転生貧乏令嬢メイドは見なかった!

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<後編>

第63話 反撃12 黒幕

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 幸い大怪我をした人はいなかったが、あれだけのことが起きたのだ。わたしたちも事情聴取を受けた。

 あの待機会場に結界みたいのが張られ、必要以外なものは外に出す術がかけられ、わたしとマテュー様は取り残されたようだ。クジネ令嬢はわたしに語ったことを他の人には言うつもりはないらしく、わたしに婚約破棄しろと言っていただけと主張しているらしい。一旦は身を引こうと思ったが、マテュー様とわたしに会い、森で何か仕掛けたかと疑いをかけられたので、頭にきての行動と言っているようだ。
 令息たちはマテュー様を攻撃した事を認めた。令嬢の心を占めているマテュー様が憎くて、マテュー様を傷つけようと思ったそうだ。今はというと、つき物が落ちたかのように、マテュー様に対して負の感情はないらしい。

 マテュー様の報告で『おとめげー』『ヒロインの力』などのことが報告されていて、わたしにも意味がわかるか聞かれたが、話の流れでそう思って言っているのかなーと会話をしていたが、意味合いが彼女と一致しているかはわからないと答えた。

 気になるのは彼女のいう乙女ゲーの世界だとするとこれから厄災が起こるそうだが、わたしにはその心当たりがない。転生者と言ったら事を余計に複雑にすると思ったので、そこらへんは言わないことにした。この世界となる乙女ゲーがどんな内容か知っていれば、言ったかもしれないけどね。

 わたしとマテュー様の報告から、クジネ令嬢は緑の乙女になりたかった娘で、わたしが心を病んで死ぬと自分が精霊の加護を受け取れると思っていたのか、はたまた、緑の乙女であるわたしの存在が気に入らなかったのだろうと結論づいている。確かなのはそれだけだった。
 彼女はわたしが選んだ婚約者に思いを寄せている振りをした。彼女を好きな令息たちは嫉妬心から婚約者を攻撃。思いは見えるわけではない。ただそうだと語られただけだ。それが本当のことなのか、嘘を言ったのか、本当と本人が思っているだけなのか、それも確かなことではない。
 だからあの場であった事実は会場に結界が張られ、術で魔物が作られ、わたしが見ているところでマテュー様が攻撃を受けた、それだけだ。それらをしたのは全部、令息たちだ。令嬢はその場にいただけ。だから捕らえられたのは令息たちだ。

 お兄様から調べがついたと報告があった。
 パトリック様とわたしを陥れようとした夜会の休憩室での実行犯のふたりは、街の貴族から汚い荒事を請け負うゴロつきだった。依頼者はもちろん偽名。夜会に入れたのはある子爵の手引きで、子爵は爵位を取り上げられた。実行犯は、実際は未遂だったので大した罪にはならなかったが、外国の侯爵に手を出したということでディマンザ王国に渡され、ゲルスターからは追放になったそうだ。
 誰がやったことなのか結局わからなかったが、その日を境にヘイム侯爵家に関係する施設や付随する商人たちが痛手を受け、あっというまに落ちぶれることとなる。ただこの夜会中はまだ来ていたし、顔を合わせればわたしに嫌がらせをするのを忘れなかった。

 捕らえられた貴族の中に、エドマンド家があった。ラングの炭鉱の周りをじんわりと自分の派閥の者で固めるようにし、鉱石を横流しする役割を担っていたようだ。現当主は捕らえられ代替わりを求められた。継ぐのはフレディ様のはずだったが、親戚が養子のフレディ様に継がせるわけにはいかないと縁組をといたらしい。そう聞いてフィッツを探した時には、彼は王都のどこにもいなかった。


 それから驚くことがわかった。クリスタラー家の禄が横領されていたというのだ。あの雀の涙の額はいく人もの官僚から横領されて残ったものらしい。実際は働かなくていいぐらいの禄が支払われていた! その横領していた者たちも捕らえられた。今までせしめられた分は彼らの財産から払われ戻ってくるらしい。

