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第二章
36 双子の兄への思い
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兄を見送ったグレッグ・カスティルが、ヒナリを見据えて深々とお辞儀する。
「申し訳ございません、聖女ヒナリ様。お見苦しいところをお見せしました」
「いえ、お構いなく。家庭の事情は色々あるでしょうし」
ヒナリの返事に、クレイグと同じ金の瞳が驚きを見せる。
「貴女様は本当に……、実に謙虚でいらっしゃる」
「う。すみません。人の上に立つ感覚はまだ慣れないといいますか……」
「そうですよね。転生されて間もないというのに聖女のお役目を立派に果たされて。大変なお務め、誠にお疲れ様でございました」
温かな声でヒナリを労った客人は、再び深く頭を下げた。
グレッグ・カスティルは顔を上げるやいなや、にこやかに問い掛けてきた。
「もう少し聖女様のお時間を頂きたいのですが、よろしいでしょうか?」
「え?」
急な提案に、ヒナリは即答できなかった。
誠実そうな表情からは、少なくとも悪意は感じられない。しかしその顔付きから意図を読めるほどの器用さをヒナリは持ち合わせてはいなかった。
返事しあぐねていると、今度はダリオが耳打ちしてきた。
「(まだ何か話したいことがあるみたいだよ。でも僕らには聞かれたくないのかも。悪意はないから安心して)」
「(ありがとう、ダリオ)」
困っているヒナリを見兼ねてか、オーラを見てくれたらしい。ダリオの助言に安心したヒナリは、返答を待つ視線を受け止めて微笑んでみせた。
「ではお庭に参りましょうか、グレッグ様」
「はい。ありがとうございます、聖女ヒナリ様」
クレイグにとてもよく似た顔をした青年は、クレイグの普段の表情からは想像も付かないほどの朗らかな笑みを浮かべたのだった。
◇◇◆◇◇
客人を庭園に案内し、美しく咲く花を眺めつつ歩く。話したいことは何だろうとヒナリが隣を窺っていると、花を眺め渡していた魔道具師グレッグ・カスティルが足を止めて振り向いた。
「先ほどはお尋ねしそびれましたが。兄は……、クレイグは、うまくやれているでしょうか」
「え?」
「賢者であることを随分と思い詰めていたようだったので、気になってしまいまして。まあ、あいつの前ではこんなこと口が裂けても言えませんが」
「貴方は本当に、お兄様想いのお優しい方ですね。クレイグは、立派に務めを果たしてくれていますよ」
そう口にした途端にクレイグとの儀式を思い出してしまい、心臓が騒ぎ出す。
顔が赤くなっていないかが気になってしまい、髪を払う振りをして頬を隠す。うつむき加減で相手の様子を窺うと、ヒナリに向けられていた視線は遠くを眺めていた。
「……兄はずっと思い悩んでおりました。我がカスティル家は代々魔道具師を家業としております。しかし兄、クレイグは魔道具作りはさっぱりでして」
「そうなのですか? クレイグに苦手なことがあるなんて意外……ではないかな……?」
はっとして口を抑えると、一瞬驚きを見せた顔は、すぐに楽しげな笑顔に変わった。
「クレイグと懇意になられたようで、何よりです」
「ええ、まあ」
曖昧に返事すると、つと笑みが消える。
「話の続きですが」
「あ、はい」
「もしかしたら、兄の開発した魔道具がうまく動かないのは賢者固有の魔力が干渉しているせいかも知れないと、私はそう仮説を立てておりまして。クレイグはあんな性格ですから頑なに調べさせてはくれない。『魔法薬は作れているのだから、自分の持つ魔力を言い訳になぞできない』と言って」
そのときのことを思い出しているのだろうか、グレッグ・カスティルは少し眉をひそめて溜め息をついた。
