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第三章 王都編
鹸化
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馬が落ち着いたのをみて、すぐに王都の別館の寝室に転移して、早速馬車で王都見物に出かけた。出かける前にセバスに声をかけたら、プレートの様な物を渡された。王都内の門番に見せたら無条件で通過できるそうだ。ありがたく貸していただいた。
まず今日の目標である、北門を目指しながら進んでみた。
その途中で、魔法薬を扱っている店を見つけた。これは調合スキルアップのチャンスかも。そんな気持ちでお店に入った。
調合スキルは一応LV2まで持っている。最初のゲス野郎を倒した時に入ったから、あの中の誰かが持っていたんだと思う。調合っていうと、ゲーム的にはHP薬とか、MP薬とかだけど、他にもあるんだろうか。一応俺も、回復薬と魔力薬って言うのは持ってはいるんだけどね。材料を集めたら俺にも調合できるんだろうな。
でお店に入ってみるといろんな薬がありました。解毒薬、石化薬、麻痺薬って言うのは状態異常回復薬なんだろうな。しかし今の俺は上級回復魔法を覚えていて、キュアという解毒、抗麻痺、リキュアという抗石化魔法が使えるんだよね。でもこうして実物を見ることで、その成分を神眼で見ることができるからね。これはウハウハだ。ここって実物図書館だよな。全て記憶できないのが悲しいけどね。ここでメモを取る訳にはいかないしね。完全記憶とかのスキルがあればいいのになぁ。
ともかくそんな中、気になったのが腐食薬。魔物に腐食攻撃を加えることが出来るらしいが、その材料がなんとブラックバットの牙。あーあの腐食液攻撃か。あれって酸ではなく強アルカリ液だったのかもしれない。強アルカリは、たんぱく質を腐食する性質があるからね。あれ?強アルカリ?ってことは苛性ソーダと同じか?これってもしかして、油の鹸化が出来るんじゃないかな?塩はあるから個化は可能だろうから、うまく行けば石鹸が出来るかも。待て待て、出来るか?割合はどうする?おーできそう。これって練金スキルで補正が入りそうだ。うん、これはやってみる価値があるな。
ってことを俺が腐食薬を見ながら考えていたから、店の店員とマリア達が怪訝そうに顔を向けてきて、ニーナの帽子が外れた時にニーナ耳をみてハーフエルフと気付いたエルフの店員がニーナに侮蔑の顔を向けた。はい、ギルティ。一応薬の価格とかを聞いたら対応がおざなりになりやがった。頂きました、「調合」スキル。まあLVは下げてないからまた修行頑張れよ店員。そう心の中で応援して店を出た。
魔法薬は高価だから、平民街には店がないのか、ほとんどないんだろうね。エジンバラで見たことなかったし。冒険者ギルドの中とかだったら売ってたかもしれないけど、入ったことないしね。いずれにせよ貴族街域に入れたのはメリットが大きかったな。幸先いいかも。でまだ怪訝そうにしているマリア達に、
「ちょっと試したいことができたから、家に帰ったら自由時間に研究するね。」
って言って取り敢えず納得させた。
石鹸屋もあった。一応中に入ってみた。今の俺には魅力的には見えなかったけど、香料の入った石鹸を神眼で見て、香料の元をチェック出来たのはラッキーだったかな。
お店を出る時に香水などを扱っている店を知らないか聞いてみた。南門の近くに大きなお店があるのと、目の前の通りの反対側にも小さな店があるとのことだ。気がついたら寄ってみよう。
そんな感じで、あっちブラブラこっちブラブラしながら進んでいたらお昼も随分と過ぎていたので、馬車の中でお茶をしながら別館に戻った。馬車の操車は皆交替でおこなった。この馬車の御者台は二人座れないこともないけど横には座れないので、俺が後ろから抱きかかえるようにして操ることにしたから、3人にとっては御者台が特等席、外から見たら馬鹿ップルに見えたかもしれない。見方によっては操車を教えてる微笑ましい風景だと思うけど、時々チュッとするからね、はい、リア充爆発しろです。
無事にアンの私邸に到着して門から入ったら、セバスが迎えに来てくれた。
「お帰りないませ、リュウ様。仲がおよろしいですね。馬車はこちらの方で世話をしておきます。今夜もお使いですか?」
仲が云々は俺の膝にニーナが乗っていたからだろなきっと。
