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今回私はヤラに言われたように今までの3倍の価格をつけて自分のアクセサリーを露店で出した。
本当にこれで売れるんだろうか…
(ローザ、そんな不安な顔しなくても大丈夫だよ。全部売り切れるから。みてて)
ヤラはそういうけど、今回はいつもより作った量も多い…
大丈夫かな。
「やった!やっと見つけた!!」
私の心配をよそに不意に若い女性が露店にやってきた。
「いらっしゃいませ」
お父様が対応した。
「私、以前からここのアクセサリーが気になっていたんです。友達が身につけていて素敵だなって思っていて、私も欲しいなって思っていました。どこで買ったのか聞いたら王都の露店街のお店って聞いて。毎週お店が出てるか探してたけど、出てなくて。でも今日やっと見つけることができて嬉しいです」
若い女性は興奮した様子で一気にお父さんに話しかけた。
「そうでしたか、探してくださってありがとうございます。どうぞゆっくり見ていってください」
さすが年の功、女性がそんな様子でもお父様は落ち着いて対応していた。
私も話しかけようかと思ったけど、めちゃくちゃ真剣にじっくり私のアクセサリーを見てたので黙っていることにした。
「これがいいです。これください」
それから10分ほど経った。さっきの女性はめちゃくちゃ真剣にじっくり見て私のアクセサリーを選んで私がこの中で1番気に入っていたのをお買い上げしてくれた。
気付いてくれてとても嬉しい。
価格が以前より上がっているけど、それについては特に言ってこなかった。初めてだから前の価格は知らないか。
「はい。どうもありがとうございます」
女性がじっくり選んでいるうちに他にお客さんがきてお父様は他のお客さんの対応をしていた。代わって私が女性の対応をした。いつも思うけど、自分の作ったものが目の前で売れていくのはすごく嬉しい。
それから購入してくれたアクセサリーを女性に渡したけど、女性は帰らない。何か迷っているような様子。どうしたんだろう?
「何かまだ御用がありますか?」
私は声をかけてみた。
「あの…いきなりなんですけど…あとの残り全部のアクセサリーを私欲しいんです。正確には…私のところで販売したいのですが…」
お店で販売?私のアクセサリーを?
「えっと、私の作ったアクセサリーをあなたのお店で販売ですか?」
いきなりのことで頭がついていかない。
「そうです。この植物がモチーフになっているアクセサリー全てです。ユニセックスな雰囲気がとても素敵で、ぜひ販売契約を結んでうちの商会で売り出したいんです。申し遅れましたが私、シルクリア商会のバイヤーのコルネといいます」
なんと!そこと契約を結ぶことができたら一流デザイナーの証と言われているシルクリア商会!!そこのバイヤーさんだったなんて!
「有名なシルクリア商会さんとご縁が結べるなんて光栄です。ぜひお願いしたいですね」
私が驚いていると他の人の接客が終わったお父様がすかさず横から口を挟んできた。
「ありがとうございます。契約について詳しいことなどを話したいのですが、いつごろまで露店を出していますか?」
おぉ!もうすぐ契約の話が進んでる。早い。今回はちょっと多めに持ってきているんだよね。だからいつもの3日くらいじゃなくてもう少し長くいるつもり。
「一応今日から1週間のつもりです。まだ他にガラス工芸が残っていますので。それも売り切れてしまった場合は早いかもしれませんが。でも売れ残っても1週間後の昼には引き上げるつもりです」
そうそう、1週間の予定。私のアクセサリーもこんなにすぐに売れてしまうなんて思ってなかったし、ガラス工芸も合わせてすぐに売り切れる量を持ってきていなかった。
「わかりました。では1週間後に露店を引き上げる時にうちの商会に寄っていただけますか?もし売り切れて早めに引き上げる場合は、引き上げる前に寄っていただけたらと思います」
「シルクリア商会さんへ行けばいいんですね。わかりました。よろしくお願いいたします。私はペオース・エイドともうします。こっちは娘です」
「ローザ・エイドと申します。よろしくお願いします」
お父様が名乗ったので私も挨拶した。
「ペオース・エイド…貴族でしたか!」
苗字があるのは貴族の証。貴族が露店を出しているのがバレちゃった。
しょうがないよね。最近まで私も守護精霊が顕現してなかったんだから。
「そうです。地方貴族で爵位は子爵です」
それでもお父様は恥じることなくきちんと爵位まで伝えた。