「……何より賢者として生まれてきたことが自身の望む道への妨げになっていたなんて、考えたくもないでしょうし」
「それは本当に、そうですよね……」
生まれついての特性が、初めから自分の未来を閉ざしていたと知ったらどれだけ苦しむことだろう。
「カスティル家の歴史を紐解いたところ、かつて我が一族から輩出した賢者も皆同様に魔道具作りは苦手とされていたと記録にありました。ですので私の仮説は概ね合っているのではないかと考えております」
クレイグと同じ金色の瞳が、日の傾きかけた空を見上げた。虹彩の輝きが増す。
「早々に魔道具師の道に見切りをつけたクレイグは、魔法薬学の道を選んだ。それはきっと、貴女様のため。聖女様のお役に立つ方法を模索した結果、魔法薬学を極め、不治の病のひとつを過去のものにし、世界最高峰の王立魔法薬学研究所で主席を打診されるほどまでに数々の研究成果を上げたのだと思います。まあ、役職なぞ研究の邪魔だと一蹴してましたがね」
権威に対するクレイグの反応は容易に想像が付く。ヒナリはつい、笑い声をこぼしてしまった。
「ふふ。クレイグらしいですね」
「ええ、本当に」
ふたりで笑い合っているうちに、ふと、けたたましい足音が近付いてくることに気が付いた。
音の方に振り返る。すると怒り心頭と言った赤い顔をしたクレイグが足早に近付いて来ていた。
「貴様! ヒナリ様に無礼なことを言ってはいないだろうな!」
「待ってクレイグ、あなたの話を伺っていたの。昔から本当に優秀だったって」
やって来るなり弟に暴言を浴びせ掛けるクレイグを、ヒナリは必死になだめた。
クレイグはヒナリの言葉に眉をひそめると、弟を鋭く睨み付けた。
「……貴様、嫌味か」
「全く呆れた兄君だ。聖女様のお言葉を信じられないようでは賢者失格では?」
「生意気な口を……!」
「ふたりとも喧嘩しないで、ね?」
「喧嘩などしておりません! ただ愚弟が貴女に迷惑を掛けていないかと気になっただけで」
「大丈夫だよ。本当に、あなたがどれほど優秀で、今までどれだけ頑張ってきたかというのを聞かせていただいていただけなの」
「こいつにとやかく言われる筋合いはありません。さあ、そろそろ冷えて参りますから戻りましょう」
突如として蚊帳の外に置かれた魔道具師グレッグ・カスティルは、顎に手を当て、目の前で繰り広げられる光景をしみじみと眺めた。
家族のような、もしくは恋人のような――。
一歩踏み込んだ距離感でしっかりと相手の目を見つめて話す兄と、表情豊かで美しい聖女とを交互に眺める。
魔法薬学一筋で他人に目もくれなかったクレイグが、こんなにも誰かに執着するなんて見たことがない。
人間らしい一面もあったのだな――あるいは聖女様のお陰で人間らしさを取り戻したか――双子の兄の思い掛けない変化に、心躍るような、気恥ずかしいような、安堵感のような、不思議な感情が湧いてくる。
しつこく不機嫌を口にし続ける兄に、困惑気味の笑顔で必死に語り掛ける聖女。祈りを捧げていたときの神秘的な雰囲気はどこへやら、頑固な兄をなだめるのに苦心している乙女のあたふたする様子に苦笑せずにはいられない。
何を言っても取り付く島がない兄の反論を制すべく、ふたりの会話に割って入る。
「聖女ヒナリ様。私はそろそろ失礼致します。今後のご健勝とご活躍を切にお祈り申し上げます」
「あ、はい! グレッグ様、色々とお話をお聞せくださいまして、本当にありがとうございました。お気をつけてお帰りください」
お辞儀した拍子に、淡く輝く銀髪が華奢な肩からさらさらと流れ落ちる。自分と同じ程度に頭を下げる聖女の飾らぬ態度に笑みを返すと、グレッグ・カスティルはその場を後にしたのだった。
◇◇◆◇◇
