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第二章 迷宮都市編
迷宮都市ロンド
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「おはよう、リュウ。」
いつものようにマリアの濃厚なキスで目覚めてマリアを頂いた後、二人で湯船に浸かっていた時マリアが聞いてきた、
「今日から、私はいつもメイド服を着てた方がいい?」
「ダメダメ。マリアのメイド服は俺専用だからね。他の人に見せちゃダメ。メイド服は、二人っきりの時に着てね。」
って、お願いしといた。
迷宮都市行きの馬車は、朝早い便の予約をとってもらってたんで早めに宿を出ることにした。
半日の距離だとしても用心に越したことはないということになって、俺もマリアも新規で作った防具に身を包むことにした。
武器はマリアは剣を持っているけど、俺は籠手みたいな防具に棒手裏剣みたいなものをさしておけるものを見つけたんでそれを両手に巻いている。
俺が前に出ると一撃必殺になってしまってマリアの訓練にならないから、基本魔法攻撃と物理攻撃の棒手裏剣で状況をコントロールした方がいいかなって思ってる。
そう言えば結局この街では、ユニークスキルをもった人間はいなかった。
ノーマルスキルの方でも大したものはなかったし、基本敵対したような人はいなかったんで、スキル奪取もほとんどしてない。
馬車の乗り場に行くとすでに、5人乗客がいた。あと2人来る予定みたい。
街道に沿って行けば、めったに魔物が出てくることはないらしい。この辺りは冒険者ギルドの魔物盗伐クエストが常時出ていて、冒険者の狩り場になっていて森の中に入って行かないと魔物がでないくらい狩りつくされているそうだ。
それでも何があるか解らないから念のため護衛として一人はついているらしいけど、まあ心配はいらないかな。
俺とマリアも先に乗り込んで一番後ろに乗ることにした。
人目を気にせず、早速イチャイチャしていたら、時間通りに馬車は出て迷宮都市に向かって進んだ。
迷宮都市へは、順調にいけば8時間ほどで到着するらしい。
途中で一度休憩をはさむ以外は馬車はそれなりのスピードで進んでる。
街道がきっちり整備されているのもスピードを出せる理由として大きいのかもしれない。
街道ををそのまま、さらに数日進むと王都オスマンがあるそうだが、機会があったら一度行ってみたいと思う。
今回手に入らなかった香辛料などのレアな食材も揃っているだろうし、きっとユニークスキルを持った人もいるに違いない。
途中遠くの方に魔物の気配が俺の索敵反応に出てたけど、そのまま何事もなく通り過ぎた。北海道の丘陵地帯を進んでいるような感じだ。風は気持ちいいし、日差しも心地いい。
マリアとは手をつないだまま、流れる景色を眺めながらいろいろと話をした。
その中でマリアの話すこの国の人は誰でも知っているという王国誕生の話は、よくある勇者の物語だった。
王祖アルスランが、竜を倒してこの地に初めて人族の国を作ったそうな。
竜退治に貢献のあった、妖精族のエルフ族、ドワーフ族と、龍族の子孫でありながら王祖に協力した竜人族は、建国にあたってそれぞれ爵位を与えられ大陸全土を王が統治し王国が誕生した。しかし王祖の時代から時か経つにつれて国が割れ、今の3大国時代がやってきたというもの。
まあ、どうでもいいや。俺には考えられない。なんで国とか領土とか持ちたがるんだろう。手に余るっているか、不要だろうって思うけどね。
俺は自分の手にあるものだけ守れればいいや。
自分の知らない自分の目が届かない場所まで守りたいなんて思わないなぁ。
そうこうしているうちに、目的地に到着した。迷宮都市ロンド。
地球の感覚でいえば東南アジアの下町街って感じだ。
一応低い城壁が街を囲っているが、城壁がいびつな感じで広がっている。そして目につくのは、街の端っこの方に、巨大な岩が空から降ってきて突き刺さったかのように街の城壁の一部を形成していることだ。
また、街自体は、迷宮を中心にして、徐々に街が発展していったんだろうと思う。
ただ、街の中心街は、迷宮から少し離れた川に近い方にあるようだ。
だから馬車が到着したのも迷宮からは少し離れた場所に到着した。
俺達は街の入り口を通る時に入場料を支払っている。
その際迷宮攻略でしばらく滞在予定の場合、長期滞在権カードを発行していた方が有利だということなのでそっちで支払った。
ちなみに通常の入場料は10日以内の滞在可能で銀貨1枚。
長期の場合、1年滞在可能で銀貨20枚となるようだ。
この長期滞在権を持っていると、迷宮への入場がフリーパスになるみたい。
門番兵は俺とマリアの装備をみて、高ランクの冒険者だと勘違いしたみたいだ。
確かに防具だけ見れば一流の冒険者でも身につけないようなものなのかもしれない。
俺が冒険者ではなく、今回ここの迷宮で訓練するためにきたことを告げるとすんなり納得してくれた。
おそらく俺のように訓練目的で来るやつも多いんだろう。
それに、街としても、多くの人に迷宮に潜ってもらって魔物を倒してもらった方が、迷宮から魔物が溢れてくるかもしれない危険性が軽減して都合がいいという判断もあるのかもしれない。
