異世界ハーレム漫遊記

けんもも

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第六章 魔物の森の街建設編

ガルボとラルリア

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移住先の運営については、教皇たちの自由にするように言ってるし、神殿を中心に2キロは結界を張ってるから魔物に対する心配はないことも言ってるから、大丈夫でしょう。

家では、事前に連絡してたのでカミラも待っていて、親娘の対面も無事に済んだ。カミロンの希望もあって、竜人族の集落の方ではなくこっちの街に住むことになったので、前もって建てていた1DKの共同宿舎の寮母さんとして住んで貰うことにした。そこに兎族の6名の幼女も住まわせることにしたんで、さながら学童園みたいな感じだ。最後にタタリア族から連れてきた7名の内年長者だったルルは結局マリアの眷族になってハーレム入りになっている。

今日も一日頑張った。マリア達とのんびり露天風呂に入りながら、今日あったことや、今後のことを話し合った。あっ、そう言えば、残してきた竜人族は、やはりスパイと言うか、帝国と、元から移住希望はせず残っていた竜人族の連絡係みたいだったので、まとめて催眠術にかけて、そのまま、あそこに放置することにした。俺に纏わる記憶は全部消しているので、俺のことが帝国に漏れるリスクは少ないと思う。漏れたとしても、問題ないけど。敵対するなら帝国を消滅させるだけだしね。

ともかく、今、最大の関心事はアン一家のことだ。マリア達はすぐにでもここに連れてきたらって勧めてたけど、俺としてはアン達の意思を尊重した方がいいんじゃないかって考えを伝えて、しばらく様子を見ることにした。

あと、いろんなことが落ち着いたら旅を再開することにして、当面は新しく来た娘達の戦力と技術力アップのために迷宮での訓練をメインで行うことにした。浅い層はマリア達各グループ単独でも問題なくこなせるようなので、地下10階までは、各グループの裁量で訓練することにした。

それから、帝国内の迷宮の場所が分かったので、こっちは暇な時にでも俺が先行して潜ってみて迷宮内の様子を把握することになった。一人で行くのは淋しいから時々付いてきてねっていったら、5人が順番に一人ずつ一緒に行くことになった。まあ、デートみたいなもんだね、お洒落じゃないけど。

そう言えば、森の西の方にいるっている、リザードマン族の集落とか、探してなかったなぁ。そっちも探索しなくてはいけなかった。分身して24時間探索でもかけるかな。って、これはいい考えかも。譲渡する魔力量とか押さえておけば、近づいても警戒されて逃げられないだろうし。よし、早速今夜から、何体か作って探索しよう。


それから3日、いろんなことが起きた。
まず、リザードマン族の居場所が分かった。ついでに巨人族の集落も見つけた。後、グレゴリーウルフ族の集落、ホブオーク族の集落も見つけた。居住場所は変化がない様なので、個別に直接訪問する予定だ。
すぐにでも訪問したかったんだけど、その前にいろんな問題が起きてそっちの対応に時間を取られてしまった。



竜人族を移住させた翌日、雷精霊神殿の近衛騎士団の団長をしていたガルボとガルボの部下50人と、ザ秘書って感じの美人のラルリア以下5名の合計57名が直接俺の元で仕事がしたいと申し出てきた。つまりは、俺の街の方への移住希望者だ。

「わざわざ、俺の直接指揮下に入らなくても、今まで通り、雷精霊神殿での指揮下で仕事をしたらいいんじゃない?」

「御使い様、・・・・」

「あっ、言ってなかったけ?俺は御使い様とかじゃないからね。リュウ・ハマダと言う人族なんで。」

「御使い様の今の御姿が何であれ、我らにとっては、竜人族を救って頂き導いて下さった方です。」

「まあ、いいや、取り敢えず、リュウって呼んで貰えれば。」

「承知いたしました、リュウ様。まず我らが直接リュウ様の元で働きたいと考えたのは、我らの役目がここではなくなったからでございます。我ら近衛騎士団は雷精霊神殿を帝国の外圧から守るために配備されておりました。今や、リュウ様の御加護のもと、雷精霊神殿は堅い守りを受けております。我らの働きは必要ありません。我らの中には、拳勇者の襲撃の際に、リュウ様より新しい命を受けて復活した者も多くいます。皆、雷精霊様よりも、リュウ様への忠誠を捧げたいと願っております。何卒、われらの思いをお受け取り下さい。」

「リュウ様、私たち6名も同じ気持ちでございます。神殿と竜人族の為よりも、ただリュウ様の為に、私たちの能力を使いたいのです。私たちの全てを捧げます。何卒、お聞き届け下さいませ。」

ガルボとラルリアが、二人揃って忠誠の言葉を伝えて、その二人の後ろで、50名と5人が平服している。念話で、マリア達と話し合って、取り敢えず、ガルボはマリア、ラルリアは舞衣が眷族に受け入れることにした。

「二人の気持ちはよくわかった。それじゃあ、取り敢えず、俺の妻達の眷族に入ってくれ。しばらく様子をみたいと思う。」

そう言って、マリアがガルボを眷族に入れると、ガルボが連れてきた50人が皆3次眷族になった。ガルボがしっかり部下の人心を掴んでいたのだろう。また、舞衣がラルリアを眷族に入れると、同じように連れてきた5人が3次眷族に入った。さらにガルボ、ラルリアの能力値が1.5倍にアップし、三次眷族者も少しずつ能力値がアップした。

「よし、二人を俺達の眷族に入れたことで、お前達の部下もそれぞれ眷族に入った。これで、お互い念話での意思のやり取りや、俺の恩恵も与えやすくなった。まずは、マリアや舞衣の指示に従って、今後のことを話し合ってくれ。」

「「ありがとうございます。」」

「おー、力が漲ってきます。すでに御加護を受けておるのですね。」

「そうだな。あー雷魔法を使えるようになってると思うから、使いたかったら、それぞれ指導を受けてね。」

俺は、眷族化した効果を一番はっきりと認識させるために、眷族化した奴ら全員に雷魔法LV2を使用可能にした。彼らが長年欲しかった魔法だろうし、実感するのに一番いいだろうね。

その後、マリアと舞衣を中心にして、新しい役割分担や、新しい宿舎や街の案内、それと雷魔法の詠唱と使い方などを指導していたら、その日はあっと言う間に潰れてしまった。
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