「いえ、俺達は夜間の外出はほとんど行いません。妻たちが若いので、夜間の外出は控えています。」
「かしこまりました。ではまた明日の朝、別館の厩の方に移しておきます。夕食は如何なさいますか?またお風呂が必要でしたらお申し付け下さい。身体をぬぐうお湯でしたらすぐに準備いたします。」
「ありがとうございます。夕食は、自分たちで準備できます。お風呂とお湯は結構です。」
「承知いたしました、ではごゆっくりお過ごし下さい。」
俺達は庭を周って別館の方に向かった。さて時間はたっぷりあるんだけどどうしよう。家に入って皆に聞いたら、ちょっと身体を動かしたいって言うので、3人は裏庭で模擬戦を始めた。本気でやると庭に被害が出るかもだから体術だけってことで。
その間
俺は何をしたかと言うと石鹸作り。まずブラックバットの牙を削って、オリーブオイルを混ぜて鹸化を発生させた。目分量なんだけど何故か必要な分量が分かって、ぐるぐる回して鹸化するイメージを持ったら鹸化を始めた。通常ならここで2週間ほど待たないといけないんだろうけど、練金のスキルのおかげかスルスルっと鹸化が進み、さらにそこに塩を加えて固化させた。香りは花屋でそれぞれ好きな香りってどんなの?って聞いて皆が好きって言っていた花を買っていたので、その半分を使って水分抽出してみた。上手く行ったかな。容器から取り出して匂いを嗅いだらいい香り。
よし、今度は一工程でやってみよう。大切なのはイメージ。一度に入れた材料が順次変化していくイメージだね。魔法と同じだな。魔法もスキルも同じ理なのかもしれない。剣術でもイメージを持って剣を振ることでスキルレベルポイントが上がって行くのかもしれない。まあともかくこれで証明された。材料が合っていて、イメージが明確になればスキルの力を使えるんだ。この発見は大きいかもしれない。
神眼でもちゃんと石鹸になってる。でも普通の石鹸は材料表示がされてないのに、これは材料表示がされてる。これは何だろう?スキル合成の結果?普通の石鹸ってこの世界ではどうやって作っているんだろう?まあ、あれだけ高価ってことは企業秘密なんだろうなきっと。まあいいや、後はこれを使ってみて皮膚が大丈夫かチェックだね。
実際に使ってみるしかないな。大事なのは、マリア達の皮膚に合うかどうかだからね。
「俺の実験が終わったから、風呂に入ろう。順番に来てね。」
そう言って湯船の準備をして待っていると、マリアが一番に来た。新しい石鹸を泡立てて、ってめちゃくちゃ泡がたつ。でそのふわふわ泡でマリアを洗ってあげた。
「リュウ、この石鹸いい香り。新しい石鹸買ってたの?いつもと違う。」
「これ、今俺が作った石鹸。肌の感じどう?ヒリヒリしたりとかしない?」
「凄―い、リュウ、石鹸作れるようになったの?凄―い。とってもいい感じ、いつもの石鹸より、流した後しっとりしてる感じだよ。泡が細かいね。綺麗。じゃあ、今度は私がリュウの背中を洗うね。・・・・・本当に泡が綺麗、洗いやすい。香りもいい。」
気に入って貰えたようだ。そのまま前を洗いっこしながら泡泡のまま深くつながりました。
繋がってる最中に綾とニーナが入って来た。
「何、いい香り。さっきの花の香りね。」
マリアが終わった後、マリアと、ニーナがお風呂に浸かった。綾を新しい石鹸で洗ってあげると、
「凄い、お兄ちゃん。日本の石鹸と変わらないね。それよりもいいかも。泡立ちがいいね。」
「リュウがさっき、作ったんだって。」
「お兄ちゃん凄い、そんなのも出来るようになったの?新しい能力?」
「いや、石鹸作りの原理を応用してスキルを使っていろいろやってみた。ただ俺の自作だから皮膚にダメージが出るかもしれないから、変だったら言ってくれ。綾達に合わないもの作りたくないし、綾達の為に作ってるんだからね。」
「お兄ちゃんありがとう。大丈夫とっても気持ちいいよ。今度は私が気持ち良くしてあげるね。」
そう言って、綾も泡泡になりながら前から深くつながって満足した。
「リュウ兄、ニーナも泡泡やるぅ。」
「よしその前に、ニーナを泡泡にして洗うから、背中を向けてね。肌がヒリヒリしたり変な感じがしたら、すぐに言うんだよ。」
そう言って、ニーナの背中を洗って、後ろからお胸と下を洗っていたら、
「泡泡で変になっちゃう。」
って言って、座ったままの俺に跨ってきてそのまま深く交わった。
