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<後編>
第53話 反撃2 パトリック様のケジメ
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この夜会では、休憩室で何かがあっただろうとだけ伝わっているわたしとパトリック様が、大したことではないよ、ほら普通でしょ?と人に見せることを目的としている。つじつま合わせは仕込んだが信じるのはその何割か。事実に関わらず誰もが同じように何もなかったと体裁をとるのが普通のことだから意味がないとも感じられる。だが、この体裁をとらないと、貶めて広められていくのが貴族社会だそうだ。
パトリック様はそのために普通を装っているが、かなりダメージを受けている。
「……あなたに合わせる顔がありません」
にこやかな表情を崩さずに出てくる言葉は、裏腹に謝罪とひたすら懺悔の言葉だ。最初にものすごく謝ってもらったしね。
「秘密を守ってくれたから、チャラにします」
「チャラ?」
あれ、これも前世の言葉か。
「ええと、まっさら、貸し借りなしってことで!」
パトリック様が立ち止まる。わたしに向き合って、慈しみ深い笑みを浮かべる。そしてわたしの前で膝をついた。
「ど、どうされました?」
小声で尋ねる。
彼はわたしの手の甲に唇を寄せた。
な、なぜ、今、そんなパフォーマンスを!?
「ぱ、パトリック様……」
パトリック様は立ち上がると、わたしの腰に手を回し、耳元でささやく。
「私にあなたはもったいない。だけど今夜だけ、エスコートさせてください。初恋を今日で終わらせますから」
え?
パトリック様のエスコートは完璧だった。わたしの嫌なものは一切寄せ付けず、話巧みに笑わせてくれる。疲れる前のタイミングで椅子を勧めてくれるから、疲れも感じなかった。
「最後に一曲だけ、踊っていただけませんか?」
病弱だと嘘をついて断るのは違う気がした。
「……わたし人前で踊ったことがないんです。ダンスも下手だし」
「あなたのファーストをいただけるのなら、それほど嬉しいことはありません」
そこまで言われたら。
わたしは手を差し出した。パトリック様がその手をとって、会場の中央に向かって歩き出す。
向かい合いお互いに礼をして手をとった。相手が上手で、踊れた感じになるとダンスというのは楽しいものだということがわかった。次のステップの前に絶妙なリードをしてくれるので、全然疲れない。あっという間に一曲が終わった。お互いにお礼を込めて挨拶した。
「私はここであなたの争奪戦から離脱しますが、あなたがいつも幸せであるよう、祈っています」
そう言って、フレディ様にわたしを預け、そして背を向けた。
「フィッシャー様はお帰りになられたんですか?」
「……はい」
パトリック様は悪い人じゃなかった。最初の印象は最悪だったけれど。もしあんな出会いではなくて、……先に知り合っていたら、惚れていたかもしれないと思う。今日のパトリック様は素敵だった。
! ぶつかってきたフレディ様に支えられる。
「すみません、大丈夫ですか?」
誰かがフレディ様にぶつかったようで、そのフレディ様にぶつかられたのだ。
「大丈夫です」
「も、申し訳ございません!」
わたしたちに思い切り頭を下げたのは、同い年ぐらいのレモンイエローのドレスをきた娘だった。30分後、フレディ様とモノ伯爵令嬢は意気投合していた。
ふたりとも置いてけぼりになっているわたしに気づいては話しかけてと会話が進んでいくので、なんかものすごく邪魔している感が。わたしとよりいい感じだわ。
スッとそばから離れると、水色のフリル満載のドレスの少女がわたしに近寄ってきた。
可愛いをこれでもかってほど詰めこんだドレスに負けないってどれだけ可愛いんだ。
「ごきげんよう」
「ごきげんよう」
これはわたしが一人になるのを待っていたなと思う。彼女も取り巻きを連れていなくてひとりだった。
「少し話しませんか?」
わたしが誘うと、彼女はまん丸の瞳を少し大きくする。
「嬉しいですわ。私、クリスタラーお嬢様とお話したかったんです。先日はお茶会で逃げられてしまったから、嫌われたかと思いました」
「失礼しました。あの時は慌てていて冷静さに欠いていたので」
わたしたちは壁寄りに置かれた椅子に腰を下ろした。
「私、噂を聞きました。お嬢様は7人の方から交際を申し込まれているとか」
扇で口元を隠しながら、好奇心は隠し切れてない。でもそんな姿もやはり可愛いのだ。
「ええ、そうなんです。わたしもお嬢様の噂を耳にしました。お嬢様は婚約者は決まりましたの?」
一瞬目を細めそうになったのをわたしは見逃さなかった。一瞬覗かせたのは良くないと自分でわかっているところを突かれた表情。そんな子供でもなかったようだ。
