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第三章 王都編
馬車作成
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俺は少し時間も空いたし、馬車作りでもしようかな。
俺の作る馬車の目玉は、ずばり乗り心地。と言うことで一から設計することにした。
まず、タイヤ。標準的な馬車の車輪の幅よりも太くすることにした。轍対策でもあるけど路面をつかむ安定性を増すため。これを実用化するために、まず目指したのは軽量化。これは木の車軸に物理耐性を魔法付加することで鉄以上の硬度を確保できた。そこに以前倒したギガントの皮を何重にも巻いて圧着して物理耐性付加し、タイヤみたいなものを作った。木の車輪より柔らかいけど、衝撃には強いものが出来た。
次に、サスペンションは木を硬化させることによって板ばねを作って、リーフ式サスペンションにすることで、サスペンションを利かせることにした。
車体の部分は、各パーツごとに魔法付加掛けし鋼鉄で作る強度を持ちながら重量は木製なので軽量化できた。硬度については俺の鋼鉄剣で実証済み。鋼鉄と同じぐらいの硬度があるから、そう簡単には破壊されないと思う。ばねを作って独立型のサスペンションにすればなおいいのかもしれないけど、猛スピードで走るわけでもないし、前輪とか後輪にエンジン付けて駆動させるわけでもないから、頑丈さ第一に考えた。
後は、上に乗せるハウスの部分だけど、こっちは簡単だし明日にでも作ろう。
夕食の待ち合わせ時間になったので、マリア達と一緒に母屋に行った。夕食は、シチューとおいしいパンだった。質素で申し訳ないと言ってたけど、こんな料理の方が、口に合ってるし、大変おしいと心からお礼を言った。御土産のチーズパウンドケーキは好評だった。食後の御茶を頂きながら少し雑談した。
「ところでリュウ様、別館に掃除に入った時に、お風呂をみてびっくりした。」
「あー、勝手に交換して申し訳ない。」
「いいえ、旦那様がお使いになっている湯船より大変質のいいものですので、もしよろしければ、どちらでご購入されたのかお教え頂けませんか?」
「あー。あれは俺が自分で作った物なんですよ。」
って言ったら、セバスもメイド長も絶句してるし。
セバスが気を取り直して、
「明日旦那様は、予定では午後には御戻りになる予定です。それまでお待ち下さい。」
と念押しされた。まあ、今日まで待ったらアンのお父さん会わなきゃならないだろうなって感じだしね。
別館に戻って、お風呂に入りながらいつもの雑談をして、明日は午前中、迷宮都市の家に戻って馬の世話と迷宮内で少し身体を動かすことにしようと決まった。念のため午後にはこっちに戻って、準備しとかないといけないだろうし。
ベッドで待ってたら、3人の妖精が入って来たので、それぞれを頂きながらベッドに運んだ。運ぶ時の交わりが少しずつだったので、ニーナを運び終わったら、マリアがすぐに交わってきた。満足するまでしっかり深く交わって、綾も後ろを向いて腰を突き出して待ってたので、遠慮なく頂いてたっぷり満足させてあげました。ニーナは最近座ったまま向き合って交合うのが好きみたいで、子猫が鳴くみたいにかわいい声で達するようになった。
皆満足して抱きついたまま寝息を立ててる。さて、明日いや明後日には次の場所へ移動になると思う。今後の方針を考えよう。
1.聖魔法レベルを上げる。
おそらくLV4の聖魔法の聖人級になった時に、アイテムボックスの付与が出来るようになるんじゃないかと思う。付加できるのが、LV1だけなのか、ポイントを増やせるのかは不明。またすでにアイテムボックスを持っている人にも付加が可能なのかどうか不明。いずれにしろLV上げをするために、魔力操作と同じように日常的に訓練する。また、伝説級レベルになった時におそらく身代わりの魔法の付加が出来るようになるんだと思う。そう考えると、聖魔法をLVアップすることで、大きなメリットが生まれる可能性がある。
2.魔族について
魔族と言う種族がいて悪魔と言われている以上、魔物より上人間から言えば、精霊級の強さを持つ相手なのかもしれない。そのような存在がこの世界にいるかもしれないとすれば、俺も、マリア達も今の強さで満足してはいけないということかもしれない。
3.訓練について
迷宮のさらに下層を訓練の場にすることもいいけど、同じフィールド上に魔物の森が存在し、そこからの魔物が出てくることであれだけアリアの代官が慌てると言うことは、それなりの脅威なのだと思う。今後この世界で生きて行く上で、どの程度の脅威なのか知るためにも、しばらく魔物の森の奥に向かって探索を進め、同時に戦闘力を上げることにする。
4.スキルについて
魔法のように、スキルの行使においても明確なイメージを持ちながら行使することが大切な気がする。例えば、剣術にしても、より高度な剣さばきを直接見て、自分の中でイメージし、イメージを具現化する気持ちで実践することでスキルポイントが上昇するんじゃないかと思われる。今後のスキル育成に役立てたい。特に魔物から取得しにくいスキルについては可能な限りより明確なイメージを持てるような工夫をする。
5.馬車の作成について
車体部分は完成したんで、後はハウスの部分をマリア達の意見を聞きながら完成させる。
6.帝国行きについて
醤油の存在の可能性があるので、一度行くことを検討する。ただし優先順位は低い。
7.トマトについて
王都を出たら、まずここを目指す。トマトであれば、定期的に購入できるように手を打つ。
8.石鹸について
現時点で肌に異常は出てないみたいなので、このまま様子見。出来ればシャンプーみたいなものを作れればいいけど、髪質については、回復魔法が使えるので最悪は大丈夫だと思う。でも、異常が出たら改良できるように、研究をすすめることにする。
