上の興奮を許さない。
これを何度も繰り返したところで、タルバンの息が切れてくる。

『もう、良いかな』

タルバンが何度目かで腰を突き上げたところで、トリックスも腰に力を入れる。
柔らかく肉棒を包んでいた割れ目に力が込められ、少しずつ摩擦を強めていく。
割れ目からあふれる愛液の音もこれ以上ないくらいに激しくなっていた。

『じゃあ、これで』

トリックスも再度目を閉じて割れ目に意識を集中する。
自分の感覚が鋭くなったのに合わせて、尻から割れ目、さらに両足にも力を入れた。

「ああうっ!」

タルバンはトリックスの胸から手を放して、ベッドを抑えつつ腰から背中でのけ反った。
トリックスは若駒タルバンを乗りこなしながら腰を押し付けた。

「タルバン、来てっ!」
「トリックス、行くぞっ!」

2人が呼吸を合わせたように同時に絶頂を迎える。
腰を振ったタルバンの肉棒から飛び出した精液がトリックスの割れ目を満たす。
やがて精液と愛液と混じったものが割れ目からあふれてきた。

「タルバン、すごいのね」
「トリックス、良かった」

トリックスはタルバンの胸を撫でると、ゆっくり上半身を倒す。
柔らかな2つの乳房がタルバンの胸にぶつかってつぶれた。

うっすらと目を開けてタルバンの唇にむしゃぶりつく。
それに応じたタルバンも目を開けてトリックスを見た。
目の前にかぶさるトリックスの金髪が灯りを反射してまぶしく輝く。

「トリックス、きれいだ」
「うれしい」

何度も唇を吸い合った後、トリックスはタルナンの肩に顔を埋める。
タルバンはベッドに押し付けていた腕をトリックスの背中に回した。

しばらくそうしていたが、トリックスが顔を上げる。

「そろそろ皆様のところに向かいましょうか?」
「……いやだ」

タルバンの返事を聞いて、トリックスがクスッと笑う。

「じゃあ、ずーっとこのままでいましょうね」
「……意地悪だな」
「タルバン・クリスパ伯爵様に戻られるお時間ですよ」
「……分かった」

タルバンはトリックスを抱いたまま体を起こす。
それに合わせて離れようとしたトリックスを強く抱きしめた。

「ありがとう」

トリックスはそれに応えずにタルバンの肩に軽く口づけした。

タルバンが両手をゆるめると、トリックスがベッドに立ち上がる。
チュパッと音がして割れ目から肉棒が抜け出た。
こぼれ落ちそうになった精液は、とっさにトリックスがハンカチを股間に挟んで抑えた。

「少しお待ちください」
「ああ」

タルバンにシーツをかぶせたトリックスは股間をぬぐい終えてから身支度を整える。
新しい手ぬぐいを2枚用意して、一方でタルバンの肉棒から腰回りを丁寧にぬぐう。

「どうぞ、こちらに」
「うむ」

トリックスはベッドから引っ張ってタルバンを立たせた後、もう一枚の手ぬぐいで体全体を拭いた。
一瞬、胸元にある赤黒い跡を目が留まるとトリックスの股間が熱くなる。
何気なく背中に回って、自分の胸元にある後に指を触れた。

衣装を全て着せた後、乱れたタルバンの髪を手櫛でそろえる。
タルバンもトリックスの髪に何度か指を入れた。

「これでよろしいですか」

トリックスはタルバンに大きな姿見を見せる。

「うん、あっ!忘れ物」
「えっ?」

タルバンはトリックスを引き寄せると、何度も口づけした。
トリックスもされるがままになっていたが、唇の触れた数が5回を超えたところで、顔の間に手を挟んだ。

「そろそろ参りましょう」

タルバンの腕を取って部屋の扉を開けた。
広間に近づくと、カルトメリ・ワーレンバーグ公爵らの賑やかな声が聞こえる。

「おかしくない?」
「いいえ、素敵ですよ」
「そうか」

トリックスの励ましでタルバンは背筋を伸ばした。
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