その後皆で頭を洗いっこしてからお風呂を出た。夕食がまだったので、夕食は昨日の残りのカレーを食べることにした。少しアレンジを加えるために、唐揚げを作るとは、綾もなかなか解っていらっしゃる、唐揚げカレー美味しく頂きました。
まず今日の目標である、北門を目指しながら進んでみた。
その途中で、魔法薬を扱っている店を見つけた。これは調合スキルアップのチャンスかも。そんな気持ちでお店に入った。
調合スキルは一応LV2まで持っている。最初のゲス野郎を倒した時に入ったから、あの中の誰かが持っていたんだと思う。調合っていうと、ゲーム的にはHP薬とか、MP薬とかだけど、他にもあるんだろうか。一応俺も、回復薬と魔力薬って言うのは持ってはいるんだけどね。材料を集めたら俺にも調合できるんだろうな。
でお店に入ってみるといろんな薬がありました。解毒薬、石化薬、麻痺薬って言うのは状態異常回復薬なんだろうな。しかし今の俺は上級回復魔法を覚えていて、キュアという解毒、抗麻痺、リキュアという抗石化魔法が使えるんだよね。でもこうして実物を見ることで、その成分を神眼で見ることができるからね。これはウハウハだ。ここって実物図書館だよな。全て記憶できないのが悲しいけどね。ここでメモを取る訳にはいかないしね。完全記憶とかのスキルがあればいいのになぁ。
ともかくそんな中、気になったのが腐食薬。魔物に腐食攻撃を加えることが出来るらしいが、その材料がなんとブラックバットの牙。あーあの腐食液攻撃か。あれって酸ではなく強アルカリ液だったのかもしれない。強アルカリは、たんぱく質を腐食する性質があるからね。あれ?強アルカリ?ってことは苛性ソーダと同じか?これってもしかして、油の鹸化が出来るんじゃないかな?塩はあるから個化は可能だろうから、うまく行けば石鹸が出来るかも。待て待て、出来るか?割合はどうする?おーできそう。これって練金スキルで補正が入りそうだ。うん、これはやってみる価値があるな。
ってことを俺が腐食薬を見ながら考えていたから、店の店員とマリア達が怪訝そうに顔を向けてきて、ニーナの帽子が外れた時にニーナ耳をみてハーフエルフと気付いたエルフの店員がニーナに侮蔑の顔を向けた。はい、ギルティ。一応薬の価格とかを聞いたら対応がおざなりになりやがった。頂きました、「調合」スキル。まあLVは下げてないからまた修行頑張れよ店員。そう心の中で応援して店を出た。
魔法薬は高価だから、平民街には店がないのか、ほとんどないんだろうね。エジンバラで見たことなかったし。冒険者ギルドの中とかだったら売ってたかもしれないけど、入ったことないしね。いずれにせよ貴族街域に入れたのはメリットが大きかったな。幸先いいかも。でまだ怪訝そうにしているマリア達に、
「ちょっと試したいことができたから、家に帰ったら自由時間に研究するね。」
って言って取り敢えず納得させた。
石鹸屋もあった。一応中に入ってみた。今の俺には魅力的には見えなかったけど、香料の入った石鹸を神眼で見て、香料の元をチェック出来たのはラッキーだったかな。
お店を出る時に香水などを扱っている店を知らないか聞いてみた。南門の近くに大きなお店があるのと、目の前の通りの反対側にも小さな店があるとのことだ。気がついたら寄ってみよう。
そんな感じで、あっちブラブラこっちブラブラしながら進んでいたらお昼も随分と過ぎていたので、馬車の中でお茶をしながら別館に戻った。馬車の操車は皆交替でおこなった。この馬車の御者台は二人座れないこともないけど横には座れないので、俺が後ろから抱きかかえるようにして操ることにしたから、3人にとっては御者台が特等席、外から見たら馬鹿ップルに見えたかもしれない。見方によっては操車を教えてる微笑ましい風景だと思うけど、時々チュッとするからね、はい、リア充爆発しろです。
無事にアンの私邸に到着して門から入ったら、セバスが迎えに来てくれた。
「お帰りないませ、リュウ様。仲がおよろしいですね。馬車はこちらの方で世話をしておきます。今夜もお使いですか?」
仲が云々は俺の膝にニーナが乗っていたからだろなきっと。
「いえ、俺達は夜間の外出はほとんど行いません。妻たちが若いので、夜間の外出は控えています。」
「かしこまりました。ではまた明日の朝、別館の厩の方に移しておきます。夕食は如何なさいますか?またお風呂が必要でしたらお申し付け下さい。身体をぬぐうお湯でしたらすぐに準備いたします。」