9.3人の幸せ実現
こんなところか。一つずつ頑張ろうっと。
俺の作る馬車の目玉は、ずばり乗り心地。と言うことで一から設計することにした。
まず、タイヤ。標準的な馬車の車輪の幅よりも太くすることにした。轍対策でもあるけど路面をつかむ安定性を増すため。これを実用化するために、まず目指したのは軽量化。これは木の車軸に物理耐性を魔法付加することで鉄以上の硬度を確保できた。そこに以前倒したギガントの皮を何重にも巻いて圧着して物理耐性付加し、タイヤみたいなものを作った。木の車輪より柔らかいけど、衝撃には強いものが出来た。
次に、サスペンションは木を硬化させることによって板ばねを作って、リーフ式サスペンションにすることで、サスペンションを利かせることにした。
車体の部分は、各パーツごとに魔法付加掛けし鋼鉄で作る強度を持ちながら重量は木製なので軽量化できた。硬度については俺の鋼鉄剣で実証済み。鋼鉄と同じぐらいの硬度があるから、そう簡単には破壊されないと思う。ばねを作って独立型のサスペンションにすればなおいいのかもしれないけど、猛スピードで走るわけでもないし、前輪とか後輪にエンジン付けて駆動させるわけでもないから、頑丈さ第一に考えた。
後は、上に乗せるハウスの部分だけど、こっちは簡単だし明日にでも作ろう。
夕食の待ち合わせ時間になったので、マリア達と一緒に母屋に行った。夕食は、シチューとおいしいパンだった。質素で申し訳ないと言ってたけど、こんな料理の方が、口に合ってるし、大変おしいと心からお礼を言った。御土産のチーズパウンドケーキは好評だった。食後の御茶を頂きながら少し雑談した。
「ところでリュウ様、別館に掃除に入った時に、お風呂をみてびっくりした。」
「あー、勝手に交換して申し訳ない。」
「いいえ、旦那様がお使いになっている湯船より大変質のいいものですので、もしよろしければ、どちらでご購入されたのかお教え頂けませんか?」
「あー。あれは俺が自分で作った物なんですよ。」
って言ったら、セバスもメイド長も絶句してるし。
セバスが気を取り直して、
「明日旦那様は、予定では午後には御戻りになる予定です。それまでお待ち下さい。」
と念押しされた。まあ、今日まで待ったらアンのお父さん会わなきゃならないだろうなって感じだしね。
別館に戻って、お風呂に入りながらいつもの雑談をして、明日は午前中、迷宮都市の家に戻って馬の世話と迷宮内で少し身体を動かすことにしようと決まった。念のため午後にはこっちに戻って、準備しとかないといけないだろうし。
ベッドで待ってたら、3人の妖精が入って来たので、それぞれを頂きながらベッドに運んだ。運ぶ時の交わりが少しずつだったので、ニーナを運び終わったら、マリアがすぐに交わってきた。満足するまでしっかり深く交わって、綾も後ろを向いて腰を突き出して待ってたので、遠慮なく頂いてたっぷり満足させてあげました。ニーナは最近座ったまま向き合って交合うのが好きみたいで、子猫が鳴くみたいにかわいい声で達するようになった。
皆満足して抱きついたまま寝息を立ててる。さて、明日いや明後日には次の場所へ移動になると思う。今後の方針を考えよう。
1.聖魔法レベルを上げる。
おそらくLV4の聖魔法の聖人級になった時に、アイテムボックスの付与が出来るようになるんじゃないかと思う。付加できるのが、LV1だけなのか、ポイントを増やせるのかは不明。またすでにアイテムボックスを持っている人にも付加が可能なのかどうか不明。いずれにしろLV上げをするために、魔力操作と同じように日常的に訓練する。また、伝説級レベルになった時におそらく身代わりの魔法の付加が出来るようになるんだと思う。そう考えると、聖魔法をLVアップすることで、大きなメリットが生まれる可能性がある。
2.魔族について
魔族と言う種族がいて悪魔と言われている以上、魔物より上人間から言えば、精霊級の強さを持つ相手なのかもしれない。そのような存在がこの世界にいるかもしれないとすれば、俺も、マリア達も今の強さで満足してはいけないということかもしれない。
3.訓練について
迷宮のさらに下層を訓練の場にすることもいいけど、同じフィールド上に魔物の森が存在し、そこからの魔物が出てくることであれだけアリアの代官が慌てると言うことは、それなりの脅威なのだと思う。今後この世界で生きて行く上で、どの程度の脅威なのか知るためにも、しばらく魔物の森の奥に向かって探索を進め、同時に戦闘力を上げることにする。
4.スキルについて
魔法のように、スキルの行使においても明確なイメージを持ちながら行使することが大切な気がする。例えば、剣術にしても、より高度な剣さばきを直接見て、自分の中でイメージし、イメージを具現化する気持ちで実践することでスキルポイントが上昇するんじゃないかと思われる。今後のスキル育成に役立てたい。特に魔物から取得しにくいスキルについては可能な限りより明確なイメージを持てるような工夫をする。
5.馬車の作成について
車体部分は完成したんで、後はハウスの部分をマリア達の意見を聞きながら完成させる。
6.帝国行きについて
醤油の存在の可能性があるので、一度行くことを検討する。ただし優先順位は低い。
7.トマトについて
王都を出たら、まずここを目指す。トマトであれば、定期的に購入できるように手を打つ。
8.石鹸について
現時点で肌に異常は出てないみたいなので、このまま様子見。出来ればシャンプーみたいなものを作れればいいけど、髪質については、回復魔法が使えるので最悪は大丈夫だと思う。でも、異常が出たら改良できるように、研究をすすめることにする。
9.3人の幸せ実現
こんなところか。一つずつ頑張ろうっと。
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