「どんな結婚も家のためになるならと思いますが、やはり恋愛結婚に憧れますよね?」
わたしはそんな令嬢の様子には気づかない愚鈍さで、なるべく無邪気に聞こえるように令嬢に話しかけた。
令嬢はわたしの言葉に驚いたようだ。
「恋愛に興味がありますの?」
「もちろんですわ」
頷けば一気に砕けて、令嬢が読んだという恋愛物語を教えてくれた。わたしもその中で2冊メリッサから借りて読んだことがある。確か両方とも身分差の恋愛物語だった。
「素敵でしたわ。特にヒロインが救い出されて抱きしめられるところとか。ドキドキが止まりませんでした!」
主人公ではなくヒロイン、か。わたしは微笑めているだろうか。
……きっと彼女は転生者だ。もしくは転生者が近くにいる。しかも同胞だ。
なんだろう、断定するには弱いのに、わたしは〝やっぱり〟と思うのだ。けれど仲間かも!と浮かれることはなかった。
「お嬢様は、もうどなたか心に決めていらっしゃいますの?」
わたしはふうーと息をついた。
「家のことを考えると、どんな身分の方が……」
「ダメですわ」
?
眉を寄せている。
「家から申し込まれたなら仕方ありませんが、お嬢様はそれぞれ交際を申し込まれたと聞きましたわ。それも複数から。そして今まででずいぶん皆様とお話されたのでしょう? でしたら気になる方ができたのではありませんか? どんなことがありましたの?」
賭けの敵と認識したからか雑談じゃなくて探りだよなーと思う。長期戦になるな、と感じた。扇で口元を隠す。ヴェールであまり見えてないだろうけどね。
「どなたも、本当に素敵なのです」
心持ち熱を入れて話す。クジネ男爵令嬢にはどなたとのラブストーリーが一番響くかしら?
皆様に心の中で謝っておく。これから皆様との会話をねじ曲げてくっつけて、すこーしばかり盛らせていただきますね。これはクジネ令嬢から情報を引き出すためで、他の目的はございませんので、あしからず。
「殿下はベンチに座ろうとしたら、紋章の刺繍がはいった白いハンカチをサッと敷いてくださいましたの。躊躇していると優しく座らせてくれて……」
お、令嬢たちが寄ってきている。
「わたしが恋をしたことがないと申し上げましたら、恋への憧れがあるのなら、それに応えたくなりますねとおっしゃいましたの」
わたしは頬を押さえて舞い上がっているフリをした。
「まぁ。殿下もそんなことをおっしゃいますのね?」
多分、令嬢は殿下と賭けの交渉をしているから、怖いモードの殿下としか接してないだろう。
驚いている感じだ。
「タデウス様は、お仕事に全てを捧げられているのかと思いましたが、仕事はどこででもできて、その時に隣に誰がいるかが大切だっておっしゃいましたわ」
もっと令嬢たちが寄ってきた。耳をそばだてて、奇声をあげては「しーっ」と言い合っている。
「失礼ですけど、意外、ですわね」
交渉人、ふたり目だろうからね。厳しい彼しか知らないはずだ。
「ラモン様は、甘えん坊なところがありますわね」
「甘えん坊?」
マジで驚いている。周りからもいちいち奇声が上がる。
膝枕に頭撫でる、甘えん坊でしょう。でもそれを暴露するのは悪いかなーと思うから。
「はい、とても甘えん坊です。かわいらしいのです」
衝撃を受けている。わたしがこうして赤裸々に語っているからかもしれないけれど。
そして色恋ごとに酔っているわたしと、冷静に相槌をうつ令嬢との温度さがすごい。それに気づかないフリをするのもなかなか胸にくる。
「テオドール様は、とてもセクシーで。いちいち格好いいのです……」
最初は向こうも警戒していたみたいだけれど、わたしが完全に舞い上がっているのを感じて余裕が出てきたようだ。作られた恋路の上で踊らされている愚か者を嬉しそうに見ている。
でも、それより反響が大きいのが周りの令嬢たちで。最初は聞き耳を立てるぐらいだったのに、途中から完全にわたしたちを取り囲み、それからどうなりましたの?など突っ込まれ、望まれるままに話していると、いつの間にか恋愛相談みたいになってきた。
パトリック様はそのために普通を装っているが、かなりダメージを受けている。
「……あなたに合わせる顔がありません」
にこやかな表情を崩さずに出てくる言葉は、裏腹に謝罪とひたすら懺悔の言葉だ。最初にものすごく謝ってもらったしね。
「秘密を守ってくれたから、チャラにします」
「チャラ?」
あれ、これも前世の言葉か。
「ええと、まっさら、貸し借りなしってことで!」
パトリック様が立ち止まる。わたしに向き合って、慈しみ深い笑みを浮かべる。そしてわたしの前で膝をついた。
「ど、どうされました?」
小声で尋ねる。
彼はわたしの手の甲に唇を寄せた。
な、なぜ、今、そんなパフォーマンスを!?