クレイグの弟をその場で見送ったヒナリは、クレイグと共に邸宅へと戻った。建物内に入るなり、ヒナリに背を向けたクレイグが足早に自室へと戻っていく。
その日の夜、クレイグは夕食の席には現れなかった。
「申し訳ございません、聖女ヒナリ様。お見苦しいところをお見せしました」
「いえ、お構いなく。家庭の事情は色々あるでしょうし」
ヒナリの返事に、クレイグと同じ金の瞳が驚きを見せる。
「貴女様は本当に……、実に謙虚でいらっしゃる」
「う。すみません。人の上に立つ感覚はまだ慣れないといいますか……」
「そうですよね。転生されて間もないというのに聖女のお役目を立派に果たされて。大変なお務め、誠にお疲れ様でございました」
温かな声でヒナリを労った客人は、再び深く頭を下げた。
グレッグ・カスティルは顔を上げるやいなや、にこやかに問い掛けてきた。
「もう少し聖女様のお時間を頂きたいのですが、よろしいでしょうか?」
「え?」
急な提案に、ヒナリは即答できなかった。
誠実そうな表情からは、少なくとも悪意は感じられない。しかしその顔付きから意図を読めるほどの器用さをヒナリは持ち合わせてはいなかった。
返事しあぐねていると、今度はダリオが耳打ちしてきた。
「(まだ何か話したいことがあるみたいだよ。でも僕らには聞かれたくないのかも。悪意はないから安心して)」
「(ありがとう、ダリオ)」
困っているヒナリを見兼ねてか、オーラを見てくれたらしい。ダリオの助言に安心したヒナリは、返答を待つ視線を受け止めて微笑んでみせた。
「ではお庭に参りましょうか、グレッグ様」
「はい。ありがとうございます、聖女ヒナリ様」
クレイグにとてもよく似た顔をした青年は、クレイグの普段の表情からは想像も付かないほどの朗らかな笑みを浮かべたのだった。
◇◇◆◇◇
客人を庭園に案内し、美しく咲く花を眺めつつ歩く。話したいことは何だろうとヒナリが隣を窺っていると、花を眺め渡していた魔道具師グレッグ・カスティルが足を止めて振り向いた。
「先ほどはお尋ねしそびれましたが。兄は……、クレイグは、うまくやれているでしょうか」
「え?」
「賢者であることを随分と思い詰めていたようだったので、気になってしまいまして。まあ、あいつの前ではこんなこと口が裂けても言えませんが」
「貴方は本当に、お兄様想いのお優しい方ですね。クレイグは、立派に務めを果たしてくれていますよ」
そう口にした途端にクレイグとの儀式を思い出してしまい、心臓が騒ぎ出す。
顔が赤くなっていないかが気になってしまい、髪を払う振りをして頬を隠す。うつむき加減で相手の様子を窺うと、ヒナリに向けられていた視線は遠くを眺めていた。
「……兄はずっと思い悩んでおりました。我がカスティル家は代々魔道具師を家業としております。しかし兄、クレイグは魔道具作りはさっぱりでして」
「そうなのですか? クレイグに苦手なことがあるなんて意外……ではないかな……?」
はっとして口を抑えると、一瞬驚きを見せた顔は、すぐに楽しげな笑顔に変わった。
「クレイグと懇意になられたようで、何よりです」
「ええ、まあ」
曖昧に返事すると、つと笑みが消える。
「話の続きですが」
「あ、はい」
「もしかしたら、兄の開発した魔道具がうまく動かないのは賢者固有の魔力が干渉しているせいかも知れないと、私はそう仮説を立てておりまして。クレイグはあんな性格ですから頑なに調べさせてはくれない。『魔法薬は作れているのだから、自分の持つ魔力を言い訳になぞできない』と言って」
そのときのことを思い出しているのだろうか、グレッグ・カスティルは少し眉をひそめて溜め息をついた。
「……何より賢者として生まれてきたことが自身の望む道への妨げになっていたなんて、考えたくもないでしょうし」
「それは本当に、そうですよね……」