いつものようにマリアの濃厚なキスで目覚めてマリアを頂いた後、二人で湯船に浸かっていた時マリアが聞いてきた、
「今日から、私はいつもメイド服を着てた方がいい?」
「ダメダメ。マリアのメイド服は俺専用だからね。他の人に見せちゃダメ。メイド服は、二人っきりの時に着てね。」
って、お願いしといた。
迷宮都市行きの馬車は、朝早い便の予約をとってもらってたんで早めに宿を出ることにした。
半日の距離だとしても用心に越したことはないということになって、俺もマリアも新規で作った防具に身を包むことにした。
武器はマリアは剣を持っているけど、俺は籠手みたいな防具に棒手裏剣みたいなものをさしておけるものを見つけたんでそれを両手に巻いている。
俺が前に出ると一撃必殺になってしまってマリアの訓練にならないから、基本魔法攻撃と物理攻撃の棒手裏剣で状況をコントロールした方がいいかなって思ってる。
そう言えば結局この街では、ユニークスキルをもった人間はいなかった。
ノーマルスキルの方でも大したものはなかったし、基本敵対したような人はいなかったんで、スキル奪取もほとんどしてない。
馬車の乗り場に行くとすでに、5人乗客がいた。あと2人来る予定みたい。
街道に沿って行けば、めったに魔物が出てくることはないらしい。この辺りは冒険者ギルドの魔物盗伐クエストが常時出ていて、冒険者の狩り場になっていて森の中に入って行かないと魔物がでないくらい狩りつくされているそうだ。
それでも何があるか解らないから念のため護衛として一人はついているらしいけど、まあ心配はいらないかな。
俺とマリアも先に乗り込んで一番後ろに乗ることにした。
人目を気にせず、早速イチャイチャしていたら、時間通りに馬車は出て迷宮都市に向かって進んだ。
迷宮都市へは、順調にいけば8時間ほどで到着するらしい。
途中で一度休憩をはさむ以外は馬車はそれなりのスピードで進んでる。
街道がきっちり整備されているのもスピードを出せる理由として大きいのかもしれない。
街道ををそのまま、さらに数日進むと王都オスマンがあるそうだが、機会があったら一度行ってみたいと思う。
今回手に入らなかった香辛料などのレアな食材も揃っているだろうし、きっとユニークスキルを持った人もいるに違いない。
途中遠くの方に魔物の気配が俺の索敵反応に出てたけど、そのまま何事もなく通り過ぎた。北海道の丘陵地帯を進んでいるような感じだ。風は気持ちいいし、日差しも心地いい。
マリアとは手をつないだまま、流れる景色を眺めながらいろいろと話をした。
その中でマリアの話すこの国の人は誰でも知っているという王国誕生の話は、よくある勇者の物語だった。
王祖アルスランが、竜を倒してこの地に初めて人族の国を作ったそうな。
竜退治に貢献のあった、妖精族のエルフ族、ドワーフ族と、龍族の子孫でありながら王祖に協力した竜人族は、建国にあたってそれぞれ爵位を与えられ大陸全土を王が統治し王国が誕生した。しかし王祖の時代から時か経つにつれて国が割れ、今の3大国時代がやってきたというもの。
まあ、どうでもいいや。俺には考えられない。なんで国とか領土とか持ちたがるんだろう。手に余るっているか、不要だろうって思うけどね。
俺は自分の手にあるものだけ守れればいいや。
自分の知らない自分の目が届かない場所まで守りたいなんて思わないなぁ。
そうこうしているうちに、目的地に到着した。迷宮都市ロンド。
地球の感覚でいえば東南アジアの下町街って感じだ。
一応低い城壁が街を囲っているが、城壁がいびつな感じで広がっている。そして目につくのは、街の端っこの方に、巨大な岩が空から降ってきて突き刺さったかのように街の城壁の一部を形成していることだ。
また、街自体は、迷宮を中心にして、徐々に街が発展していったんだろうと思う。
ただ、街の中心街は、迷宮から少し離れた川に近い方にあるようだ。
だから馬車が到着したのも迷宮からは少し離れた場所に到着した。
俺達は街の入り口を通る時に入場料を支払っている。
その際迷宮攻略でしばらく滞在予定の場合、長期滞在権カードを発行していた方が有利だということなのでそっちで支払った。
ちなみに通常の入場料は10日以内の滞在可能で銀貨1枚。
長期の場合、1年滞在可能で銀貨20枚となるようだ。
この長期滞在権を持っていると、迷宮への入場がフリーパスになるみたい。
門番兵は俺とマリアの装備をみて、高ランクの冒険者だと勘違いしたみたいだ。
確かに防具だけ見れば一流の冒険者でも身につけないようなものなのかもしれない。
俺が冒険者ではなく、今回ここの迷宮で訓練するためにきたことを告げるとすんなり納得してくれた。
おそらく俺のように訓練目的で来るやつも多いんだろう。
それに、街としても、多くの人に迷宮に潜ってもらって魔物を倒してもらった方が、迷宮から魔物が溢れてくるかもしれない危険性が軽減して都合がいいという判断もあるのかもしれない。
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