「ぱ、パトリック様……」
パトリック様は立ち上がると、わたしの腰に手を回し、耳元でささやく。
「私にあなたはもったいない。だけど今夜だけ、エスコートさせてください。初恋を今日で終わらせますから」
え?
パトリック様のエスコートは完璧だった。わたしの嫌なものは一切寄せ付けず、話巧みに笑わせてくれる。疲れる前のタイミングで椅子を勧めてくれるから、疲れも感じなかった。
「最後に一曲だけ、踊っていただけませんか?」
病弱だと嘘をついて断るのは違う気がした。
「……わたし人前で踊ったことがないんです。ダンスも下手だし」
「あなたのファーストをいただけるのなら、それほど嬉しいことはありません」
そこまで言われたら。
わたしは手を差し出した。パトリック様がその手をとって、会場の中央に向かって歩き出す。
向かい合いお互いに礼をして手をとった。相手が上手で、踊れた感じになるとダンスというのは楽しいものだということがわかった。次のステップの前に絶妙なリードをしてくれるので、全然疲れない。あっという間に一曲が終わった。お互いにお礼を込めて挨拶した。
「私はここであなたの争奪戦から離脱しますが、あなたがいつも幸せであるよう、祈っています」
そう言って、フレディ様にわたしを預け、そして背を向けた。
「フィッシャー様はお帰りになられたんですか?」
「……はい」
パトリック様は悪い人じゃなかった。最初の印象は最悪だったけれど。もしあんな出会いではなくて、……先に知り合っていたら、惚れていたかもしれないと思う。今日のパトリック様は素敵だった。
! ぶつかってきたフレディ様に支えられる。
「すみません、大丈夫ですか?」
誰かがフレディ様にぶつかったようで、そのフレディ様にぶつかられたのだ。
「大丈夫です」
「も、申し訳ございません!」
わたしたちに思い切り頭を下げたのは、同い年ぐらいのレモンイエローのドレスをきた娘だった。30分後、フレディ様とモノ伯爵令嬢は意気投合していた。
ふたりとも置いてけぼりになっているわたしに気づいては話しかけてと会話が進んでいくので、なんかものすごく邪魔している感が。わたしとよりいい感じだわ。
スッとそばから離れると、水色のフリル満載のドレスの少女がわたしに近寄ってきた。
可愛いをこれでもかってほど詰めこんだドレスに負けないってどれだけ可愛いんだ。
「ごきげんよう」
「ごきげんよう」
これはわたしが一人になるのを待っていたなと思う。彼女も取り巻きを連れていなくてひとりだった。
「少し話しませんか?」
わたしが誘うと、彼女はまん丸の瞳を少し大きくする。
「嬉しいですわ。私、クリスタラーお嬢様とお話したかったんです。先日はお茶会で逃げられてしまったから、嫌われたかと思いました」
「失礼しました。あの時は慌てていて冷静さに欠いていたので」
わたしたちは壁寄りに置かれた椅子に腰を下ろした。
「私、噂を聞きました。お嬢様は7人の方から交際を申し込まれているとか」
扇で口元を隠しながら、好奇心は隠し切れてない。でもそんな姿もやはり可愛いのだ。
「ええ、そうなんです。わたしもお嬢様の噂を耳にしました。お嬢様は婚約者は決まりましたの?」
一瞬目を細めそうになったのをわたしは見逃さなかった。一瞬覗かせたのは良くないと自分でわかっているところを突かれた表情。そんな子供でもなかったようだ。
「どんな結婚も家のためになるならと思いますが、やはり恋愛結婚に憧れますよね?」
わたしはそんな令嬢の様子には気づかない愚鈍さで、なるべく無邪気に聞こえるように令嬢に話しかけた。
令嬢はわたしの言葉に驚いたようだ。
「恋愛に興味がありますの?」
「もちろんですわ」
頷けば一気に砕けて、令嬢が読んだという恋愛物語を教えてくれた。わたしもその中で2冊メリッサから借りて読んだことがある。確か両方とも身分差の恋愛物語だった。
「素敵でしたわ。特にヒロインが救い出されて抱きしめられるところとか。ドキドキが止まりませんでした!」
主人公ではなくヒロイン、か。わたしは微笑めているだろうか。
……きっと彼女は転生者だ。もしくは転生者が近くにいる。しかも同胞だ。
なんだろう、断定するには弱いのに、わたしは〝やっぱり〟と思うのだ。けれど仲間かも!と浮かれることはなかった。
「お嬢様は、もうどなたか心に決めていらっしゃいますの?」
わたしはふうーと息をついた。
「家のことを考えると、どんな身分の方が……」
「ダメですわ」
?