 陛下から評判を落としてまで、家宝を取り戻すのに協力してくれた褒美をもらうことになった。何でもいいというので、今まで通り名前を借りて働くことを許してもらった。
 禄が不足なのかと首を傾げられたが、とんでもない。禄は十分すぎる額だった。
 わたしは働くことが楽しい。誰かと会って、話して、何か思ったり、できることが増えたり、そういうことが好きだ。領地も落ち着くし、森も大好きだけど、今までみたいにがむしゃらに働かなくてもいいなら、メリッサとお茶したり、オシャレをしたり、そういうこともしてみたい。それは貴族令嬢では絶対にできないことだから。
 陛下はそれを許してくれて、身を偽っていた罪は問われなかった。
 

 明日で春の夜会は幕を閉じる。いろんなことがあったけれど、全ては収束に向かっている。

 詳しくは教えてもらえないけれど、マテュー様やわたしに害をなそうとした令息たちは王都からの追放となった。踊らされただけにしても甘すぎないかと思ったが、パストゥール家に反目したこと、マテュー様は重鎮たちの令息と仲の良いことから、彼らは一生日の目を見ることはないだろうというのがお兄様の見解だ。
 クジネ令嬢はそう示唆した証拠がないため法では裁くことはできなかった。
 クジネ男爵は爵位を取り上げられ、強制労働で一生を終えるとのことだ。
 令嬢は養子だったので平民に戻る道も示唆されたそうだが、彼女は爵位を取り上げられ捕らえられた男爵の子として修道院に入ることを選んだという。

 森の中でマテュー様に攻撃してきたふたりは、捕らえられた牢の中で自害したそうで、誰から命令されたのかわかることはなかった。

 クジネ令嬢が言わないので、なんで家宝を集めたのか、そこで賭けをしたのか、わかったことはない。
 ただはっきりしているのは、わたしを病ませるくらい心を傷つけたくて、動いていたということだけだ。はっきりしていないことをそうと言うこともできず、家宝のことも発表できるようなことでもないので、クリスタラー領、ブーケン領、ラング領で異変があり、それを調べるためにクリスタラー領からわたしを呼び出し、婚約騒動という目眩しをし調べる必要があった。結果、鉱石を外国に横流しし、あの地を手中に収めようと画策した多くの貴族を捕らえたと国から発表があった。マテュー様との婚約もここで幕引きだ。




 ディマンザ王国の大使である侯爵様から国に帰る前に最後にお茶でもと誘われた。
 婚約はでっちあげと発表してしまったから、婚約者がいるのでと断ることもできない。
 わたしは心から会いたくないのに。
 高くつくが、お兄様に馬車を用意してもらった。わたしの送り迎えをお願いした。

 相変わらず高いコミュニケーション力だ。警戒心も油断したら解かれてしまいそうだ。

「外国に興味はあるかい?」

「それなりには、あります」

「婚約も解消されたことだし、世間も何かとうるさいだろう?」

 貴族たちの一網打尽劇にわたしが関与したことだけが大きくクローズアップされ、また違った意味で有名になっていた。そして捕らえられた貴族の親族やら関係者から目の敵にされているのもわかっている。お兄様たちや殿下たちが危険のないようにしてくれていて、密かに護衛をつけてくださっているのも知っている。