「ありがとうございます。夕食は、自分たちで準備できます。お風呂とお湯は結構です。」
「承知いたしました、ではごゆっくりお過ごし下さい。」
俺達は庭を周って別館の方に向かった。さて時間はたっぷりあるんだけどどうしよう。家に入って皆に聞いたら、ちょっと身体を動かしたいって言うので、3人は裏庭で模擬戦を始めた。本気でやると庭に被害が出るかもだから体術だけってことで。
その間
俺は何をしたかと言うと石鹸作り。まずブラックバットの牙を削って、オリーブオイルを混ぜて鹸化を発生させた。目分量なんだけど何故か必要な分量が分かって、ぐるぐる回して鹸化するイメージを持ったら鹸化を始めた。通常ならここで2週間ほど待たないといけないんだろうけど、練金のスキルのおかげかスルスルっと鹸化が進み、さらにそこに塩を加えて固化させた。香りは花屋でそれぞれ好きな香りってどんなの?って聞いて皆が好きって言っていた花を買っていたので、その半分を使って水分抽出してみた。上手く行ったかな。容器から取り出して匂いを嗅いだらいい香り。
よし、今度は一工程でやってみよう。大切なのはイメージ。一度に入れた材料が順次変化していくイメージだね。魔法と同じだな。魔法もスキルも同じ理なのかもしれない。剣術でもイメージを持って剣を振ることでスキルレベルポイントが上がって行くのかもしれない。まあともかくこれで証明された。材料が合っていて、イメージが明確になればスキルの力を使えるんだ。この発見は大きいかもしれない。
神眼でもちゃんと石鹸になってる。でも普通の石鹸は材料表示がされてないのに、これは材料表示がされてる。これは何だろう?スキル合成の結果?普通の石鹸ってこの世界ではどうやって作っているんだろう?まあ、あれだけ高価ってことは企業秘密なんだろうなきっと。まあいいや、後はこれを使ってみて皮膚が大丈夫かチェックだね。
実際に使ってみるしかないな。大事なのは、マリア達の皮膚に合うかどうかだからね。
「俺の実験が終わったから、風呂に入ろう。順番に来てね。」
そう言って湯船の準備をして待っていると、マリアが一番に来た。新しい石鹸を泡立てて、ってめちゃくちゃ泡がたつ。でそのふわふわ泡でマリアを洗ってあげた。
「リュウ、この石鹸いい香り。新しい石鹸買ってたの?いつもと違う。」
「これ、今俺が作った石鹸。肌の感じどう?ヒリヒリしたりとかしない?」
「凄―い、リュウ、石鹸作れるようになったの?凄―い。とってもいい感じ、いつもの石鹸より、流した後しっとりしてる感じだよ。泡が細かいね。綺麗。じゃあ、今度は私がリュウの背中を洗うね。・・・・・本当に泡が綺麗、洗いやすい。香りもいい。」
気に入って貰えたようだ。そのまま前を洗いっこしながら泡泡のまま深くつながりました。
繋がってる最中に綾とニーナが入って来た。
「何、いい香り。さっきの花の香りね。」
マリアが終わった後、マリアと、ニーナがお風呂に浸かった。綾を新しい石鹸で洗ってあげると、
「凄い、お兄ちゃん。日本の石鹸と変わらないね。それよりもいいかも。泡立ちがいいね。」
「リュウがさっき、作ったんだって。」
「お兄ちゃん凄い、そんなのも出来るようになったの?新しい能力?」
「いや、石鹸作りの原理を応用してスキルを使っていろいろやってみた。ただ俺の自作だから皮膚にダメージが出るかもしれないから、変だったら言ってくれ。綾達に合わないもの作りたくないし、綾達の為に作ってるんだからね。」
「お兄ちゃんありがとう。大丈夫とっても気持ちいいよ。今度は私が気持ち良くしてあげるね。」
そう言って、綾も泡泡になりながら前から深くつながって満足した。
「リュウ兄、ニーナも泡泡やるぅ。」
「よしその前に、ニーナを泡泡にして洗うから、背中を向けてね。肌がヒリヒリしたり変な感じがしたら、すぐに言うんだよ。」
そう言って、ニーナの背中を洗って、後ろからお胸と下を洗っていたら、
「泡泡で変になっちゃう。」
って言って、座ったままの俺に跨ってきてそのまま深く交わった。
その後皆で頭を洗いっこしてからお風呂を出た。夕食がまだったので、夕食は昨日の残りのカレーを食べることにした。少しアレンジを加えるために、唐揚げを作るとは、綾もなかなか解っていらっしゃる、唐揚げカレー美味しく頂きました。
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