眉を寄せている。
「家から申し込まれたなら仕方ありませんが、お嬢様はそれぞれ交際を申し込まれたと聞きましたわ。それも複数から。そして今まででずいぶん皆様とお話されたのでしょう? でしたら気になる方ができたのではありませんか? どんなことがありましたの?」
賭けの敵と認識したからか雑談じゃなくて探りだよなーと思う。長期戦になるな、と感じた。扇で口元を隠す。ヴェールであまり見えてないだろうけどね。
「どなたも、本当に素敵なのです」
心持ち熱を入れて話す。クジネ男爵令嬢にはどなたとのラブストーリーが一番響くかしら?
皆様に心の中で謝っておく。これから皆様との会話をねじ曲げてくっつけて、すこーしばかり盛らせていただきますね。これはクジネ令嬢から情報を引き出すためで、他の目的はございませんので、あしからず。
「殿下はベンチに座ろうとしたら、紋章の刺繍がはいった白いハンカチをサッと敷いてくださいましたの。躊躇していると優しく座らせてくれて……」
お、令嬢たちが寄ってきている。
「わたしが恋をしたことがないと申し上げましたら、恋への憧れがあるのなら、それに応えたくなりますねとおっしゃいましたの」
わたしは頬を押さえて舞い上がっているフリをした。
「まぁ。殿下もそんなことをおっしゃいますのね?」
多分、令嬢は殿下と賭けの交渉をしているから、怖いモードの殿下としか接してないだろう。
驚いている感じだ。
「タデウス様は、お仕事に全てを捧げられているのかと思いましたが、仕事はどこででもできて、その時に隣に誰がいるかが大切だっておっしゃいましたわ」
もっと令嬢たちが寄ってきた。耳をそばだてて、奇声をあげては「しーっ」と言い合っている。
「失礼ですけど、意外、ですわね」
交渉人、ふたり目だろうからね。厳しい彼しか知らないはずだ。
「ラモン様は、甘えん坊なところがありますわね」
「甘えん坊?」
マジで驚いている。周りからもいちいち奇声が上がる。
膝枕に頭撫でる、甘えん坊でしょう。でもそれを暴露するのは悪いかなーと思うから。
「はい、とても甘えん坊です。かわいらしいのです」
衝撃を受けている。わたしがこうして赤裸々に語っているからかもしれないけれど。
そして色恋ごとに酔っているわたしと、冷静に相槌をうつ令嬢との温度さがすごい。それに気づかないフリをするのもなかなか胸にくる。
「テオドール様は、とてもセクシーで。いちいち格好いいのです……」
最初は向こうも警戒していたみたいだけれど、わたしが完全に舞い上がっているのを感じて余裕が出てきたようだ。作られた恋路の上で踊らされている愚か者を嬉しそうに見ている。
でも、それより反響が大きいのが周りの令嬢たちで。最初は聞き耳を立てるぐらいだったのに、途中から完全にわたしたちを取り囲み、それからどうなりましたの?など突っ込まれ、望まれるままに話していると、いつの間にか恋愛相談みたいになってきた。
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