「私の国に来ないか? どんな手を使ってでも連れてってやるぞ、望むのなら」

 世間様には相変わらずわたしは領地を長くは空けられないからとされているからだろう。聞き方によっては熱い告白にも思えるが。

「いえ、結構です」

 わたしは断った。

「言うのになかなか勇気が要ったんだが、即答されたな」

 わたしは微笑もうと努力した。

「おかしいな。私はレディに嫌われるようなことをしたかな?」

 我慢しようと思っていたのに、睨みつけてしまう。

「……この騒動はあなたが裏で舵をとっていたのですよね?」

 驚いた顔をしている。

「おやおや」

 テーブルに肘をつき、両手を組んだ。

「人聞きが悪いな。なんでそう思ったんだい?」

 フィッツが助言してくれたから結びつけることができた。

「この国には精霊のあの物語は語り継がれていないんですよ。クジネ令嬢の前提としている物語はね」

 クジネ令嬢と本物のイザベルがいた孤児院は国境近くのマグレートだ。ディマンザ王国とも近い。

「君が思っているのとは逆だよ。私が彼女に話したのではなく、イザベルが話していた物語を私が聞いたんだ」

 やっぱり、孤児院で会ったんだ。クジネ男爵と侯爵とイザベルと、現イザベルは。

「イザベルはとても可愛らしい子だったよ。頭も良くて、いろんなことを知っていた。でも神にも好かれて幼いうちに天に召されてしまった。あの子のする話は面白くてね。未来の話もよくしていた。他の者は夢物語だと気にしてなかったようだが、私は彼女の話を聞いて覚えていて活用してきたんだ。おかげで稼がせてもらったよ」

「クジネ男爵に精霊石を持たせたり、鉱石を流すように仕向けたのもあなたなんですよね?」

 そしてエドマンド家を巻き込んだのも。
 侯爵は笑うだけだ。
 やっぱり、そうなんだ。
 そして現・イザベルの思い人はきっと侯爵だ。
 16歳の恋心なんて、この百戦錬磨の侯爵には扱いやすかったことだろう。
 お金儲けは百歩譲っても、乙女の恋心を利用したのはわたしは許したくない。

「クジネ令嬢をなぜ煽ったんですか?」

「そう、聞くのか。なかなか頭がまわるね。煽る、煽ったかな? ただ意思が固かったからそれを貫き通せばいいと思ってそう助言しただけだよ」

「家宝を貢がせろと助言したのですか?」

 侯爵の口の端が上がる。嬉しそうだ。

「お嬢ちゃんの恋愛に首は突っ込まないよ。あれはただの産物。お嬢ちゃんの魅力に参ってこぞって捧げてきたそうだ」

 令息たちが自主的に捧げてきたのか……。

「私は〝物〟より、話の方が面白かったよ。恋する人に、自分をではなく家門を大きく見せようと、それは饒舌に手の内を明かしていた」

 ああ、この人はその〝手の内〟を〝利益〟にしてきたのだろう。
 令嬢は家宝も手の内話も興味なかったんだと思う。ただその〝話〟を楽しげに聞いてくれる人のために、できるだけ多くの貴族令息からそれらを手に入れていた。家宝で何かをしてやろうなど考えたはずもなく、あれはただわたしを痛めつけるための小道具として扱ったに違いない。

「家宝は当人たちもただ家で崇めているものとの認識で、見せて喜ばせたかったんだろう。その真価もわからずにね」

「真価?」

「特にあの初版本は興味深かったな」

 この人、中身を見たんだ。
 ニヤリと笑うから〝侯爵のできること〟に気づいていないふりでさらに質問する。

「賭けを考えたのは令嬢ですか? それともあなたの助言でしょうか?」

「あの子が一生懸命考えていたよ。君を傷つける方法をね」

「それにはなんて助言したんですか?」

 クジネ令嬢のやることはチグハグな印象を拭えない。突き詰めたところと雑なところが混在している。

「どうしたら君がより傷つくか練りあげてたのはお嬢ちゃんだよ」

「何もかも、ご存知なんですね?」

「それを言わせたかったのか。でも、知っていることが、罪なのかい?」

 くすりと笑う。

「ひとつだけ、手をかしたでしょう?」

 侯爵は笑顔のまま、わたしの言葉を待つ。

「わたしの目の前で婚約者を葬る依頼をしたの、あなたですよね?」

 令嬢は令息に頼るだけだった。
 森で矢を放ってきた人たちは、そういう依頼に慣れている人だった。令息たちもマテュー様を害する気だったけれど、経験値が違いすぎた。

「怖いな。殺人依頼の罪を私になすりつけるのかい? 君には残念だろうけど、それも私ではないよ。金でそういったことを引き受けてくれる輩のことは会話でしたけれどね。いるんだよ、パストゥール家とクリスタラー家が親族になるのを是が非にでも阻止したいものがね」

 一瞬騙されそうになる。

「それならわたしかマテュー様を害すればいいだけです。わたしの前でマテュー様に害をなし、わたしを精神的に傷つけるのは余計です。阻止したい人がいて、その人があなたの口車にのって依頼したのはその通りなんでしょう。でも、わたしの前でマテュー様を傷つけるよう注文をつけたのはあなたですね?」