「それではエイド卿、後日お待ちしておりますね」
本当にこれで売れるんだろうか…
(ローザ、そんな不安な顔しなくても大丈夫だよ。全部売り切れるから。みてて)
ヤラはそういうけど、今回はいつもより作った量も多い…
大丈夫かな。
「やった!やっと見つけた!!」
私の心配をよそに不意に若い女性が露店にやってきた。
「いらっしゃいませ」
お父様が対応した。
「私、以前からここのアクセサリーが気になっていたんです。友達が身につけていて素敵だなって思っていて、私も欲しいなって思っていました。どこで買ったのか聞いたら王都の露店街のお店って聞いて。毎週お店が出てるか探してたけど、出てなくて。でも今日やっと見つけることができて嬉しいです」
若い女性は興奮した様子で一気にお父さんに話しかけた。
「そうでしたか、探してくださってありがとうございます。どうぞゆっくり見ていってください」
さすが年の功、女性がそんな様子でもお父様は落ち着いて対応していた。
私も話しかけようかと思ったけど、めちゃくちゃ真剣にじっくり私のアクセサリーを見てたので黙っていることにした。
「これがいいです。これください」
それから10分ほど経った。さっきの女性はめちゃくちゃ真剣にじっくり見て私のアクセサリーを選んで私がこの中で1番気に入っていたのをお買い上げしてくれた。
気付いてくれてとても嬉しい。
価格が以前より上がっているけど、それについては特に言ってこなかった。初めてだから前の価格は知らないか。
「はい。どうもありがとうございます」
女性がじっくり選んでいるうちに他にお客さんがきてお父様は他のお客さんの対応をしていた。代わって私が女性の対応をした。いつも思うけど、自分の作ったものが目の前で売れていくのはすごく嬉しい。
それから購入してくれたアクセサリーを女性に渡したけど、女性は帰らない。何か迷っているような様子。どうしたんだろう?
「何かまだ御用がありますか?」
私は声をかけてみた。
「あの…いきなりなんですけど…あとの残り全部のアクセサリーを私欲しいんです。正確には…私のところで販売したいのですが…」
お店で販売?私のアクセサリーを?
「えっと、私の作ったアクセサリーをあなたのお店で販売ですか?」
いきなりのことで頭がついていかない。
「そうです。この植物がモチーフになっているアクセサリー全てです。ユニセックスな雰囲気がとても素敵で、ぜひ販売契約を結んでうちの商会で売り出したいんです。申し遅れましたが私、シルクリア商会のバイヤーのコルネといいます」
なんと!そこと契約を結ぶことができたら一流デザイナーの証と言われているシルクリア商会!!そこのバイヤーさんだったなんて!
「有名なシルクリア商会さんとご縁が結べるなんて光栄です。ぜひお願いしたいですね」
私が驚いていると他の人の接客が終わったお父様がすかさず横から口を挟んできた。
「ありがとうございます。契約について詳しいことなどを話したいのですが、いつごろまで露店を出していますか?」
おぉ!もうすぐ契約の話が進んでる。早い。今回はちょっと多めに持ってきているんだよね。だからいつもの3日くらいじゃなくてもう少し長くいるつもり。
「一応今日から1週間のつもりです。まだ他にガラス工芸が残っていますので。それも売り切れてしまった場合は早いかもしれませんが。でも売れ残っても1週間後の昼には引き上げるつもりです」
そうそう、1週間の予定。私のアクセサリーもこんなにすぐに売れてしまうなんて思ってなかったし、ガラス工芸も合わせてすぐに売り切れる量を持ってきていなかった。
「わかりました。では1週間後に露店を引き上げる時にうちの商会に寄っていただけますか?もし売り切れて早めに引き上げる場合は、引き上げる前に寄っていただけたらと思います」
「シルクリア商会さんへ行けばいいんですね。わかりました。よろしくお願いいたします。私はペオース・エイドともうします。こっちは娘です」
「ローザ・エイドと申します。よろしくお願いします」
お父様が名乗ったので私も挨拶した。
「ペオース・エイド…貴族でしたか!」
苗字があるのは貴族の証。貴族が露店を出しているのがバレちゃった。
しょうがないよね。最近まで私も守護精霊が顕現してなかったんだから。
「そうです。地方貴族で爵位は子爵です」
それでもお父様は恥じることなくきちんと爵位まで伝えた。
「それではエイド卿、後日お待ちしておりますね」
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