生まれついての特性が、初めから自分の未来を閉ざしていたと知ったらどれだけ苦しむことだろう。
「カスティル家の歴史を紐解いたところ、かつて我が一族から輩出した賢者も皆同様に魔道具作りは苦手とされていたと記録にありました。ですので私の仮説は概ね合っているのではないかと考えております」
クレイグと同じ金色の瞳が、日の傾きかけた空を見上げた。虹彩の輝きが増す。
「早々に魔道具師の道に見切りをつけたクレイグは、魔法薬学の道を選んだ。それはきっと、貴女様のため。聖女様のお役に立つ方法を模索した結果、魔法薬学を極め、不治の病のひとつを過去のものにし、世界最高峰の王立魔法薬学研究所で主席を打診されるほどまでに数々の研究成果を上げたのだと思います。まあ、役職なぞ研究の邪魔だと一蹴してましたがね」
権威に対するクレイグの反応は容易に想像が付く。ヒナリはつい、笑い声をこぼしてしまった。
「ふふ。クレイグらしいですね」
「ええ、本当に」
ふたりで笑い合っているうちに、ふと、けたたましい足音が近付いてくることに気が付いた。
音の方に振り返る。すると怒り心頭と言った赤い顔をしたクレイグが足早に近付いて来ていた。
「貴様! ヒナリ様に無礼なことを言ってはいないだろうな!」
「待ってクレイグ、あなたの話を伺っていたの。昔から本当に優秀だったって」
やって来るなり弟に暴言を浴びせ掛けるクレイグを、ヒナリは必死になだめた。
クレイグはヒナリの言葉に眉をひそめると、弟を鋭く睨み付けた。
「……貴様、嫌味か」
「全く呆れた兄君だ。聖女様のお言葉を信じられないようでは賢者失格では?」
「生意気な口を……!」
「ふたりとも喧嘩しないで、ね?」
「喧嘩などしておりません! ただ愚弟が貴女に迷惑を掛けていないかと気になっただけで」
「大丈夫だよ。本当に、あなたがどれほど優秀で、今までどれだけ頑張ってきたかというのを聞かせていただいていただけなの」
「こいつにとやかく言われる筋合いはありません。さあ、そろそろ冷えて参りますから戻りましょう」
突如として蚊帳の外に置かれた魔道具師グレッグ・カスティルは、顎に手を当て、目の前で繰り広げられる光景をしみじみと眺めた。
家族のような、もしくは恋人のような――。
一歩踏み込んだ距離感でしっかりと相手の目を見つめて話す兄と、表情豊かで美しい聖女とを交互に眺める。
魔法薬学一筋で他人に目もくれなかったクレイグが、こんなにも誰かに執着するなんて見たことがない。
人間らしい一面もあったのだな――あるいは聖女様のお陰で人間らしさを取り戻したか――双子の兄の思い掛けない変化に、心躍るような、気恥ずかしいような、安堵感のような、不思議な感情が湧いてくる。
しつこく不機嫌を口にし続ける兄に、困惑気味の笑顔で必死に語り掛ける聖女。祈りを捧げていたときの神秘的な雰囲気はどこへやら、頑固な兄をなだめるのに苦心している乙女のあたふたする様子に苦笑せずにはいられない。
何を言っても取り付く島がない兄の反論を制すべく、ふたりの会話に割って入る。
「聖女ヒナリ様。私はそろそろ失礼致します。今後のご健勝とご活躍を切にお祈り申し上げます」
「あ、はい! グレッグ様、色々とお話をお聞せくださいまして、本当にありがとうございました。お気をつけてお帰りください」
お辞儀した拍子に、淡く輝く銀髪が華奢な肩からさらさらと流れ落ちる。自分と同じ程度に頭を下げる聖女の飾らぬ態度に笑みを返すと、グレッグ・カスティルはその場を後にしたのだった。
◇◇◆◇◇
クレイグの弟をその場で見送ったヒナリは、クレイグと共に邸宅へと戻った。建物内に入るなり、ヒナリに背を向けたクレイグが足早に自室へと戻っていく。
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