「君は楽しませてくれるなぁ」

「あなたは何をしたかったんですか?」

 たまらずといったふうに侯爵は吹き出した。

「そうだね、鉱石のある土地を手に入れたいとは思っていたけれど、何かをしたことはないよ」

 そうだろう。彼がしたことはないんだろう。駒となりそうな人に、おいしい言葉を囁きかけただけ。雇われたゴロつきに入れ知恵か追加料金でオプションをつけただけだろう。

「クジネ令嬢には何をさせたかったんですか?」

 ふふふと彼は笑う。

「価値あるものが手に入ればいいと思うだけで、お嬢ちゃんに何も期待はしていなかったよ。でも面白いことをしていたね。自分に力があると思うだけで、人っていうのは無敵になれるものだと感心していたんだ」

 何を言っているんだろう?

「まさか、君も信じたのかい? 彼女のいうヒロインの力だとかいうものを」

 かなり本気で笑って、目の端に涙まで滲ませる。

「まあ、そうだね、君も16歳のお嬢ちゃんだ。イザベルが凄い子だったからね、イザベルが力を持っていてそれをあげるって言われてその気になったようだ。お嬢ちゃんも可愛らしい顔立ちをしているから十分辻褄があったんだろう」

「クジネ令嬢にとって事実なら、他の人がどう思うともそれが事実なのでは?」

 本人が受け取ったと思ったのなら、誰がなんと言おうとそれは受け取っているのだ。
 侯爵は少し冷静な目でわたしを見て

「不快にさせたようだね、失敬した」

 と口でだけ謝った。

「私は何もしてないよ。私はただ待つだけだ。お嬢ちゃんの望み通りになれば、精霊の加護を持つ価値がお嬢ちゃんにつくし、君が生き残るなら、価値ある君を手に入れればいいだけだからね」

 高みの見物具合に腹が立つ。

「それでは、どちらも手に入らず残念でしたね」

 あんたは何も手に入れられないから。

「転がり込んでくるのを待つつもりだったけど、今、君が欲しくなったな。せっかく忠告してあげたのに、不注意なのはまだなおってないみたいだね。私にそんなことを口にして、私が見過ごすと思うのかい?」

「わたしがその可能性も考えずに、口にすると思われるんですか?」

 侯爵はわたしを見て、瞳を和ませて、そして笑う。

「精霊姫というだけでなく、本当に君のことは気に入っているんだ、レディ」

「あら、血筋だけの精霊姫に、あなたのいうところの価値はあるんですか?」

 クジネ令嬢があの後侯爵と話したり連絡を取ったかは知らないけれど、わたしが精霊の力を使っただろうことは、彼女の立場なら言わないと思う。恋心ゆえに失敗したとしか言えないと思う。侯爵が精霊の力を持つことを価値があると思ってしまうかもしれないから。

「もう、この国にこないことをお勧めします。優秀な殿下たちが、絶対にこの一連のことの尻尾を掴みますから」

 そう言ってやると、彼はニヤリと嗤った。
 わたしが怪しんでいたことは全部伝えているからね。きっと尻尾を掴むよ。

「精霊姫は勇ましい。ますます気に入ったよ。彼らは君を気に入っているから、君を盾にとれば抗えないんじゃないかな」

「バカにしないでください。皆様、わたしの屍を超えていくはずです」

 ブハッと吹かれた。別に笑わせたかったわけじゃないんだけど! 
 わたしは立ち上がってカーテシーをした。

「侯爵様、休憩室で助けてくださったことは感謝いたしますが、恋心を利用するような方とは二度とお会いしたくないです。ごきげんよう」

「……なるほど、あなたの逆鱗はそこでしたか」

 わたしは部屋から出て、脱兎の如く馬車に逃げ込んだ。
 怖い怖い怖い。
 もしもに備えて、テオドール様からいただいた攻撃の術の巻物を持っていたのは持っていたが、やはり怖かった。
 侯爵が初版本を読んでしまったのはイタイが、バラされても腹を括るしかないだろう。
 怖かったけど、ちょっとは言い返したので、スッキリはしていた。
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