12 / 20
プロローグ
冒険者ギルドの総本山
しおりを挟む
—side エドワード—
「きたー!」
使用人から手紙を受け取る。差出人は冒険者ギルド本部。
これで、合法的にこの城から抜け出せる口実ができる。
「エドワード様、その日はお茶会が……」
「まさか、冒険者ギルドの本部要請を断ってまでお茶会をしているなんてことはないよね?そんなことしたら、ギルドから反感を買って冷遇せれてしまうかもしれないよ」
「ぐっ……」
「そーいうわけで後よろしく!セバスチャン!」
「あーっ!待ちなさい!あんのクソガキがー!」
俺の執事のセバスチャンにはいつも苦労させている。だから、最後の冒険くらいは許してあげよう。
後で何かお詫びに高い紅茶でも買って帰るか。
そんなことを思いつつも、俺は近くの街まで転移魔法で移動した。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
冒険者ギルド本部があるのは、ハワード王国の南の島冒険者ギルド共和国である。
そこの国家元首は当然当代のギルドマスターがなる。
民間企業のトップが国家元首となっている異例の事が起こっているのには訳がある。
というのも、ここには最難関ダンジョンがあるのだ。
かつて、ここのスタンピートが起こった時ここにあった国は滅び、周辺地域に膨大な被害が出てしまった。
そこの跡地に冒険者ギルドの本部を立てることで再びスタンピートが起こっても大丈夫なようにしようというふうに、国際会合で決まったわけだ。
なので、冒険者ギルドは民間企業とはいえ、一国の国家勢力とも変わらないとも言え、誰もこの国には口出しできない。そんなわけで、誰からの干渉も無くなった俺は現在、無敵の人に成っている。
「やっほー!バカンスもできるし、海の幸も食べれるし、南でしか食べられないマンゴーやパイナップル、変わった食事も食べれるし、楽しみー!」
転移した場所をビーチに設定した俺は完全に浮かれ気分だ。生産性のかけらも感じないお茶会無視して良かった~。
「おっ!あれはアッワビの串焼き⭐︎5。それにあっちはエビの串焼き⭐︎5に、こっちの鮎の串焼きは⭐︎4.5!」
商店街で沢山の豪華な海鮮の食べ物やフルーツ串を食べつつレビューをつける。どれもこれも美味しい~!ちなみにマンゴーには⭐︎4、パイナップルには⭐︎4を付けた。もっと美味しいマンゴーやパイナップルを食べたことがあるからだ。
王宮で食べるフルーツは流石に屋台で食べるフルーツよりは美味しいんだよね。
だが、新鮮さが売りの魚介はここで食べるのが間違いなくベストだ。現地に勝るものはない。
そんなこんなで色々堪能した俺は現在、お城に来ている。
荒くれ者ばかりな冒険者ギルドの総本山がちゃんとしたお城なのはイメージが崩れると思わなくはないが、とはいえ、別に俺もレベッカも貴族だが冒険者にはなっている。
冒険者に生まれも地位も関係ないのだ。全ては契約と金によって成り立っている場所である。
「お待ちしておりました。エドワード様」
招待状を懐から出して入り口にいる冒険者の男性に確認してもらう。
中にいる人は普通に冒険者風の動きやすい格好をしている人がほとんどなため、ここら辺は普通のお城とは違う。まあ、当たり前と言えば当たり前だ。
初めてのギルド本部。どんなところだろう。楽しみだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「きたー!」
使用人から手紙を受け取る。差出人は冒険者ギルド本部。
これで、合法的にこの城から抜け出せる口実ができる。
「エドワード様、その日はお茶会が……」
「まさか、冒険者ギルドの本部要請を断ってまでお茶会をしているなんてことはないよね?そんなことしたら、ギルドから反感を買って冷遇せれてしまうかもしれないよ」
「ぐっ……」
「そーいうわけで後よろしく!セバスチャン!」
「あーっ!待ちなさい!あんのクソガキがー!」
俺の執事のセバスチャンにはいつも苦労させている。だから、最後の冒険くらいは許してあげよう。
後で何かお詫びに高い紅茶でも買って帰るか。
そんなことを思いつつも、俺は近くの街まで転移魔法で移動した。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
冒険者ギルド本部があるのは、ハワード王国の南の島冒険者ギルド共和国である。
そこの国家元首は当然当代のギルドマスターがなる。
民間企業のトップが国家元首となっている異例の事が起こっているのには訳がある。
というのも、ここには最難関ダンジョンがあるのだ。
かつて、ここのスタンピートが起こった時ここにあった国は滅び、周辺地域に膨大な被害が出てしまった。
そこの跡地に冒険者ギルドの本部を立てることで再びスタンピートが起こっても大丈夫なようにしようというふうに、国際会合で決まったわけだ。
なので、冒険者ギルドは民間企業とはいえ、一国の国家勢力とも変わらないとも言え、誰もこの国には口出しできない。そんなわけで、誰からの干渉も無くなった俺は現在、無敵の人に成っている。
「やっほー!バカンスもできるし、海の幸も食べれるし、南でしか食べられないマンゴーやパイナップル、変わった食事も食べれるし、楽しみー!」
転移した場所をビーチに設定した俺は完全に浮かれ気分だ。生産性のかけらも感じないお茶会無視して良かった~。
「おっ!あれはアッワビの串焼き⭐︎5。それにあっちはエビの串焼き⭐︎5に、こっちの鮎の串焼きは⭐︎4.5!」
商店街で沢山の豪華な海鮮の食べ物やフルーツ串を食べつつレビューをつける。どれもこれも美味しい~!ちなみにマンゴーには⭐︎4、パイナップルには⭐︎4を付けた。もっと美味しいマンゴーやパイナップルを食べたことがあるからだ。
王宮で食べるフルーツは流石に屋台で食べるフルーツよりは美味しいんだよね。
だが、新鮮さが売りの魚介はここで食べるのが間違いなくベストだ。現地に勝るものはない。
そんなこんなで色々堪能した俺は現在、お城に来ている。
荒くれ者ばかりな冒険者ギルドの総本山がちゃんとしたお城なのはイメージが崩れると思わなくはないが、とはいえ、別に俺もレベッカも貴族だが冒険者にはなっている。
冒険者に生まれも地位も関係ないのだ。全ては契約と金によって成り立っている場所である。
「お待ちしておりました。エドワード様」
招待状を懐から出して入り口にいる冒険者の男性に確認してもらう。
中にいる人は普通に冒険者風の動きやすい格好をしている人がほとんどなため、ここら辺は普通のお城とは違う。まあ、当たり前と言えば当たり前だ。
初めてのギルド本部。どんなところだろう。楽しみだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
21
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生ちびっ子の魔物研究所〜ほのぼの家族に溢れんばかりの愛情を受けスローライフを送っていたら規格外の子どもに育っていました〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
高校生の涼太は交通事故で死んでしまったところを優しい神様達に助けられて、異世界に転生させて貰える事になった。
辺境伯家の末っ子のアクシアに転生した彼は色々な人に愛されながら、そこに住む色々な魔物や植物に興味を抱き、研究する気ままな生活を送る事になる。
スキル【幸運】無双~そのシーフ、ユニークスキルを信じて微妙ステータス幸運に一点張りする~
榊与一
ファンタジー
幼い頃の鑑定によって、覚醒とユニークスキルが約束された少年——王道光(おうどうひかる)。
彼はその日から探索者――シーカーを目指した。
そして遂に訪れた覚醒の日。
「ユニークスキル【幸運】?聞いた事のないスキルだな?どんな効果だ?」
スキル効果を確認すると、それは幸運ステータスの効果を強化する物だと判明する。
「幸運の強化って……」
幸運ステータスは、シーカーにとって最も微妙と呼ばれているステータスである。
そのため、進んで幸運にステータスポイントを割く者はいなかった。
そんな効果を強化したからと、王道光はあからさまにがっかりする。
だが彼は知らない。
ユニークスキル【幸運】の効果が想像以上である事を。
しかもスキルレベルを上げる事で、更に効果が追加されることを。
これはハズレと思われたユニークスキル【幸運】で、王道光がシーカー界の頂点へと駆け上がる物語。
異世界転移したので旅してみました
松石 愛弓
ファンタジー
ある日、目覚めたらそこは異世界で。勇者になってと頼まれたり、いろんな森や町を旅してみることにしました。
ゆる~い感じののんびりほんわかなんでやねん路線の地味系主人公です。
気楽に読めるものを目指しています。よろしくお願いします。毎週土曜日更新予定です。
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
えっ、じいちゃん昔勇者だったのっ!?〜祖父の遺品整理をしてたら異世界に飛ばされ、行方不明だった父に魔王の心臓を要求されたので逃げる事にした〜
楠ノ木雫
ファンタジー
まだ16歳の奥村留衣は、ずっと一人で育ててくれていた祖父を亡くした。親戚も両親もいないため、一人で遺品整理をしていた時に偶然見つけた腕輪。ふとそれを嵌めてみたら、いきなり違う世界に飛ばされてしまった。
目の前に浮かんでいた、よくあるシステムウィンドウというものに書かれていたものは『勇者の孫』。そう、亡くなった祖父はこの世界の勇者だったのだ。
そして、行方不明だと言われていた両親に会う事に。だが、祖父が以前討伐した魔王の心臓を渡すよう要求されたのでドラゴンを召喚して逃げた!
追われつつも、故郷らしい異世界での楽しい(?)セカンドライフが今始まる!
※他の投稿サイトにも掲載しています。
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう! 公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
アルファポリス様より書籍化!
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる